エンタープライズ・アナリティクス向けコネクテッド・マルチクラウド・データプラットフォーム Teradata Vantageを提供するテラデータ(NYSE: TDC、以下テラデータ)の日本法人 日本テラデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙橋 倫二)は本日、株式会社インティメート・マージャー(本社:東京都港区、代表取締役社長:簗島 亮次、以下、インティメート・マージャー)が提供する国内最大級のデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)「IM-DMP」と、テラデータの主力製品マルチクラウド・データウェアハウス・ソフトウェア「Teradata Vantage」を連携させたことを発表しました。これにより、消費者像のより詳細な理解に基づく高度なマーケティングや効率的なビジネスプロセスを実現し、企業の意思決定の透明性の向上、新規顧客の獲得率や既存顧客のLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を飛躍的に向上させます。本連携はリアルタイム、バッチのいずれによっても実行できます。
「データを素早く知識に変換し、ビジネスに展開」することは、企業がデジタルトランスフォーメーションを通じたビジネス変革を進めるうえで、きわめて重要です。企業がイノベーションを起こし、ビジネスを成長させるためには、より多様で深淵な知識をリアルタイムで獲得し、これを迅速に組織全体で共有、活用することが求められます。
今回の連携ソリューションは、現在の企業が模索するこうした課題に応えます。インティメート・マージャーのIM-DMPは、約4.7億ユニークブラウザのオーディエンスデータを保有し、そのデータを解析し高精度なサードパーティデータを生成・提供します。Teradata Vantageは、こうした顧客関連データを含むあらゆるデータを統合し分析する環境であり、インサイトへの最短距離を提供します。
「IM-DMP」から連携・提供されるサードパーティデータを「Teradata Vantage」 に統合し、企業が持つ1stおよび2ndパーティデータと組み合わせて分析することで、より有効なビジネス・アイデアへの変換をフリクションレスで可能になります。

図: Teradata Vantage とIM-DMPの連携
■「Teradata Vantage」と「IM-DMP」の連携により実現されること
今回の連携により、以下のような機能や効果が実現されます。またこれらを活用することで、意思決定の透明性を高めながらビジネスプロセスを効率化し、さらに新規顧客の獲得率や既存顧客のLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)を革新的に向上させることができるようになります。
- より詳細な消費者像の理解
- 消費者のさまざまな特性
- 消費者が製品やサービスにどのように出会い、検討し、迷い、価値判断を行ったか、といった検討状況
- 消費者のいだく期待値の理解
- より高度なマーケティングの実現
- ひとりひとり異なる嗜好と購買行動の関係の理解
- より多くの消費者行動シナリオの策定
- シナリオごとの見込み顧客セグメントの絞り込み
- シナリオにもとづく製品やサービスの購買予測の精度向上
- 購買予測にもとづくシミュレーションの精度向上
- 消費者行動シナリオと利益率の関係性の理解
- より高度なビジネスプロセスの実現
- 論理的に説明できる意思決定基準の共有
- 与信などにもとづく安全性の確保とビジネスチャンスの発掘
- 消費者ひとりひとりのニーズに合わせたコミュニケーションプランニング
- 消費者行動にもとづくコミュニケーションのカスタマイズ
- 顧客満足度と利益率のバランスを維持
■リアルタイム、バッチの双方に対応
「Teradata Vantage」と「IM-DMP」の連携は、リアルタイムだけでなくバッチでも行うことが可能です。
【リアルタイム連携】
消費者ひとりひとりの「いまの状況」をとらえることで、消費者のフリクションを最小限に抑え、「必要なタイミングで」、「必要なものを」、「適切な手段で」提供するという消費者に寄り添ったコミュニケーションが可能になります。
【バッチ連携】
連携するセグメント情報を活用し、高度な分析により得られたインサイトをもとに、よりビジネスに適したカスタムセグメントを構成します。最適化されたカスタムセグメントに向けたコミュニケーションによるROIの高いマーケティングが可能になります。
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