Earth hacks株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:関根澄人)が生活者との共同作業プラットフォームを運営しており、脱炭素関連の製品やサービス、事業開発に取り組んでいます。最近、同社は株式会社seamint.およびLINEヤフー株式会社と共に設立された「デカボLab」において、Z世代のウルトラファストファッションとサステナブルファッションに関する意識調査を実施しました。

調査結果によると、Z世代の約52.3%が「ごめんね消費」と称される行動を経験しており、これは環境への影響を理解しつつ、価格やデザインに惹かれて購入することを指しています。また、24.8%のZ世代は、環境への配慮からウルトラファストファッションの購入を控えていることも判明しました。本調査では、Z世代における「ごめんね消費」の実態や、その背後にある心理的・社会的要因についても詳しく調査されています。

調査結果の概要

  • Z世代の75%がウルトラファストファッションを利用

ウルトラファストファッションは、その手頃な価格と多様なデザインが魅力となり、若年層に幅広く支持されています。しかしながら、大量生産による環境問題や労働条件については懸念の声も上がっています。

この調査では、Z世代の約74%がウルトラファストファッションの購入歴があることが明らかになりました。

  • サステナブルファッションへの関心も高いZ世代

Z世代の約3人に1人がサステナブルファッションについて認識しており、特にグローバルブランドには高い認知度があるものの、中小ブランドに対する認識はまだ不十分であることがわかりました。

  • サステナブルファッションは「高価」というイメージ

Z世代はサステナブルファッションに対し「環境に優しい」と評価しつつも、価格やデザインに障壁を感じていることも明らかにされました。座談会では、「高価でおしゃれでない」という意見があることも示されています。

  • サステナブルファッションに挑むZ世代のEntrepreneurたち

Z世代の起業家たちがサステナブルファッションに取り組む姿が増加しており、北村さんは「社会問題に対して触れる機会を提供する」を理念とし、サステナブルファッションブランド「ecmile.」を設立しました。環境に配慮した日常に馴染むデザインと手ごろな価格設定に焦点を当てています。

Z世代74%がウルトラファストファッションを購買

Z世代は高い環境意識を持つ一方で、ウルトラファストファッションの利用が広まっています。このファッションは、約1,000円でオンライン購入できる安価さから若者に人気があり、「安くて可愛い」という評価を得ていますが、有害物質や労働条件の問題も懸念されています。

デカボLabの調査結果では、Z世代の74%がウルトラファストファッションの購入経験があり、その中の15.4%は月に一度以上購入していると報告されています。

「ごめんね消費」の実態

Z世代のウルトラファストファッションに関する調査では、約77%が「環境への影響が購入決定に影響を与える」と回答しています。座談会では、「環境に悪いことを知りつつ、安くてデザインが良いので『申し訳ない』と思って購入する」という意見が多く、52.3%が実際に「ごめんね消費」に該当することがわかりました。一方、環境に配慮して購入を控える人は24.8%にとどまっています。

ウルトラファストファッションは「安さ」と「豊富なデザイン」が特徴で、新商品が頻繁に販売され、Z世代に人気となっています。しかし、環境への配慮が不足しているという否定的な印象を持つ人も少なくありません。

環境を意識したサステナブルファッションへの期待

環境問題が重要視される中で、ファッション業界でもサステナブルな取り組みが増加しています。調査からは、Z世代の約3人に1人がサステナブルファッションの概念を理解し、多くが購入経験もあるとされていますが、大手ブランドの取り組みへの認識は高い一方、中小ブランドに対する関心はまだ浸透していないことが明らかになりました。

出典元:株式会社Earth hacks プレスリリース

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