
株式会社アイリッジ(東京都港区、代表取締役社長:小田 健太郎)が、株式会社京王百貨店(東京都渋谷区、取締役社長:南 佳孝)及び株式会社京王SCクリエイション(東京都多摩市、代表取締役社長:古屋 圭子)とともに、運営するLINEミニアプリの改善を実施し、会員登録に関するユーザー体験(UX)の向上を図ったことをお知らせします。
特に、京王百貨店 新宿店では、2021年にLINEミニアプリの利用を開始した際、LINE公式アカウントの友だち数は約5万人でしたが、2024年10月にはその数が19万人を超えたとのことです。化粧品売場専用のLINE公式アカウントも開設され、こちらも約9万人に増加しています。また、LINEミニアプリの会員は通常の会員に比べて約1.5倍の来店頻度を記録しており、一部のショップでは半数以上の割合を占めており、良好な顧客関係の構築が進んでいます。今回のUX改善が、さらなるLINEミニアプリ会員の獲得を促進し、デジタル接点を強化することを目指しています。
ユーザー体験(UX)改善の概要
その改善内容は、京王百貨店の化粧品売場専用の「Keio BEAUTY」、新宿店の「京王百貨店 新宿店」、そして京王百貨店聖蹟桜ヶ丘店を含む「京王聖蹟桜ヶ丘SC」に関連する3つのLINEミニアプリに対して行われました。これらのアプリは、京王パスポートカードを所有する顧客向けに、デジタル会員証や会員専用情報、特別特典などを提供しています。LINE公式アカウントに友だち追加し、京王パスポートカードの情報を紐づけることで利用可能となります。
※1)京王グループ共通のポイントを溜めたり利用したりできる会員サービス。
以前は、京王パスポートカードをお持ちでないお客様がミニアプリのデジタル会員証を作成するには、「京王アプリ」のダウンロードやデジタルポイントカードの発行を行った上で、LINEミニアプリに登録する必要がありました。しかし、今回の改善によりLINEミニアプリ内でカード発行の連携が可能となり、利用がより簡便になりました。
今後の展望と取り組み
このUXの改善は、販売活動や顧客サービスのデジタル化を進める一助となるでしょう。
「Keio BEAUTY」と「京王百貨店 新宿店」の好評を受けて、今後は「京王聖蹟桜ヶ丘SC」との連携や他事業部での活用可能性も視野に入れています。アイリッジは引き続きアプリの拡張開発や活用法の提案、マーケティング支援を通じて、京王グループのファンづくりやデジタル変革をサポートしていく方針です。

株式会社アイリッジ
株式会社アイリッジは、企業のアプリビジネス支援とビジネスプロデュース支援を主な業務としており、リテールテック、フィンテック、MaaS、業務支援など多様な領域におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)をサポートしています。アプリビジネス支援では、オンラインとオフラインを融合するOMOアプリの企画・開発において業界トップクラスの実績があり、開発したアプリの月間アクティブユーザー数は国内屈指の9000万超を誇ります。主要プロダクト「APPBOX」を通じて、アプリ開発から機能拡張、マーケティング施策に至るまで網羅的な支援を行っています。ビジネスプロデュース支援においては、コミュニケーションデザインの戦略立案やデジタルとリアルの統合施策を含む提案を行い、自社の知見とグループ会社のQoilとの連携により業界トップ企業に幅広いソリューションを提供しています。
出典元: 株式会社アイリッジ