メルカリが新「オークション機能」を導入、価格交渉なしで快適取引を実現

株式会社メルカリ(以下、メルカリ)は、2025年1月29日から「メルカリ」アプリに新しい販売方法として「オークション機能」を提供開始することを発表しました。この新機能により、ユーザーの価格交渉の負担を軽減し、より快適な取引体験を提供することを目指しています。

※1:「メルカリ」ユーザーによるアンケート調査結果(対象者数:1,112名、調査期間:2024年11月20〜24日)
※2:「メルカリ」アプリやブラウザ版を使用しているお客様向けに順次機能が利用可能になります。

■背景
メルカリでは、出品時に約60%のユーザーが「価格設定」に対して悩んでいる現状を受け、2024年5月に「価格なし出品」機能(※3)を導入しました。しかし、この機能はマッチングに時間がかかり、「いつ売れるか分からない」「提案が納得できない価格だった」といったフィードバックが寄せられました。また、「価格なし出品」に対する価格提案が負担に感じられることが多く、「コメント欄での価格交渉とあまり変わりがない」という声もあり、即購入を希望するニーズが高まっています。

※3:メルカリが提供する「価格なし出品」機能は2024年5月開始。

調査結果によれば、約70%のユーザーが「メルカリのオークションを使ってみたい」と答えており(※1)、オークションを通じて希少価値や人気のある商品を販売したいというニーズが確認されました。また、出品に関しては「売りたい商品を迅速に手放したい」「人気商品を通常より高く売りたい」といった希望が多く、購入についても「価格提案を行わずに、納得できる価格で商品を手に入れたい」という意見が多く寄せられています。

このような背景から、価格提案に伴うコミュニケーションの負担を減らし、よりスムーズな取引を実現するため「オークション機能」が新たに追加されることとなりました。

■「オークション機能」の概要
新たに提供される「オークション機能」は、出品者が商品のオークション期間を設定し、最高入札額を提示した購入者にその商品を販売できる仕組みです。従来の価格設定による取引に代わり、入札による価格競争での商品取引が行われる販売方式です。出品者は販売開始価格を定め、オークション期間中に購入希望者が入札します。オークションは、最初の入札があった翌日の20時台に終了し、その時間に最高入札額で入札しているユーザーが落札者となります。

今後は出品者が「オークション機能」と従来の価格設定方式のいずれかを選択できるため、出品の選択肢が広がることが期待されます。

<利用方法>

  1. 出品者が「オークション形式」を選択して商品を出品します。

  2. オークション形式で出品された商品には「入札する」ボタンが表示されます。

  3. 購入希望者は「入札する」をタップし、入札額を入力します。

  4. オークションは、最初の入札日から翌日の20時台に終了します。

  5. オークション終了後、落札者に通知が送信されます。

  6. 落札者は通常の購入手続きを経て取引が完了します。

メルカリは今後も多くのユーザーが手軽に「メルカリ」を楽しむことができるサービスの開発に努めてまいります。

出典元:株式会社メルカリ

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