パフォーマンステクノロジーネットワーク「afb(アフィビー)」< https://www.afi-b.com/ >の開発運用をおこなう株式会社フォーイットは、全国の10代~60代までの男女500人を対象に口コミやランキングに関するアンケートを実施し、年代別・男女別等の特徴についてまとめました。

【調査概要】

対象者:18歳~69歳の男女
サンプル数:500人(※回答なし3人)
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2023年9月4日~2023年9月15日
出典元:https://www.afi-b.com/beginner/archives/tsushin/14059/

【質問:口コミやランキングは気にしますか?(商品や飲食店など)】

質問に対しての回答選択肢は以下(※複数回答可)
1.評価(星の数やランキング)を気にする
2.コメント内容を気にする
3.口コミ数を気にする
4.その他
5.口コミやランキングは気にしない

  • 全体

10代~60代の男女を対象に、「口コミやランキングは気にしますか?(商品や飲食店など)」というアンケートを実施したところ、約80%の方が気にすると回答しました。その内最も多かったのは、「コメント内容を気にする」で63.4%、次いで「評価(星の数やランキング)を気にする」が51.5%、「口コミ数を気にする」が28.4%で続くという結果になりました。一方で、「口コミやランキングは気にしない」と回答した方は22.5%にとどまっています。

  • 年代別

年代別に見ると、「コメント内容を気にする」と回答した方は30代から50代にかけて多く、特に50代では75.0%と高い回答率を集めました。その一方で、20代と30代では「評価(星の数やランキング)を気にする」と「口コミ数を気にする」の回答率が高くなりました。若い年代では、ランキングや口コミ数といった客観的に一目で分かりやすい指標に注目しており、SNSなどで”バズった”商品を試してみたいと思う方の割合が高くなったのかもしれません。

  • 未婚・既婚別

未婚・既婚別で見ると、各項目でわずかに既婚の方の回答率が上回る結果となりました。その中で最も差が大きかった項目は、「評価(星の数やランキング)を気にする)」で、未婚の方が48.9%だったのに対して既婚の方は54.9%と6.0%の差が生まれています。また、「口コミやランキングは気にしない」と回答したのは未婚の方が5.0%多く、全体として口コミやランキングを気にするのは既婚の方に多いことが分かりました。既婚の方の場合、家族により良い商品を安心して使ってほしいといった思いから、未婚の時に比べて商品・サービスを選ぶうえでより慎重になることが考えられます。その際の判断基準として、口コミやランキングを取り入れるようになる方が多くなるのかもしれません。

  • 世帯年収別

世帯年収別で見ると、全体的に世帯年収の増加とともに口コミやランキングを気にする方も増えていることが分かりました。その一方で「口コミやランキングを気にしない」と回答した方は世帯年収が高くなるほど減少していることから、世帯年収と口コミ・ランキングを気にする方の割合には相関関係があることが伺えます。世帯年収が高い世帯では、より豊かなライフスタイルを追求するうえで他の消費者の感想や専門家の意見など、習慣として情報収集を行っている方が多いと考えられます。また、購入する商品・サービスの価格帯も上昇することから、消費行動においてより慎重になり、口コミを含めて様々な情報を幅広く参考にしているようです。

商品だけでなく、飲食店をはじめとしたさまざまなスポットも、今ではインターネットで手軽に口コミを投稿・閲覧することが可能となり、多くの方がネット上の口コミを参考にしていると思います。また、かつては口コミを利用したステルスマーケティングなども話題となりましたが、2023年10月からステルスマーケティングに対する規制が始まりました。口コミを正しく使えば、消費者がより良い商品・サービスを見つけやすくなるとともに、事業者には健全な競争を促します。口コミを鵜呑みにしたり、悪用したりするのではなく、あくまでも商品選択をサポートするものとして活用することが重要です。

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