アグレックス、顧客データ品質AI診断サービスを10月提供開始 生成AI活用で診断期間を最短2日に短縮

TISインテックグループに属する株式会社アグレックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:柳井城作)は、企業が持つ顧客データに対して品質分析と簡易名寄せを行い、生成AIによる診断で改善提案を行う「顧客データ品質AI診断サービス」を2026年10月1日から提供開始すると発表しました。
同サービスは、アグレックスがこれまで蓄積してきたデータクレンジング・名寄せに関する知見と、AI活用型新規事業支援において実績を有するLighthouse株式会社の生成AI活用ノウハウを融合させ、顧客データにおける品質課題を分析・可視化し、改善に向けた提案を診断レポートとして提供するものです。これまで約2週間必要だったデータ品質調査を最短2日まで短縮することで、データ利活用に向けた企業の迅速な意思決定を支援します。
サービス提供の背景
昨今、企業における生成AIやRAG(Retrieval-Augmented Generation)の活用が進展する一方で、その基盤となるデータ品質が不十分であることから、期待した成果が得られないケースが発生しています。多くの企業では、自社が保有している顧客データの品質状況や活用可能性を十分に把握できておらず、データ整備にどこから着手すべきか判断が難しいという課題に直面しています。
アグレックスはこれまで、データクレンジング・名寄せソリューションの提供を通じて、企業のデータ整備を支援してきました。また、機密性の高い顧客データを取り扱うためのセキュリティ管理体制を整備し、安心してデータを預けられる環境の提供に努めてきました。
こうした状況の中、企業のデータ活用の高度化や生成AI活用の拡大を背景に、データ品質の課題を迅速に把握し、改善に向けたアクションを早期に検討したいというニーズが高まっています。
そこでアグレックスは、顧客データの品質課題を可視化するとともに、データの課題解決に向けた次のアクションを迅速に検討できる「顧客データ品質AI診断サービス」を、AI活用型新規事業支援で豊富な知見を持つLighthouseと共同で開発しました。
サービスの概要
「顧客データ品質AI診断サービス」は、企業が保有する顧客データに対して品質分析と簡易名寄せを実施し、顧客データ品質の現状と課題を可視化します。さらに、生成AIによる考察を基に、改善に向けた着眼点や対応の方向性をまとめた診断レポートを提供します。
サービスの主な特長
1. 顧客データの品質課題を可視化し現状を客観的に把握
顧客マスタやCRM、SFAなどに蓄積された顧客データについて、重複、欠損、表記ゆれなどを分析し、データ品質状況を「完全性」「一意性」「妥当性」「正規化度」「住所品質」の5つの観点で評価します。データ品質スコアと課題項目を可視化することで、自社データが活用可能な状態にあるかを確認でき、データ利活用や生成AI活用に向けた第一歩を後押しします。
2. アグレックスの知見を活かした簡易名寄せでデータの重複状況を分析
データクレンジング・名寄せソリューションの提供で培った知識・ノウハウを活かし、簡易名寄せによる重複状況の分析を実施します。氏名・住所・電話番号の情報を基にデータ同士を照合することで、単なるデータ診断に留まらず、顧客データに潜在する品質課題をより実践的な視点で把握し、改善に向けた優先課題の整理に役立てることが可能です。
3. 生成AIが改善に向けた着眼点と次のアクションを提示
品質分析と簡易名寄せの結果を基に生成AIが考察を行い、改善に向けた着眼点や対応の方向性を提示します。一般的な品質診断サービスが分析結果の提示に留まるのに対し、「顧客データ品質AI診断サービス」では「何を改善すればよいか」が分かる状態を目指し、課題の発見から次に取り組むべきアクションの検討まで一貫して支援します。
4. データ分析のリードタイムを約85パーセント削減
生成AIを活用した分析プロセスにより、アグレックス従来比でデータ品質調査期間を約85パーセント短縮し、約2週間を要していた調査を最短2日で実施します。顧客データの課題を早期に把握し、データ整備や活用に向けた取り組みを迅速に進めることが可能です。
提供価格について
同サービスの提供価格は80万円から(税抜き)となっています。なお、提供価格は診断対象のデータ量により変動します。
今後の展望について
アグレックスは、「顧客データ品質AI診断サービス」を通じて企業の顧客データ品質の可視化と課題把握を支援し、2031年3月末までに累計売上高3億円を目指しています。
今後は、企業のニーズを取り込みながら生成AIによるデータ品質分析機能の高度化を進めるとともに、顧客データの継続的な品質モニタリングも可能なサービスへと発展させることで、企業の高度な生成AI活用やデータ利活用基盤強化に貢献していく方針です。
出典元:株式会社アグレックス
