エンミッシュがKemana Technologyと業務提携、Agentforce Commerce領域の支援を強化

株式会社エンミッシュは、デジタルコマース領域における設計・開発・運用の専門性を保有するKemana Technology PTE.LTD.との戦略的業務提携を開始したことを発表しました。

提携に至った背景と狙い

昨今、企業が提供すべき顧客体験は、集客やCRM施策に留まらず、購買体験、受注・決済プロセス、ローカライゼーション、アフターサポートに至るまで、全体を一貫して設計・運用する段階に入っているとのことです。

特に多言語・多通貨への対応、B2BとB2Cの複合的な要件、外部システムとの連携、ヘッドレス構成などを必要とするコマース案件においては、上流の設計力と実装力の双方を高いレベルで備えることが求められているといいます。

エンミッシュはこれまで、Salesforceを中心に営業・マーケティング・データ活用・AI活用を統合的に支援してきました。しかし、顧客接点全体をより高水準で設計・実装していくためには、Agentforce Commerceをはじめとするコマース領域における開発・導入のケイパビリティを強化する必要があったとしています。

今回の提携は、こうした課題への戦略的な対応策となります。エンミッシュが持つ日本市場における顧客理解力、上流コンサルティング力、業務設計力、プロジェクト推進力、運用伴走力と、Kemanaが蓄積してきたグローバルなコマース実装ノウハウを融合させることで、マーケティングを起点とした支援を購買・継続利用まで含むより広範な顧客体験領域へと拡大していく方針です。

KemanaはSalesforce Agentforce Commerceをはじめとするコマースベンダーから数多くの認定パートナー資格を取得しており、日本および世界各国のクライアントに対する支援実績を持っています。

なお、日本市場においては、Kemanaの日本支社である「Kemana TOKYO」を通じてサービスが提供される予定です。

本提携によって提供される価値

日本市場の実務理解とグローバル実装知見の融合

日本市場特有の要件整理やプロジェクトマネジメントをエンミッシュが担当し、コマース実装における設計・開発のノウハウをKemanaが補完することで、構想段階から実装段階までの精度を向上させます。

顧客接点全体を視野に入れた統合的支援

Agentforce Commerce単独ではなく、Agentforce Marketing(旧Marketing Cloud)、Data 360(旧Data Cloud)、Agentforce Service(旧Service Cloud)などとの連携を前提とした設計により、集客から購買、継続利用、顧客対応に至るまでを一貫して捉える支援体制を強化します。

複雑なコマース案件への対応能力の向上

多言語・多通貨対応、B2BとB2Cの統合、ヘッドレス/PWA構成、基幹システム・決済システム・物流システムなどの外部システム連携を含む、高度な要件への対応能力を向上させることを目指しています。

構想から実装、運用まで分断しない支援体制の構築

上流で描いた構想を実装・運用フェーズまで確実につなげることで、システム導入そのものを目的とするのではなく、顧客の事業成果に結びつく支援を推進していくとしています。

主要な支援領域

今回の提携により、以下のような支援領域が提供されます。

  • Agentforce Commerceをはじめとするコマース構想の策定、要件定義、導入支援
  • 多言語・多通貨・越境対応を含むグローバル展開支援
  • ヘッドレス構成、PWA、外部システム連携を含むアーキテクチャ設計支援
  • Agentforce Marketing、Data 360、Agentforce Serviceなどとの連携を見据えた顧客接点統合支援
  • 運用設計、改善提案、継続的な成長支援

今後の展望について

両社は今後、日本市場に向けた共同提案・共同デリバリー体制の整備を進め、コマース案件における提案力、設計力、開発力の強化を図っていく計画です。

エンミッシュは今回の提携を通じて、Salesforceエコシステムにおける支援範囲を従来のマーケティング起点の支援からコマース領域へと拡張し、営業・マーケティング・データ活用・AI活用を統合的に支援する事業戦略を、より実務的な形で推進していく考えです。

Kemana Technology PTE.LTD. CEO Chris Benz氏のコメント

日本は、顧客体験と品質の両面において高い水準が要求される、極めて重要な市場であるとChris Benz氏は述べています。エンミッシュが有する日本市場への深い理解と、Kemanaが培ってきたコマース領域の実装ノウハウを組み合わせることで、より複雑で高度な課題に対しても実行力のある支援を提供できると考えているとのことです。今回の提携を通じて、日本の顧客企業に対する提供価値を着実に高めていきたいとコメントしています。

株式会社エンミッシュ 代表取締役 河原義平氏のコメント

河原義平氏は、エンミッシュがこれまでSalesforceを中核として営業・マーケティング・データ活用・AI活用を統合的に支援してきたことに触れ、顧客接点全体をより高水準で設計・実装していくうえで、購買体験まで含めたコマース領域の強化が重要なテーマであると述べています。Kemana社との提携により、日本市場における業務理解力と伴走力に、グローバルなコマース実装ノウハウを組み合わせ、クライアントの事業成長に直結する支援を一層強化していくとコメントしています。

Kemana Technology PTE.LTD.の概要

Kemana Technology PTE.LTD.は、シンガポールに本社を構え、CEOにChris Benz氏を据えています。Eコマースソリューション開発およびデジタルコンサルティングを事業内容としています。

株式会社エンミッシュの概要

株式会社エンミッシュは、「情報格差をなくし、挑戦が実る社会へ。」というビジョンを掲げ、高度な専門性とテクノロジーを活用しながら、より良い社会の実現を目指している企業です。

営業・マーケティング・データ・AIを統合的に捉え、戦略設計から業務実装、運用定着までを一気通貫で支援しています。Salesforceなどを中心としたSaaSシステムの構築・運用をはじめ、DXコンサルティング、BtoBセールス・マーケティング実行支援、インターネット広告など、現場で実際に機能する幅広いソリューションを通じて、顧客企業の持続的な事業成長に貢献しています。

同社は2022年4月1日に設立され、東京都渋谷区恵比寿南3丁目1番1号 いちご恵比寿グリーングラス7F・9Fに所在しています。代表取締役は河原義平氏が務めており、営業・マーケティング領域を中心としたデータ・AI活用の戦略設計、業務実装、運用支援を事業内容としています。

出典元: 株式会社エンミッシュ

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