パフォーマンステクノロジーネットワーク「afb(アフィビー)」< https://www.afi-b.com/ >の開発運用をおこなう株式会社フォーイットは、全国の20代~60代までの男女500人を対象にキャッシュレス決済に関するアンケートを実施し、年代別等の特徴についてまとめました。

【調査概要】

対象者:20歳~69歳の男女
サンプル数:500人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2024年6月5日
出典元:https://www.afi-b.com/beginner/archives/tsushin/14589

【質問:どんなキャッシュレス決済方法を日常的に利用していますか?】

質問に対しての回答選択肢は以下

1.クレジットカード
2.スマートフォン決済
3.交通系電子マネー
4.流通系電子マネー(WAON、nanacoなど)
5.デビットカード
6.キャッシュレス決済は利用していない(現金のみ)

  • 全体 

キャッシュレス決済利用率が9割超え

全国の20代〜60代の男女を対象に、「どんなキャッシュレス決済方法を日常的に利用していますか?」というアンケートを実施したところ、「キャッシュレス決済を利用している」と回答した方は90.6%でした。また、「利用していない」と回答した方は9.6%に留まりました。

その内訳を見てみると、最も多かった回答は「クレジットカード」で77.8%でした。次いで、「スマートフォン決済」が52.4%、「交通系電子マネー」が32.6%で続くという結果になりました。

  • 年代別

20代と60代で使用ツールは正反対の傾向に

年代別で見ると、60代では「クレジットカード」と回答した方が最も多く90%だったのに対して、「スマートフォン決済」は38%と低い水準に留まりました。その一方で、20代では「クレジットカード」を日常的に利用している方は63%に留まっており、「スマートフォン決済」が59%で最も多くなるという、20代と60代で正反対の結果となりました。クレジットカードそのものは1960年代から普及しており、幅広い年代の方にとって使い慣れた決済方法と言えるでしょう。しかし、60代ではスマートフォンをあくまで携帯電話と考え、決済の手段として利用することに慣れていない方が多いのかもしれません。反対に、スマートフォンの普及とともに育った20代では、キャッシュレス決済を含めさまざまな用途で使用することが一般的になっていると推察されます。

  • 居住地域別

クレジットカードとスマートフォン決済は全国で普及も、交通系電子マネーは地域差が顕著に

居住地域別で見ると、普及率の高い「クレジットカード」や「スマートフォン決済」はどの地方でも一定の回答を集めています。しかし、「交通系電子マネー」は最も高い関東が46%だったのに対して、中国・四国では13.2%と大きな差があることが分かります。現在では交通系電子マネーを利用できる店舗も増えていますが、日常的に公共交通機関を使わない場合は、交通系電子マネーも利用しない方が多いと考えられます。そのため、公共交通機関網が発達している地方と車社会の地方で差が生まれていると推察されます。

  • 未婚・既婚別

クレジットカード利用率に有意な差が

未婚・既婚別で見ると、ほとんどの項目で差はありませんでしたが、「クレジットカード」では既婚の方の回答が約12%上回る結果になりました。一般的にはクレジットカードの審査は未婚よりも家族を養う必要がある既婚の方がスコアリングが高くなるとされており、また既婚の場合は家族カードのような特典もあるため、クレジットカードの利用率は既婚者の方が高くなっているのかもしれません。

かつてはキャッシュレス決済の手段はクレジットカード・デビットカードしかありませんでしたが、現在ではスマートフォンや電子マネーなどさまざまな決済方法が登場し、より手軽にキャッシュレス決済を利用できるようになりました。今回のアンケート結果からも分かる通り、ご自身のライフスタイルに合わせてキャッシュレス決済を取り入れることで、多くのメリットを感じている方が多いようです。使いすぎを防いだり、不正利用を早期発見したりするためにも使用履歴はしっかり確認しながら、上手く活用してみてください。

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