ZenGroup、欧州10カ国向けに新配送ルート構築 Nova Globalと提携しIOSS制度対応

越境ECの総合支援を手がけるZenGroup株式会社(本社:大阪府大阪市)が、国際物流サービスを展開するNova Globalとのパートナーシップを締結し、欧州10カ国を対象とする新規配送ルートの構築を実施したことを発表しました。2026年9月3日より本格的な運用がスタートし、10月8日には申告価格150ユーロを上回る荷物についても配送対象範囲が拡大されています。
欧州連合向けの国際物流においては、2026年7月以降、IOSS(Import One-Stop Shop)制度を活用する一部国際郵便物において、返送や差し出し制限といった事象が発生するなど、配送を取り巻く環境に変化が生じています。
このような背景を受けて、同社では従来の国際郵便とは別ルートとなる欧州向け配送経路を新規に確保しました。海外在住のユーザーが日本製品を購入する際の配送手段を多様化し、物流環境の変動に柔軟に対応可能な体制を整備するとしています。
EU向け国際物流の環境変化により、配送手段の確保が重要課題に
2026年7月を境に、EU向けの国際物流では、IOSS制度を活用する一部国際郵便物に対して、返送や差し出し制限が生じるといった配送環境の変化が起きています。日本郵便による発表では、9月11日の時点でEU9カ国に対してIOSS制度を利用した国際郵便物の差し出しが制限されていました。その後、10月1日より一部の国においては条件付きで差し出しが再開されましたが、ドイツやチェコを含む5カ国については引き続き制限が継続している状況です。
ZenGroupにおいても、EU向けに発送した荷物のうち、累計で1,000件を上回る荷物が返送されることとなりました(2026年9月上旬時点、同社集計による)。さらに、一部の国においては従来利用可能だった配送方法が制限されるといった影響が発生し、ユーザーが選択可能な配送手段にも制約が生じました。
このような物流環境の変動を考慮し、同社では、特定の配送手段に依存することなく、複数の配送経路を確保することによって、海外のユーザーへ安定的に商品を届けられる物流体制の強化を推進しているとのことです。
Nova Globalとの提携により、欧州10カ国への新規配送ルートを構築
同社は、Nova Globalとの提携によって、既存の国際郵便とは異なる欧州向けの配送経路を新たに構築しました。対象エリアは、IOSS制度を活用する国際郵便物の差し出しに制限が発生しているドイツ、チェコなどを含むEU9カ国と、ウクライナを加えた合計10カ国となっています。
対象国は以下の通りです:ポーランド、リトアニア、チェコ、スロバキア、ルーマニア、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、ウクライナ。
日本から発送される商品は、国内の物流パートナーを経由してワルシャワ空港まで輸送され、その後Nova Globalが通関手続き・仕分け作業・現地での配送を担当します。

国内外における物流パートナーのネットワークを活用し、既存の国際郵便とは異なる輸送経路を確保することにより、特定の配送手段に依存しない物流体制を強化しています。
新規配送方法により、ユーザーの利便性を向上
対象10カ国への配送方法の選択肢を拡充
既存の国際郵便とは別の配送経路が追加されることによって、物流環境の変動により一部の配送手段が停止・制限された場合においても、利用可能な配送手段を確保しやすくなります。今回の対象エリアには、現在IOSS制度を活用する国際郵便物の差し出しに影響が出ているドイツ、チェコなども含まれており、これらの国への新たな配送手段として「Nova Global」を選択することが可能です。
自宅以外の受取拠点での受け取りにも対応
対象となる10カ国においては、自宅への配送に加えて、利用可能な場合には宅配ロッカーなどの受取拠点を配送先として選択することができます。欧州地域では、自宅以外の受取拠点を活用する「Out-of-Home(OOH)配送」の利用が拡大しています。欧州22カ国を対象とした2025年の調査によれば、宅配ロッカーが自宅配送に次ぐ第2位の配送方法となりました。ユーザーは自宅で荷物の到着を待つ必要がなく、自身の都合に合わせて商品を受け取ることができます。

国際物流の変化に対応可能な、柔軟な配送体制の構築へ
同社ではこれまで、IATA貨物代理店資格の取得や貨物利用運送事業への登録といった、国際物流をより柔軟に設計するための体制整備を進めてきました。
今回運用を開始したNova Globalによる配送サービスについても、利用状況を踏まえながら発送頻度の拡大を検討するとともに、現在は配送対象外となっている商品の取り扱い拡大に向けて、関係各社との調整を進めています。
今後も各国の制度や物流環境、ユーザーのニーズに応じて配送条件や輸送経路を見直し、海外ユーザーが日本の商品をより円滑に受け取れる国際物流体制の構築を進めていく方針です。
ZenGroup株式会社について
ZenGroup株式会社は「世界の越境EC販売額の20パーセントを日本に」をビジョンとして掲げ、海外向け販売プラットフォームからプロモーション、クリエイティブまで、日本企業の海外展開に必要となる機能をワンストップで提供しています。
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- ZenPlus:越境ECモール
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- ZenLink:国内ECサイトの海外販売を支援する越境EC対応サービス
- ZenPromo:海外向けプロモーションサービス
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現在、グループ全体の会員数は340万人を超え、19言語、世界202の国・地域に対応しています。これまでに175の国・地域へ累計1,050万点以上の商品を発送しています。日本の商品や文化を世界へ届ける仕組みづくりを通じて、日本企業のグローバル展開を支援しています。
出典元:ZenGroup株式会社
