株式会社松屋は、連結子会社である株式会社MATSUYA GINZA.comを活用し、実店舗とデジタルの融合を図る新サービスを展開します。

松屋銀座にあるブランドの店舗だけでなく、店舗にない商品も世界中からラグジュアリーなアイテムにアクセス可能です。事前予約を行うことで店舗での受け取りができ、確実に商品を確保した上で迅速なショッピングを楽しめます。加えて、訪日外国人客は免税手続き全般を一貫して行えるため、購入後の免税カウンターでの待ち時間が短縮され、手間が減ります。また、国内のお客様はオンラインでの直接購入も可能です。
今後の展望として、顧客との関係を深める新たなサービスやケアを提供し、個々のニーズに合ったアプローチを行い、百貨店の店舗と同様に特別な購買体験を提供するプラットフォームとして成長を目指します。
目的
① デジタルプラットフォームの構築を通じた顧客利便性の向上と、新規顧客の獲得
(国内)地方在住の客層や若年層を含む新規顧客獲得を目指します。
(海外)訪日外国人の増加に伴い、リピーターの獲得が重要です。
(国内外共通)顧客利便性の向上及び富裕層との関係を深める努力をします。
② 顧客との接点の拡大により店舗の混雑を緩和し、接客機会を増加させる
店舗や免税カウンターの混雑を回避し、ショッピング時間を短縮しつつ、接客時間の確保を図ります。
③ 店舗に無い魅力的なブランドラインナップを強化し、顧客満足度及び売上の向上を図る
目標
初年度である2025年度には売上50億円、4年後の2029年度には200億円を目指します。
背景
訪日外国人による売上増により、2024年上期の決算は過去最高を記録。ただし、国内客の売上は微減傾向に。


事業運営
株式会社MATSUYA GINZA.com(カブシキガイシャ マツヤギンザ ドットコム)は、2024年1月19日に株式会社松屋の連結子会社として設立され、「MILLEPORTE(ミレポルテ)」の運営を行うB4F(ビーフォーエフ)社からEコマース事業を譲受することで、デジタル分野での人材を強化し、質と量を兼ね備えました。
サービス概要
① ECサイト「matsuyaginza.com」の運営
・サイト名:matsuyaginza.com(マツヤギンザドットコム)
・URL:matsuyaginza.com
・ローンチ時の取り扱いブランド数:46ブランド(ファッション7、ビューティー38、アルコール1)
代表的なブランド:プラダ/ミュウミュウ/ロジェ ヴィヴィエ/セルジオ ロッシ*/イソップ/
トムフォード ビューティ/ジョーマローン*
*は11/27現在、松屋銀座で取り扱いが無いブランドです。
・取扱商品数:約1500アイテム
・主なアイテムカテゴリー:化粧品/婦人靴/婦人服/バッグなど
→1年後には150ブランド、5000アイテムの取り扱いを見込んでいます。
② 松屋銀座4階にピックアップカウンターと専用サロンを新設


主な特徴
(国内外共通)ご注文確定後、1-5日で店舗で受け取ることが可能です。
(国内)店舗での受け取りと配送の選べるオプションがあります。
(海外)対応言語は英語と中国語です。
免税購入に関しては、ピックアップカウンターでの商品受け取り時に決済を行うことで、手続きが一連で完結します。
*本体価格に加え免税手数料が適用されます。
ユーザー導線

今後の展望
今後は、ブランドや商品のラインナップの充実を図り、最先端の技術を利用して個々のニーズに応じた情報、アドバイス、サポートを提供し、百貨店並みのサービスを実現するプラットフォームとして成長を目指します。
出典元:株式会社松屋プレスリリース