AI検索利用者の7割が増加を実感、Web検索との使い分けも進む―Hakuhodo DY ONE調査

株式会社Hakuhodo DY ONE(本社:東京都港区、代表取締役社長:北爪宏彰)の研究開発組織「ONE-AIO Lab」は、生活者のAI検索における詳細な検索フローおよび行動変容について分析を行った「ONE-AIO Lab AI検索 生活者利用実態レポート 2026」を公表しました。

本調査は、博報堂DYグループにおける横断的なAI専門家集団であるHCAI Professionalsの取り組みの一つとして行われたもので、Web検索とAI検索の併用状況や検索フローにおける具体的な行動変容、業界別のAI検索親和性、各検索サービスの利用実態などについて詳細な調査・分析が実施されています。

調査結果によると、AI検索利用者の約7割が利用の増加傾向を実感していることに加えて、従来型の検索では得ることができなかった新しい発見や価値を感じているということが判明しました。その一方で、約8割が依然としてWeb検索を利用しており、生活者がWeb検索とAI検索を目的に応じて使い分けている状況も浮き彫りになっています。さらに、カテゴリーによってはAIOとの親和性が高い分野が存在することも確認されています。

調査実施の背景

生成AIが急速に普及する中で、生活者における検索行動は、これまでのテキストベースのWeb検索に加えて、対話形式で情報を取得する「AI検索」へと拡大を見せています。こうした変化を背景に、企業においては従来のSEO(検索エンジン最適化)に加えて、AIに参照・推薦されやすい情報設計やコンテンツ整備を行う「AIO」への関心が高まってきています。

こうした状況を踏まえ、「ONE-AIO Lab」では、生活者のAI検索の利用実態および検索行動の変化を把握することを目的として本調査が実施されました。

主な調査結果のトピックス

AI検索利用者の7割超が「利用頻度の増加」を実感、検索体験の質に変化

AI検索利用者の72.9%が「1年前と比較してAI検索の利用頻度が増えた」と回答しています。さらに、AI検索の利用によってもたらされた変化として、「新しい発見があることが増えた(67.8%)」「目的に到達するまでの迷いが少なくなった(61.8%)」といった回答が多数見られました。こうした結果から、AI検索によって検索体験の質に変化が生じていることが読み取れます。

Web検索とAI検索は用途に応じた使い分けが進行中

検索利用者の約半数がAI検索を日常的に活用している一方で、8割近くが現在もWeb検索を利用していることが明らかになりました。また、AI検索の後に約7割がWeb検索へ移行していることから、生活者はWeb検索とAI検索をシームレスに行き来しながら活用している実情が見て取れます。

利用目的を見てみると、AI検索は「情報を要約・再構成してほしい(35.1%)」「発想を広げたい(23.2%)」といったニーズに活用される傾向が見られました。一方で、Web検索は「まずざっくり知りたい(42.6%)」「最近の情報を知りたい(36.3%)」といった目的で利用される傾向が見られ、情報収集の補完手段として機能しており、生活者が目的に応じて検索手段を使い分けている状況が示されています。

AIOと親和性の高いカテゴリーが判明

カテゴリー別の分析においては、「ビジネス・法人サービス」「ヘルスケア・医療」「運動・セルフケア・予防」において、AI検索の利用意向が相対的に高いことが確認されています。これらのカテゴリーにおいては、情報を要約・再構成してほしい、自分に合う条件を整理したい、といったニーズが強く、AI検索の得意領域との親和性が高い可能性が示唆されました。企業にとっては、こうした分野においてAIOを意識した情報発信の重要性が今後さらに高まると考えられます。

調査実施概要

今回実施された調査の概要は以下の通りです。

  • 調査名称:ONE-AIO Lab AI検索 生活者利用実態レポート 2026
  • 調査目的:生活者のAI検索の利用実態、検索行動の変化、およびAIOとの関連性を把握するため
  • 調査対象:全国の18歳~69歳の男女
  • 本調査サンプル数:2,800名
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2026年3月6日~3月9日
  • 調査エリア:全国
  • 調査主体:株式会社Hakuhodo DY ONE「ONE-AIO Lab」

ONE-AIO Labについて

「ONE-AIO Lab」は、AI検索におけるブランド戦略の設計と、事業成長の支援を専門とするAIO(AI最適化)の研究開発組織です。ブランド情報の可視化やAI回答の評価、情報発信戦略の策定・効果検証、検索アルゴリズムの研究を推進しています。企業が最適な情報発信戦略を策定するためのより高度なソリューションを開発・提供し、AI時代における企業のブランド価値向上と持続的な成長に貢献しています。

今後も「ONE-AIO Lab」は、AI検索の市場動向をいち早く捉え、企業のデジタルマーケティング活動を力強く支援する最先端のソリューションを提供し続けることで、AI時代のブランドコミュニケーションの未来を創造していく方針です。

株式会社Hakuhodo DY ONEについて

Hakuhodo DY ONEは、インターネット広告黎明期より培ったデジタル広告の知見とノウハウを活かし、統合的なデジタルマーケティングサービスを提供しています。マーケティング戦略立案力、クリエイティビティ、高度な運用力と技術開発力、媒体社・プラットフォーマーとの強固な関係性を強みとし、国内外のクライアント企業に対して、デジタル起点でのマーケティング戦略やテクノロジー活用を包括的に支援しています。

博報堂DYグループの「デジタルコア」として、グループ内のナレッジやリソースを集約し、高い専門性と提案力を併せ持つ企業として業界随一のデジタルマーケティング事業会社となることを目指しています。

クライアント企業にとって唯一の「ONE」の存在となるため常に挑戦・前進し、事業成長を支援するビジネスパートナーとして伴走することで、クライアント企業の持続的な成長と、企業価値向上に貢献しています。

出典元:株式会社Hakuhodo DY ONE

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