
最近、株式会社UNCOVER TRUTH(本社:東京都渋谷区、代表取締役:石川敬三)が提供する次世代型解析ツール『Content Analytics(以下:コンテンツアナリティクス)』に関連した重要な調査結果が発表されました。このツールはWebサイトの閲覧行動を分析し、顧客の興味や関心を把握することを目的としています。特に、Google Analytics4(以下別称GA4)を活用している企業のマーケティング担当者92名を対象に実施された「GA4の利用状況と難易度に関する調査」が注目されています。
この記事の目次
調査サマリー
・回答者の70%以上がGA4を週に1回以上利用
・主に使用されているレポート機能として、「集客」と「自由形式(探索レポート)」が挙げられます
・80%以上の回答者が利用の難しさを感じていることが明らかに
・特に難しいとされるのが「指標やディメンションの定義」と「イベント設定」
調査の背景
2023年7月、旧バージョンであるユニバーサルアナリティクスのサポートが終了してから約1年半が経過しました。この間、GA4への移行と活用が進んでいますが、その運用には依然として多くの課題が存在しています。本調査はこれらの課題を把握し、より効果的なGA4の運用を促進することを目的とし、事業会社および支援会社のマーケティング業務に従事する92名に実施されました。
調査概要
調査テーマ:GA4の利用状況と難易度に関する調査
調査方法:Web上でのアンケート
調査対象:GA4を用いている企業のマーケティング担当者
調査対象数:92名(各設問ごとに回答数に変動あり)
調査実施期間:2024/10/25~2024/10/30
調査結果
1.GA4を週1回以上利用している回答者が70%以上
GA4の利用頻度に関する質問に対し、73%以上の回答者が「週1回以上利用している」と回答しました。「毎日」利用しているという回答は26%、2~3回の利用は29%、おおよそ週1回の利用が19%という結果が見られました。
2.「集客」および「自由形式(探索レポート)」が主な利用レポート機能

特に利用されているレポート機能には「集客(チャネル・参照元など)」が22%、次いで「自由形式」が22%、その次が「経路データ探索」の15%、さらに「エンゲージメント(イベント・ランディング)」が14%という結果となりました。
この結果から、GA4の利用目的の一つはWebサイトの集客状況を把握することに関連していると考えられます。
3.利用の難しさを実感している回答者が80%以上

GA4の難しさに関する調査では、86%が「難しい」または「やや難しい」と回答し、「易しい」と答えた方は0名でした。
また、週1回以上GA4を利用している回答者の90%が何らかの形での難しさを感じていることも分かりました。
4.特に難しいとされる要素は指標やディメンションの定義とイベント設定

具体的に難しいと感じている要因としては(複数回答形式で)「指標やディメンションの定義の理解」が58%、「イベントの設定や定義」が55%との回答がありました。これは、ウェブサイト訪問者の行動分析やトラッキングにおいて難しさを感じていることを示しています。
まとめ
GA4への移行から約1年半が経過したものの、多くの担当者がその利用に対して依然として困難を感じていることが浮き彫りになりました。GA4では多くのディメンションや指標が利用可能となり、自由形式の探索レポートによって幅広い分析が可能ですが、実際に使いこなしているユーザーはまだ少ないのが現状です。
株式会社UNCOVER TRUTHは『コンテンツアナリティクス』をウェブサイト訪問者行動の分析ツールとして提供しています。

コンテンツアナリティクスは、一般的なWeb解析ツールとは異なり、Webページ単位だけでなく、各Webページ内のコンテンツごとの成果を自動的に分割して数値化できる評価分析ツールです。