ニュウジア、AI試着サービス「WearStudio.AI」にサイズ感判定機能を追加し提供開始

株式会社ニュウジア(本社:東京都中央区、代表取締役:柏口之宏)は、AI試着・商品画像生成サービス「WearStudio.AI」において、購入前に服のサイズ感を確認できる新機能「サイズ感スタジオ」を追加し、サービス提供を開始したことを発表しました。
この新機能では、身長・体型を選択するだけで、S・M・Lといった各サイズが「丈が短い/ちょうど/長い」「幅がきつい/ちょうど/ゆったり」のいずれに該当するかを部位別に判定し、体型ごとの着用イメージで比較できるようになっています。
同時に、ECサイトの商品ページに埋め込むことができる「サイズ感ウィジェット」の先行導入企業の募集も開始されました。
購入を検討している顧客は、体型見本の着用イメージを回数制限なく無料で確認することができます。また、会員登録済みの顧客については、自身の全身写真1枚を使用することで、実際にその商品を着用したイメージも確認可能となっています。
体型見本での判定および閲覧については、使用回数にかかわらず事業者への請求額が増加しない仕組みとなっています。
自身の写真で試着する機能には、注文件数に連動して支払いを行う成果連動型プランが用意されています。
これにより、サイズに関する不安から失われていた購入機会を、コストを気にすることなく取り戻すことが可能になります。
アパレルEC市場における「サイズが分からない」という課題
経済産業省の調査データによると、2024年における「衣類・服装雑貨等」のBtoC-EC市場規模は2兆7,980億円に達しています。しかしながら、EC化率は23.38%にとどまり、「生活家電、AV機器、PC・周辺機器等」の43.03%と比較すると約半分の水準となっています。
この背景要因の一つとして指摘されているのが、「試着できない」という障壁です。店舗で服を購入する最大の理由を調査したところ、88%の回答者が「試着して、自分に似合うか・サイズ感や素材を確かめたい」と答えています。
サイズや素材に不安がある服を見つけた際、「結局買うのを諦める」という人は25%に上り、不安があってもオンラインで購入してみる人は18%にとどまっています。
これは、商品ページまで到達した顧客の一部が、サイズへの不安を理由に離脱している可能性を示唆しています。
購入後のミスマッチも発生しており、通販で洋服を購入した女性の75.0%が「サイズが合わなかった」経験を持っています。その対処方法としては「返品・交換」が48.0%、「合わないまま着用」が45.3%となっています。
返品・交換は物流コストや検品作業の負担増加につながり、合わないまま着用することは次回購入への躊躇につながる可能性があります。
同じ調査において、サイズ失敗を防ぐために役立つ情報として最も多かったのは「着丈・身幅などの詳細な採寸表(実寸)」で71.0%でした。
また、82.0%が「自分と似た体型のスタッフのコーディネート写真」を参考になると回答しています。
顧客が求めているのは、「数値情報」と「自分に近い体型での着用イメージ」の両方であることがわかります。
従来のAI試着では表現できなかった「サイズ」を数値と画像で実現
WearStudio.AIはこれまで、商品写真からモデル着用画像を生成する「撮影の代替」としてのAI試着(バーチャル試着)を提供してきました。
服を最も魅力的に見せることを優先するため、サイズの正確性よりも着こなしの美しさを重視した表現となっています。このニーズは現在も大きい一方で、アパレル企業から多く寄せられたのが「サイズ選びに活用できるAI試着がほしい」という要望でした。
サイズが変化すると丈や幅がどのように変わるのかを、画像生成AIに意図通りに描かせることは、これまで困難でした。
画像生成AIの表現能力が大幅に向上したことに加え、同社が開発したサイズ判定システムとAIによる確認機能を組み合わせることで、サイズ別・体型別の見え方を示すことが可能になりました。
サイズ感スタジオは、以下の3段階で動作します。
- 数値による判定:商品の実寸(サイズ表)と体型データから、身幅・肩幅・袖丈・着丈・ウエスト・ヒップ・わたり・股下などの「ゆとり」をcm単位で計算し、「タイト/ジャスト/ゆったり」などの段階とおすすめサイズを表示します。判定は無料で、即座に結果が表示されます。
- 画像による表示:判定に基づいて、その商品の着用イメージを生成します。1つの体型で最大3サイズを並べる「サイズ比較」と、1つのサイズを最大3体型で並べる「体型比較」を選択できます。
- AIによるチェック:裾や袖口の位置などが判定通りに描画されているかをAIが確認し、一致した画像に「検品済」マークを付与します。
体型は、日本人の人体寸法データに基づいた体型見本から、性別・身長・体重を入力するだけで自動的に選択されます。
見本の人物はAIで生成されるため、モデルの手配や撮影は不要です。
サイズ表は写真や文章を貼り付けるだけで読み取られ、内容を確認してから確定できます。
対応品目はトップス・アウター・ワンピース・パンツとなっています。
子供服向け機能:「いまなら120、来年まで着るなら130」の判定が可能
成長が早い子供の服は、「いまぴったり」と「大きめ」のどちらを選ぶかで迷いがちです。
こども服モードでは、身長85〜160cm・48種の体型見本から選択し、文部科学省「学校保健統計」の平均的な伸びに基づいて1年後の身長を試算します。
現在と1年後の両方で判定を行い、同じサイズの「いま」と「1年後」の着用イメージを並べて確認することができます。お子様の写真は預からない仕組みとなっています。
大きいサイズ・細身・背の高い方にも対応
とても細身からLL〜8L相当の大きいサイズまで、11段階の体格と身長140〜200cmで判定することができます。
バスト(胸囲)・ウエスト・ヒップのヌード寸法を入力すれば、本人の寸法で判定を行います(体型見本の画像は胸囲127cm/バスト116cm相当まで対応。それより大きい体型は、判定は本人の寸法で実施し、画像はこの見本で代用します)。
服の周囲が体より大幅に不足し、生地の伸びでも補えない見込みのサイズは「着用不可の見込み」と表示され、無理に着せた画像は作成されません。これは顧客がサイズを見誤らないための設計となっています。
自社ECサイトに組み込める「サイズ感ウィジェット」
サイズ感ウィジェットを導入すると、商品ページに「サイズ感を見る」ボタンが設置されます。顧客は性別と身長(体重は任意)を入力するだけで、その商品のおすすめサイズと体型見本の着用イメージをその場で確認できます。おすすめサイズを選択した状態でカートに進む導線も設定可能です。
- 導入は3ステップです。①公開キーを発行、②商品URLまたはCSVで商品を登録し、読み取った内容を確認して承認、③タグを1行貼り付けます。導入ガイドに沿って進めることができます。
- タグを設置できないモール店舗などでは、商品ごとのリンク・QRコード、またはサイズ別の着用イメージをまとめた「画像パック」で利用できます。
- 表示は別枠で開くため、サイトのデザインを崩しません。着用イメージは商品の登録時に用意されるため、顧客を待たせることがありません。
- 子供服の商品では、身長と年齢から「いま」と「1年後」のおすすめサイズが表示されます。
- 顧客が入力した身長・体重は顧客のブラウザにのみ記憶され、同社のサーバーには保存されません(操作ログに残るのは身長帯と体格の区分のみ)。
顧客自身の写真でより正確な確認が可能(会員向けオプション)
会員の顧客は、全身写真1枚で「この商品のMを自分が着たらどう見えるか」を確認できます。
判定に基づくおすすめサイズの着用イメージを1枚作成し、隣のサイズも追加で見比べることができます。着用できない見込みのサイズは作成されません。
写真は着用イメージを作成するためだけに使用され、追加のサイズを作成するために暗号化したまま短時間保持した後、自動的に削除されます。
作成した画像は顧客の画面で一定期間(会員30日・非会員24時間)のみ表示され、第三者には提供されません。
「この端末で次回も使う」を選択した場合のみ90日間保存され、顧客がいつでも削除できます。
18歳以上の本人の写真に限定され、子供服では提供されません。会員限定が基本で(事業者の設定で非会員にも簡易版を提供可能)、非会員の顧客には「会員の方は自分の写真で試せます」と案内され、会員登録やログインへ誘導できます。
顧客側に料金はかかりません。
導入企業にとっての7つのメリット
- サイズの不安で「買われなかった売上」に対策できる:商品ページで数値と着用イメージを提示し、購入をためらう顧客の後押しを目指すことができます。会員の顧客は自分の写真でも確認できます。
- 体型別の着用イメージを撮影なしで用意できる:自分と似た体型の人の着用写真は、82.0%が参考になると回答しています。それに近い体型別の着用イメージを、商品ごとに用意できます。
- 返品・交換、サイズの問い合わせ対策になる:部位ごとのcm判定と画像で、接客や問い合わせに根拠のある説明ができます。
- 顧客がどれだけ見比べても請求は増えない:見本画像の閲覧・判定は何回でも無料です。「自分の写真で見る」も、成果連動型なら請求は利用回数ではなく注文件数で決まり、月の上限額は事業者が設定でき、上限到達後も機能は停止しません。
- 効果を数字で確認できる:来訪者を「ウィジェットあり/なし」に分けたA/Bテストで、閲覧・カート投入・注文の差を比較できます。判定を見てから7日以内の注文は「支援注文」として計測でき、継続判断や社内説明の材料になります。
- 会員登録の動機づけにもなる:「自分の写真で見る」を会員限定にすると、非会員の顧客には会員登録やログインへの案内が表示されます。
- 子供服・大きいサイズまで対応:これまでサイズ選びが難しかった顧客にも、納得して選んでいただける売場づくりに役立ちます。
料金体系について
サイズ感ウィジェット(体型見本モード)
顧客の閲覧・サイズ判定・見本画像の表示は何回でも無料です。
費用は登録商品数に応じた定額で、月の予算上限を設定でき、超えて請求されることはありません。
「自分の写真で見る」(会員向けオプション)
成果連動型プランでは、ウィジェットで判定を見てから7日以内の注文(支援注文)の件数に応じて支払いが発生します。月の上限額は事業者が設定でき、上限到達後の注文には料金がかからず、機能も「かんたん版」(おすすめサイズ1枚・標準画質)で継続します。月の最低料金と最低契約期間があるほか、月額固定のプランも選択できます。顧客(購入検討者)に料金はかかりません。
先行導入企業には無料の試用枠が用意されています(対象・期間は個別に案内されます)。
料金の詳細は個別に案内されます。
サイズ感スタジオ(アプリ)
サイズ判定・サイズ表の読み取りは無料で、着用イメージは1枚2ポイントです。月額プランのほか、月額契約不要のポイントパック(10ポイント1,000円〜・税込)でも利用でき、生成できなかった分のポイントは消費されません。
店頭のタブレット接客や問い合わせへの返信、SNS・メルマガの素材づくりにも使用できます。
従来のサイズ対策との違い
サイズ感スタジオの特徴は、数値による判定と、その商品の着用イメージをサイズ別・体型別に提示する点にあります。
一般的なサイズ推奨ツールは、おすすめサイズの提示を主な目的とし、数値・文章、シルエット図や参考写真で表示します。一般的なAI試着(撮影の代わり)は、商品を魅力的に見せる着用写真の制作を主な目的とし、その商品を1つの体型・1つのサイズで表示します。
これに対してサイズ感スタジオは、サイズ選びの不安を購入前に解消することを主な目的とし、その商品をサイズ別・体型別に表示します。サイズによる違いは、丈・幅の違いを部位ごとのcmと画像で示し、顧客自身の写真については会員向けに対応(判定に基づくサイズで作成)しています。
先行導入企業の募集について
サイズ感ウィジェットは現在、先行導入企業を対象に提供されています。
自社ECの購入率を向上させたい、サイズを理由とする返品・交換や問い合わせを削減したい、子供服や大きいサイズなど体型の幅が広い商品を取り扱っている、モール出店が中心で画像でサイズ感を伝えたいといった課題を持つアパレル企業・EC事業者からの相談が受け付けられています。
代表取締役 柏口之宏氏のコメント
代表取締役の柏口之宏氏は次のようにコメントしています。
「アパレル企業の皆様とAI試着に取り組む中で、特に多くいただいたのが『サイズが伝わるAI試着がほしい』というご要望でした。これまでのAI試着は服を美しく見せることを優先し、SとLの違いを描き分けることは得意ではありませんでした。画像生成AIの進化に、実寸と体型から丈や幅を計算する当社の判定システムとAIによる確認を組み合わせることで、ようやくその声にお応えできる段階に来ました。サイズの確認は、顧客が何度も見比べてこそ意味があります。だからこそ、顧客がどれだけ見比べても事業者様の費用が増えない料金設計にしました。会員の顧客が自分の写真で確認できる機能も同じ考え方で、利用回数ではなく注文につながった分に応じてお支払いいただける成果連動型をご用意しました。まずはデモECで、顧客の体験を確認していただければ幸いです」
今後の展開
同社では、対応品目の拡大を検討するとともに、先行導入企業の実績をもとに機能を改善していく予定としています。
サービス概要
名称:WearStudio.AI「サイズ感スタジオ」「サイズ感ウィジェット」
提供開始:サイズ感スタジオ 2026年10月1日 先行導入受付中
対応品目:トップス・アウター・ワンピース・パンツ(おとな・こども。「自分の写真で見る」はおとなのみ)
※判定は、実寸と体型の目安から計算した参考値で、着用感を保証するものではありません。画像は参考イメージです。
出典元:株式会社ニュウジア
