ライナフの「スマート置き配」が全国20,000棟突破 物流現場の労働時間約14,300時間削減に貢献

株式会社ライナフ(東京都文京区、代表取締役:滝沢 潔)は、同社が展開する「スマート置き配」サービスの導入が全国で20,000棟を超えたことを発表しました。このサービスは、オートロック機能を備えたマンションにおいて、居住者が不在の場合でも、認証を受けた配送員が一時的に共用部分のエントランスを解錠し、各戸の玄関前に荷物を配達できる仕組みとなっています。再配達の発生を防止することにより、物流業界において累計約14,300時間に相当する労働時間の削減を達成したとのことです。同社は引き続き、配送業務の効率化を推進し、持続可能な社会基盤の構築に取り組んでいく方針を示しています。

導入が拡大している背景

EC(電子商取引)市場の成長に伴って、国内における年間の宅配便取扱件数は約50億個にまで増加しています。その一方で、2024年問題以降も継続している物流業界の負担増加や、高い水準で推移している再配達率(※1)は、配送車両からの排気ガスによる環境への影響の面からも重大な社会的課題となっています。国土交通省が策定した「総合物流施策大綱(2026年度から2030年度)(※2)」では、非対面で荷物を受け取る割合を、2025年2月時点の25.6%から2030年度には50%程度へと倍増させる目標が掲げられており、ラストワンマイルにおける配送効率の向上が喫緊の課題となっています。こうした社会的な状況に加えて、同社が実施した調査(※3)によれば、オートロック機能付きマンションに住む居住者の約9割が「再配達問題の解決に協力したい」という意向を持っていることが明らかになっており、生活者における社会問題への意識の高まりが、このサービスの導入拡大を促進しているとのことです。

物流業界における労働時間を約14,300時間削減、CO2削減効果も実現

「スマート置き配」は2021年にサービスを開始して以来、提携している宅配事業者による共用エントランスの累計解錠回数が約65,000回に到達しました。これは、本来であれば再配達が必要となっていた可能性がある配送を、初回の訪問時に完了できた実績を示しています。その結果として、物流業界における累計約14,300時間分の労働時間削減に寄与したとのことです。これは配送ドライバー約1,800人分の1日の労働時間に該当します(※4、5、6)。

さらに、配送車両から排出されるCO2を累計約30.6トン削減したことになり、これは杉の木約3,477本が年間に吸収するCO2量に相当します(※7、8)。

スマート置き配の効果

「スマート置き配」が選ばれる理由

高度なセキュリティ

受取側が置き配を希望した際に、認証済みの配送員が専用の端末を使用して一時的にオートロックを解錠できる構造になっています。解錠の履歴はすべてシステム上に記録されるため、防犯性にも十分に配慮した安全な運用が可能となっています。

多彩な宅配サービスとの連携体制

大手の宅配事業者のみならず、日用品配送、生協の宅配、ネットスーパー、新聞配達など、生活に密接に関わる幅広い宅配サービスと提携しており、居住者の日常生活における利便性を向上させます。

導入費用・月額費用が無料

居住者や不動産管理会社、物件オーナーは費用を負担することなく導入することが可能です。

ライナフ代表取締役 滝沢 潔氏のコメント 今後の事業展開について

代表取締役 滝沢 潔

同社は「スマート置き配」の全国的な展開を加速させ、2027年度末までに導入棟数を50,000棟とすることを目指しています。国土交通省が掲げる「2030年度までに非対面での受け取り割合を50%程度まで倍増させる」という目標の達成にも寄与しながら、配送効率化をさらに推し進めていく考えです。また、全国には約32万棟(※9)ものオートロック機能付きマンションが存在すると推測されており、今後も大きな成長の可能性があると捉えています。同社は今後もテクノロジーを活用して、物流業界が直面している課題の解決と環境保護への貢献、そして居住者の利便性向上を同時に実現するサービスを提供していくとしています。

「スマート置き配」サービスの詳細

スマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を活用して、オートロック機能を持つマンションの共用エントランスの鍵をデジタル化することにより、入館権限を与えられた配送員がオートロックを一時的に解錠し、受取側が事前に指定した場所への配送を実現するサービスです。解錠の履歴はすべて記録されるため、セキュリティの面でも安心して利用できるほか、マンション管理会社や物件オーナー、管理組合の費用負担なしで導入が可能となっています。

スマート置き配の仕組み

ライナフの企業情報

ライナフは、「誰も踏み出さなかった一歩を。その一歩を、社会の進歩に。」というミッションを掲げ、不動産業界向けにスマートロックや業務効率化を支援するシステムを開発・提供しています。近年では、再配達削減という社会的課題に対応するため、オートロック機能付きマンション向けの安全な置き配システムも展開しています。管理業務の効率化と居住者の生活体験向上を両立するプロダクトを通じて、世の中に「もっと居心地の良い場所」を増やしていくことを目指しています。

企業概要

社名:株式会社ライナフ

本社所在地:東京都文京区湯島1-6-3 湯島一丁目ビル2階

設立:2014年11月4日

代表者:代表取締役 滝沢 潔

事業内容:

・不動産管理向けシステムおよびアプリケーションの開発・運営

・スマートロック「NinjaLockM」「NinjaEntrance」の製造・販売

・エントランスシステム「ライナフGate」シリーズの開発・運営

・オートロックマンション向け置き配対応化サービス「スマート置き配」の開発・運営

※1:国土交通省「令和7年10月の宅配便の再配達率は約8.3%」(2025年12月26日)

※2:国土交通省「2030年度に向けた総合物流施策大綱に関する検討会 提言」(2026年3月3日)

※3:ライナフ調査「マンション居住者の約9割が『再配達削減に協力したい』一方で、オートロックが壁に」(2026年3月26日)

※4:2021年3月から2026年6月まで、同社システムによる集計値。

※5:国土交通省「宅配の再配達の削減に向けた受取方法の多様化の促進等に関する検討会」(2015年9月)より、宅配便1個の配達に係る作業時間(0.22時間)を基準に算出。

※6:同報告書より、トラックドライバーの1日平均労働時間(8時間)を基準に算出。

※7:同報告書より、再配達1回あたりのCO2排出量(0.47kg)を基準に算出。

※8:林野庁の公表数値に基づき、36から40年生のスギの木1本当たりが1年間に吸収する二酸化炭素量を8.8CO2kgとして算出。

※9:総務省統計局「住宅・土地統計調査」(2023年10月)報告のオートロック付きマンションの総戸数(9,528,800戸)に対し、1棟あたり平均30戸として同社にて試算。

出典元:株式会社ライナフ

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