
LINEヤフー株式会社が運営する総合ECモール「Yahoo!ショッピング」は、OpenAIが提供する対話型AI「ChatGPT」の新たな機能「Apps in ChatGPT」に、総合ECモールとして初めて対応したことを発表しました。このアプリ連携により、ユーザーはより直感的でスムーズな商品探索体験が可能になります。
この記事の目次
ChatGPT上で商品情報をシームレスに取得可能に
今回の連携により、ユーザーはChatGPT上での対話を通じて、「Yahoo!ショッピング」に掲載されている商品情報をシームレスに入手することができるようになりました。ユーザーの漠然としたニーズや言葉にしにくい希望を会話の中で引き出しながら、条件にマッチした商品を提案することで、より快適な商品探索体験を実現するということです。
なお、「Apps in ChatGPT」は、OpenAIが2025年10月に発表し、同年12月から提供が始まった機能で、ChatGPT上で外部サービスのアプリを対話の流れの中で活用できるものです。初めて利用する際には接続確認が表示される仕組みとなっています。

従来の検索の課題を解決するエージェント型のショッピング体験
ECサイトでの買い物においては、「欲しいもののイメージは持っているものの、適切な検索ワードが思いつかない」といった商品探索に関する課題が存在しています。従来の検索方法では、キーワードの入力が前提となっているため、ユーザーの潜在的な要望を十分に引き出せないケースが見られました。
こうした課題に対して、「Yahoo!ショッピング」では、検索結果を起点とした従来型の買い物体験から、ユーザーの意図や要望を汲み取りながら提案を実施するエージェント型のショッピング体験へと進化させることで、よりスムーズな買い物体験の提供を進めているとのことです。
外部サービスとの初連携による新たな可能性
今回の取り組みは、「Yahoo!ショッピング」における外部サービスとの連携として初めてのものとなります。この連携では、ChatGPTとの対話を通じて、ユーザーの曖昧な要望を会話の中で具体化しながら整理していきます。
ファッション、家電製品、日用品、食品など幅広いカテゴリの商品を扱う総合ECモールである「Yahoo!ショッピング」の豊富な商品ラインナップの中から、「何となく欲しい」といった漠然とした状態からでも、多様な商品群を横断して適切な商品を提案することが可能となります。「Yahoo!ショッピング」を使ったことがないユーザーに対しても、さまざまな要望に応じた商品探索をサポートし、より直感的でストレスの少ない買い物体験の実現を目指しているということです。
本連携の主な特徴
会話を通じた商品提案
ChatGPT上での対話内容に応じて、「Yahoo!ショッピング」の商品情報をベースに、商品の画像や価格、特徴などを提示し、ユーザーの要望に合った商品を提案します。
多様な要望に対応した検索体験
「プレゼントに適した家電製品」「新生活に必要となる家具」など、具体化されていない要望にも対応可能で、対話を重ねることで条件を整理しながら商品を提案します。
会員登録不要で活用可能
「Yahoo!ショッピング」の会員登録を行っていなくても、ChatGPT上でアプリ連携を実施することで利用することができます。ただし、ChatGPTの利用にはログインが必要で、提供条件はOpenAIの仕様に準拠します。
新規ユーザーとの接点創出
ChatGPTを経由することで、「Yahoo!ショッピング」を利用していないユーザーに対しても商品提案が可能となります。一方、出店しているストアにとっては、従来アプローチできていなかった潜在的な顧客へのリーチが可能となり、新たな購買機会の創出につながります。
具体的な活用例
実際の利用シーンとしては、以下のようなケースが想定されています。
- 「一人暮らしに適した安価な炊飯器を教えて」
- 「母の日に喜ばれるギフトを予算5,000円で探して」
- 「在宅ワーク用の疲れにくい椅子を教えて」
対話内容に応じて、「Yahoo!ショッピング」の商品情報をもとに、条件に合った商品を提案する仕組みとなっています。
利用方法について
本連携の利用方法は次の通りです。
まず、ChatGPTのアプリ一覧から「Yahoo!ショッピング」を検索して選択します。次に、画面の案内に従ってアプリ連携を行います(初回のみ)。その後、メッセージの冒頭で「@Yahoo!ショッピング」と入力し、質問することで商品提案を受け取ることができます。
なお、「メモリとチャットを参照する」設定をONにしている場合や、利用環境・バージョンによっては、本連携を利用できない場合があります。
今後の展開について
今後は、商品情報に加えて、クーポンやポイントなどのお得な情報も統合的に提案することで、価格や条件を含めた最適な意思決定を支援し、より便利で満足度の高い購買体験の実現を目指すとしています。
LINEヤフーは、全サービスのAIエージェント化を目指すAIカンパニーとして、コマース領域においても生成AIの導入や外部連携を推進し、ユーザーがこれまで以上に便利に買い物ができるサービスの提供に努めていくとしています。
出典元: LINEヤフー株式会社












