EBISUMART、AIモデル接続規格「Model Context Protocol」対応のMCPサーバ開発に着手

株式会社インターファクトリー(東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO 蕪木 登)が提供しているクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART(エビスマート)」において、AIモデルと外部データやツールを標準化された規格によって接続するオープンプロトコル「Model Context Protocol(以下、MCP)」への対応に乗り出し、EBISUMART専用となるMCPサーバの開発を開始したことが発表されました。

この取り組みによって、EBISUMARTを導入しているEC事業者は、生成AIに指示を出すことによって日常的なEC運用に関する業務を効率化することが実現可能となります。また、将来的な展望として、従来のAPI連携という枠組みを超えて、EC事業者がAIを経由することで、EBISUMARTが保有する高度なカスタマイズ性をよりダイレクトかつスピーディーに活用可能な環境を構築することが視野に入れられているとのことです。

日常的なEC運用における課題とMCPサーバ開発に至った背景

ECサイトを運営するにあたっては、商品の登録作業、在庫の更新処理、注文の管理業務、キャンペーンの設定作業など、日常的に膨大な量の手作業が発生している状況があります。しかしながら、手作業による運用では入力時のミスが発生するリスクが存在するほか、データのフォーマットを整形するといった単純な作業に多大な工数が割かれてしまっているのが現在の課題となっています。

そこで同社では、EBISUMARTにAI技術とMCPサーバを適用することによって、ルーティンワークや確認作業といった負担を軽減していくことが目指されています。EC事業者が真に注力すべきであるマーケティング活動や販促施策といった業務へ工数を割けるように、AIによるサポート環境の構築に取り組みが開始されたとしています。

MCPサーバの提供によって実現を目指している未来

今回実施されるMCPサーバの提供により、AI(LLM)がEBISUMARTのシステム構造を理解し、EC事業者における日々の運用業務をサポートすることが可能となる見通しです。

AIとの会話によって複雑な運用をスムーズに実現

具体的な例として、「明日から始まるセールの商品価格を10%OFFに設定して」「特定の条件の顧客リストを作成して」といった日常的な指示を行うだけで、AIがMCPサーバを経由してEBISUMARTの管理画面を操作するため、業務の効率化を実現できるとされています。

業務工数の削減によって施策実行のスピードを向上

AIがデータの特徴を理解しやすい言葉で表現したり、管理画面における設定手順を案内したりすることによって、EC事業者における管理画面の操作やマニュアル確認に要していた工数を削減することができます。

これによって、販促戦略の立案や実行はもちろんのこと、新たな商品企画の検討や、きめ細やかな顧客対応といった業務に注力することが可能となり、結果的に施策の実行スピードを向上させることへとつながります。

AIとの対話により高度なEC運用をよりスピーディーに

将来的な展望としては、複雑なデータの抽出作業や管理画面における各種の設定を、AIへの指示(プロンプト)をベースとして実現することが目指されているとのことです。これにより、EC事業者の「やりたい」をスムーズに実現する環境の構築が視野に入れられているとしています。

インターファクトリー 執行役員 CTOによるコメント

生成AI技術は、当初は文章や画像を生成するサービスという形で普及してきましたが、現在ではAIエージェントとしてさまざまな業務を実際に実行できるようになってきています。このAIエージェントが処理を「実行」できるようにするための仕組みが、MCPサーバであるとされています。

同社では、このAIエージェント時代を見据えた次世代の技術基盤として、MCPサーバの開発に取り組みが開始されました。

まずはEBISUMART専用のAIチャットボットがシステムデータを正確に理解し、管理画面上における複雑な設定変更の案内や補助をスムーズに行うための仕組みとして、MCPサーバが活用されていくとのことです。

この先には、あらゆるシステムとAIがMCPによってつながり、あらゆる業務においてAIを活用することが当たり前になる「AIネイティブ」な世界が訪れるとされています。

EBISUMARTは、今回のMCPサーバ機能をはじめとするAI機能を今後も充実させていき、AIネイティブな世界におけるECプラットフォームとして、EC事業者の業務を支えていくとしています。

インターファクトリー 執行役員 CTO 水野 謙氏によるコメントです。

今後の展望について

現在はMCPサーバ導入に向けた技術検証およびアーキテクチャ設計のフェーズにあり、具体的な提供機能については順次開発が進められていくとのことです。EBISUMARTは、SaaSとしての最新性とカスタマイズの自由度を維持しながら、AIがシステムの複雑さを吸収することによって、EC事業者が販促業務に集中できるEC環境を構築していくとされています。

クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」について

「EBISUMART」は、カスタマイズ対応するクラウド型ECサイト構築サービスにおいて8年連続でシェアNo.1(※)を獲得している主要なクラウドコマースプラットフォームです。ECパッケージとASPの両システムが持つメリットを兼ね備えており、常に最新かつ最適化されたECサイトを構築することができます。

サイトリニューアルやオムニチャネル、BtoB-ECなど、業界業種を問わず累計800サイト以上の構築実績を誇ります。顧客のECビジネスの成長を支援できるよう、ニーズに合ったECサイトの提案からサイト運用までワンストップでサポートが行われています。

(※)日本ネット経済新聞調べ

インターファクトリーは企業理念をもとに、EC事業者にとって真に役立つプラットフォームを目指し、今後もより一層、ビジネスに貢献しうるサービスの拡充、ならびに企業価値の向上に努めていくとしています。

株式会社インターファクトリー概要

会社名:株式会社インターファクトリー(東証グロース、証券コード:4057)

本社所在地:東京都千代田区富士見二丁目10番2号 飯田橋グラン・ブルーム4階

代表者:代表取締役社長 兼 CEO 蕪木 登

設立:2003年6月

資本金:435,678,046円

事業内容:クラウドコマースプラットフォーム事業、ECビジネス成長支援事業、データ利活用プラットフォーム事業

出典元:株式会社インターファクトリー

Amazon Payを取り巻くEC決済の動向と実態