働く男女の疲労調査、7割以上が「心の疲れを一人で抱え込んだ経験あり」Qoo10とI&Othersが実施

eBay Japan合同会社が運営するインターネット総合ショッピングモール「Qoo10」は、"応援の循環でささえあえる社会"の実現を目指す一般社団法人I&Othersと共同で、「働く男女の疲れとケアに関する調査」を実施しました。本調査は、全国の働く20代から60代までの男女500名を対象に行われました。

ストレス社会と称される現代において、幅広い年代の就労者を対象に、疲労度の実態や疲労への対処方法、疲れを自覚するタイミングなどが調査されました。調査の結果、「心の疲れ」に関しては、7割を超える人が一人で抱え込んでしまった経験を持つことが明らかになりました。また、人に相談したいと考えているものの実際には相談できないという人も一定数存在し、疲労との向き合い方における困難さが浮き彫りとなりました。疲労を感じているとき、周囲からの応援が支えになったという声も多く、小さな行為であっても、互いに応援し合うことで支え合える"応援の循環"が見える調査結果となりました。

「誰かに応援してもらったから誰かを応援したい」と思った経験はありますか

I&Othersは「困っています」と「私にできることでよければ」という声をつなぐコンセプトのもと、「社会の中に大きな応援団をつくる」ことをビジョンに掲げています。eBay Japanもこの活動に賛同し、応援団の一員として、より幅広い"生きづらさ"を抱える方々への支援活動をサポートしていく方針です。

調査結果トピックス

今回の調査で明らかになった主なポイントは以下の通りです。

1. 働く男女の約半数が疲労を感じており、20代でも4人に1人が「身体がとても疲れている」と回答しています。対処法としては、身体と心の両方において「睡眠時間を増やす」「自宅でゆっくり」「入浴」が上位にランクインしました。また、20代の4割以上が身体と心のケアを使い分けており、おすすめの疲れの癒し方が20選紹介されています。

2. 心の疲れを感じる瞬間として「仕事や私生活が忙しいとき」「大きな悩みがあるとき」が挙げられました。7割以上が心の疲れを一人で抱え込んだ経験があり、人に話したいけれど話せないという人が約3割存在することが分かりました。

3. 誰かからの応援が力になったと感じた人は6割以上で、「直接話を聞いてくれた」「いつも通り接してくれた」といった行動が特に支えになったようです。

4. 応援してもらった経験により、自分も誰かを応援する側に回りたいと思った人は約6割に上りました。「元気づけてくれた同僚を飲みに誘った」「悩んでいたころを思い出し応援したくなる」といったエピソードが寄せられています。

働く男女の約半数が疲れを感じている実態

現在の疲労度について調査したところ、身体と心それぞれについて、約半数の人が疲れを感じていることが判明しました。心の疲れと比較すると、身体の疲れを感じている人がやや多い結果となっています。

今、身体は疲れていますか
今、心は疲れていますか

世代別に分析すると、身体が「とても疲れている」と答えた人の割合は、20代が26.0%で最も高い数値を示しました。身体と心の両方で「とても疲れている」「疲れている」を合計すると、30代と40代が特に疲労を感じている傾向が見られました。

【世代別】今、身体は疲れていますか
【世代別】今、心は疲れていますか

疲れの対処法は睡眠と自宅でのリラックスが上位

日々積み重なる疲労に対して、働く男女がどのように対処しているのかが調査されました。身体と心それぞれについて尋ねたところ、どちらも1位から4位までは「睡眠時間を増やす(身体:52.8%、心:40.0%)」「自宅でゆっくり過ごす(身体:47.4%、心:36.4%)」「入浴(身体:35.0%、心:23.2%)」「運動・ストレッチ(身体:31.8%、心:22.0%)」が共通していました。

身体の疲れへの対処法(複数回答)
心の疲れへの対処法(複数回答)

身体のケアと心のケアを使い分けているかについても質問したところ、特に20代は使い分けている人が多いことが分かりました。全体では約6割の人が「使い分けていない」あるいは「どちらかというと使い分けていない」と答えています。具体的な対処法の上位項目が身体と心で一致していることから、身体の疲れと心の疲れは連動していると感じている人も多いと考えられます。

身体のケアと心のケアを使い分けていますか

疲労解消法の具体例

日々疲労と向き合う中で、働く男女が特に自分に合っていると実感した解消法について聞いたところ、身体と心それぞれで、豊富な選択肢の中から工夫して疲れを癒していることが明らかになりました。身体の疲れに対しては、運動や入浴、睡眠など生活習慣の質を向上させる方向性が見られ、心の疲れに対しては、身近な人やSNS上で話したり、何かに没頭したりすることで解消する人も見られました。

「身体の疲れ」特に自分に合っていると感じる解消法10選

具体的な解消法として以下のような回答が寄せられました。

  • サウナで体を温めつつ、しっかりと汗をかく。体の内側をデトックスしている感じがします(静岡県・27歳男性)
  • お風呂にゆっくりとつかって、マッサージチェアで全身をマッサージしてぐっすり眠ります(福島県・43歳女性)
  • 近場でも良いので、温泉に行きます(北海道・47歳女性)
  • ジムに行き、汗をかきます(東京都・27歳男性)
  • ピラティスをします(東京都・28歳女性)
  • 消化が良く、少量で栄養をとれるものを優先します(京都府・38歳女性)
  • 日頃4~5時間睡眠ですが、身体の限界を感じたら8時間睡眠にします(島根県・63歳女性)
  • とにかく睡眠の質を上げます(東京都・59歳男性)
  • 日頃の情報社会から脱却させ、何も考えない時間を作り、ボーッとするようにして脳を休息させます(大阪府・48歳男性)
  • 何もせず家でダラダラします(福岡県・33歳男性)

「心の疲れ」特に自分に合っていると感じる解消法10選

心の疲れについては以下のような解消法が挙げられました。

  • 布団に入る時間を増やします(北海道・23歳女性)
  • 体を動かすことで疲れをとばします(東京都・27歳男性)
  • 友人に不安なことや考えていることを話して気持ちを整理します(神奈川県・35歳男性)
  • とにかく吐き出します。愚痴専用のSNSアカウントを作っています(福島県・27歳女性)
  • 妻との会話(福島県・29歳男性、東京都・66歳男性)
  • AIに話を聞いてもらいます(神奈川県・44歳女性)
  • 知らない所に一人旅(広島県・69歳男性)
  • YouTubeで猫動画を観ます(埼玉県・39歳男性)
  • 好きなものを好きなだけ食べて、推しを見て癒されて現実逃避します(大阪府・27歳女性)
  • 資格取得のための勉強に集中して辛いことを忘れます(愛知県・53歳女性)

心の疲れを実感するシーンと抱え込む傾向

身体と比較して見た目に現れにくく、見過ごしてしまう場合もある心の疲れについて、どのようなときに実感するか尋ねたところ、「仕事や私生活が忙しいとき(51.0%)」が1位となりました。世代別に見ると、30代は「眠る前(27.6%)」と答えた人が、20代は「忙しさが落ち着いたとき(25.3%)」「TVやSNS等を見ているとき(11.5%)」と答えた人が他の世代と比べて多いなど、各世代の傾向も見えました。

心の疲れを実感するシーン(複数回答)
【世代別】心の疲れを実感するシーン(複数回答)

心の疲れについて、7割以上が「一人で抱え込んだ経験がある」ことも明らかになりました。誰かに話している人は4割未満でした。4人に1人は「話したいが話せない(25.3%)」と回答しています。誰かに話せる環境があることも、心の疲れ解消における重要なポイントと言えそうです。

心の疲れを一人で抱え込んだ経験はありますか
心の疲れを感じたとき、誰かに話していますか

誰かの応援が力になった経験

心の疲れを感じたとき、誰かに話している人が一定数いることが分かりました。誰かに応援されたことが力になったと感じた経験について聞いたところ、6割以上が誰かの応援が力になった経験があることが分かり、特に「直接話を聞いてくれた(29.6%)」ことが力になった人が多い結果となりました。

さらに、7割以上の人が、応援してくれる人や味方の存在が可視化されていると、心の疲れや悩みを相談しやすくなると回答しています。ただ話を聞いてくれたり、助けてくれたりする人がいると分かるだけでも、自分は一人ではないと実感でき、前向きな意欲を取り戻すきっかけになり得ると考えられます。

力になったと感じた誰かの応援(複数回答)
「応援してくれる人」や「味方」の存在が可視化されていると心の疲れや悩みを相談しやすくなると思いますか

応援の循環が生まれる

「誰かに応援してもらったから誰かを応援したい」と思った経験について、約6割が「何度もある」または「ある」と回答しました。応援される経験は、自分が「誰かを応援する側」に回る原動力になると考えられます。また、身近な人に心の疲れについて相談されたときは、「直接話を聞いた(38.6%)」「元気づけた(19.8%)」など様々な方法で、ほとんどの人が何かしらの形で相手を応援していることが分かりました。

「誰かに応援してもらったから誰かを応援したい」と思った経験はありますか
身近な人に心の疲れについて相談されたとき、どのように対応しましたか(複数回答)

具体的に、どのように他者を応援したか、どのような思いだったかも聞いたところ、以下のようなエピソードが寄せられました。「人間関係で話を聞いてもらったから、何かあったら話を聞いてあげたいと思いました(兵庫県・26歳女性)」「自分が頑張っていることを見ていてくれた先輩がいたので、自分も先輩の手助けをしようとしました(埼玉県・39歳女性)」「何があっても同じように接してくれる同僚を見て、自分も周りにそうしようと思いました(神奈川県・44歳女性)」「元気づけてもらった同僚が悩んでるとき、飲みに誘いました(埼玉県・49歳男性)」「自分が悩んでいたときを振り返り応援したくなります(茨城県・61歳男性)」といった声が聞かれました。

調査結果を通して、些細なことでも一人ひとりができる小さな「応援」をしていくことで、I&Othersが目指す「社会の中の大きな応援団」が形成されていく過程が垣間見えました。困っている人と力になれる人をつなぎ支え合うことや、「困っている」と言える相手の存在を認知できる環境をつくることで、より良い社会の実現に近づくのではないでしょうか。

調査概要

本調査は「働く男女の疲れとケアに関する調査」として実施されました。調査期間は2026年3月11日から3月12日まで、調査対象は全国の働く20代から60代の各100名(男性250名、女性250名)計500名です。調査方法はインターネット調査で、調査会社は株式会社ネオマーケティングです。

一般社団法人I&Othersについて

代表理事は村木厚子氏です。事業内容は以下の通りです。

(1)応援団の立ち上げと発信では、賛同する企業や団体と共に「社会の中に大きな応援団」を立ち上げ、その趣旨と活動を広く発信しています。

(2)個別事業の推進では、ささえあいむプロジェクトとして支援現場と企業をつなぐマッチング事業(若者・女性向け支援プラットフォームの運営)、人材育成として女性支援に関する研修を関係機関と連携して実施、調査・研究として子ども、女性、若者支援の現状について、NPO等と協力し実態把握を行っています。

(3)応援の循環づくりでは、企業・団体・個人が連携し、それぞれの強みを活かして支援活動を展開できるネットワークと基盤づくりに取り組んでいます。

eBay Japan合同会社の取り組み

eBay Japan合同会社は、社会貢献活動「MOVE by eBay Japan」の一環として、一般社団法人I&Othersと連携し社会貢献活動を実施しています。

これまで前身である「若草プロジェクト」プラットフォーム事業の支援を通じて、主に若年女性を支援してきました。今回、若草プロジェクトからの事業分割により多様な支援対象と企業や団体をつなぐ仕組みとして、新たに「I&Others」へ進化したことに伴い、eBay Japanもその歩みに寄り添いながら、応援団としてより広範な"生きづらさ"を抱える人たちへの支援に取り組んでいます。

I&Othersが掲げる「困っています」と「私にできることでよければ」をつなぐ理念のもと、支援の輪を広げています。

出典元:eBay Japan合同会社

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ