副業市場の動向を探る調査結果発表 カイコクのマーケティング人材への注目とそのニーズ

株式会社BLAM(本社:東京都品川区、代表取締役:杉生遊)が運営する副業(複業)マッチングサービス「カイコク」は、国内最大規模のアクティブなマーケター人材を登録しているプラットフォームです。今回、同社が「マーケティング人材の副業と転職」に関する調査を実施し、その結果を公表しました。

調査について

この調査は2024年12月に行われ、副業に対する需要の高まりや企業が求めるスキル、さらには副業を通じた転職動向に焦点を当てています。マーケターと企業両方のニーズを探ることで、多様化する企業の労働環境下での柔軟な人材活用の可能性を探求しました。

調査概要

調査方法  :インターネット調査

調査期間  :2024年12月5日~2024年12月20日

調査対象  :「カイコク」を利用する企業と、業種・雇用形態に関わらずマーケティング業務に従事しているマーケティング担当者

サンプル数 :1997件の企業サンプルと157件のユーザーアンケート

約8割が『副業可』が転職先選定に影響を及ぼすと回答

調査に参加した回答者の約81.1%が「副業可」であることが転職の選択に影響すると述べており、これは副業が転職市場において重要な要素であることを示しています。さらに、副業が全く影響を与えないとの意見は2割弱でした。このため、企業が「副業可」の方針を設定することで採用競争力を向上させる可能性があります。

約9割が『副業を拡大または現状維持』と回答

副業でマーケティング業務に従事する多くの人々は自身の活動を拡大したいと考えており、約89.2%が「拡大する」または「現状維持」と回答しています。これは、マーケティング業務が副業として成功していることを示唆します。副業を減少または停止したいと考える人はほぼおらず、再び副業を行いたいと考える人も多くいます。」

副業を通じたキャリアの変革、約4割が『転職』を視野に

全体の40.8%が転職を考えていない一方で、同等の割合で約40.8%が既に転職をしているか、検討中または将来的な転職を考えていることが分かりました。この結果は副業がキャリア選択肢を広げる要因であることを示唆しています。「わからない/未定」とした人も一定数存在し、副業による転職希望者が今後増加する可能性があります。

副業マーケターが行う業務の現状『マーケティング戦略設計』が6割以上

「カイコク」に登録している副業マーケターの多くは、企業が抱える戦略的な課題に応じて、「マーケティング戦略設計」を中心に幅広い業務を行っています。企業特有の課題やプロジェクトへの専門性も求められており、多様なスキルを持つ人材が活躍している様子が見受けられます。

企業が期待する副業人材のスキル領域は?マーケティングニーズと注目分野を解説

企業が求めるスキルには、マーケティング戦略の設計が含まれます。企業は「全体を統括する視点」や「長期的なプランニング能力」を持つ人材を求めており、短期的な成果の他に持続的な助言も必要としていることが分かります。

特にデジタル広告の最適化が重視されており、広告コストの効率化に直結するスキルを持った人材が求められています。単なる広告運用ではなく、クリエイティブな品質管理を通じて差別化されたマーケティング活動を展開したいとの企業の意向も明らかになっています。

マーケティング分野において副業人材には「戦略設計」や「Web広告」に特化したスキルが求められつつあり、加えてクリエイティブディレクションやSEO/SEMといった実務的な運用スキルへのニーズも確認されました。

企業が求める副業人材の稼働時間!フレキシブルな働き方の実態

多くの企業が副業人材に対し、週5〜10時間程度の稼働を望んでいます。短時間での効率的な成果を期待しており、コストの最小化や他のリソースとのバランスを取るニーズが背景にあります。また、週10〜20時間の求めも多く、多様な案件に対応するための中規模なサポートを求める企業も存在しています。この層には特にスキルを活かした中長期的な支援を必要とする企業が多いと考えられます。

戦略的に重要なプロジェクトへのニーズも存在しており、「週5〜10時間」と「週10〜20時間」での稼働希望が約73%を占めており、短時間での成果が求められる案件が主流であることが伺えます。

企業が提示する副業人材の報酬は?スキル別のマーケティング報酬相場

副業人材への報酬は、3,000〜4,000円が市場の中心となっています。この価格帯は、企業が求めるコスト感と必要なスキルセットが合致しているため選ばれています。また、4,000〜5,000円の範囲も存在し、中には専門性の高い案件に対する高単価を支払う企業も見受けられます。特に戦略設計やWeb広告への専門的ニーズが増しています。

高単価(5,000円以上)の案件は少ないですが、高度な専門知識や特化したスキルが求められるシーンもあり、企業の期待が反映されています。全体として、報酬は「3,000〜5,000円」に集中しており、副業マーケターには安定した収入の環境が整っています。

この調査から、企業は特定のマーケティングスキルと柔軟な稼働条件を求める副業人材のニーズが高まっており、今後ますますこれらのニーズの多様化・専門化が進むと予想されます。

株式会社BLAMが提供する「カイコク」は、国内約11,000人のマーケターが登録する規模を持ち、企業の成長を支援するためのマーケティング戦略の立案から実行までのサポートを容易にしています。

出典元:株式会社BLAM プレスリリース

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