
海外SaaS商社として事業を展開する株式会社ギャプライズ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:甲斐亮之)が、AI検索エンジンにおけるブランド可視性および収益最適化を実現するプラットフォームを展開するLimy Inc.(本社:米国ニューヨーク、CEO:Aviv Shamny)との販売パートナー契約締結を発表しました。2026年3月から「Limy」の日本市場における販売と導入支援が開始される予定です。
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AI検索が購買導線を支配する時代への提携背景
ChatGPT、Gemini、Claudeといった代表的なAI検索エンジンが急速に普及する中、消費者による商品発見や購買行動は根底から変わりつつあります。ブランドはAI検索のインターフェース上で推薦・比較の対象となり、消費者がブランドのウェブサイトを経由せずに直接購入を行う時代が訪れています。
注目すべき点として、AI検索エンジンが推薦する情報ソースの90%は、従来のGoogleの検索結果1ページ目には掲載されていないという事実があります。
ブランドと消費者の間にAIエージェントという新しいレイヤーが挿入されることで、ブランドが表示されるかどうか、どのように説明されるか、どのようなオーディエンスに届けられるかが事実上AIによって支配される状況となっています。
Limyはこうした構造的変化を「B2A(Business to Agent)」と位置づけ、企業がAIエージェントを介して自社ブランドや製品の可視性および収益を最適化できるプラットフォームとしてサービスを展開しています。
Limyの特徴とは
Limyは、AI検索エンジン上でブランドがどのように表示され、どのように語られ、どのように購買へと結びつくかを可視化し最適化するプラットフォームとして機能します。この分野における多くのツールがプロンプトをシミュレーションしてブランドの表示状況を推定するアプローチを採用しているのに対し、Limyはウェブサイト上における実際のAIエージェントの行動をトラッキングする手法を採用しています。どのAIエージェントが訪問したか、どのコンテンツを選択したか、何を推薦しているかを把握することにより、プロンプトから収益に至るまでの直接的なつながりを提供できる点が、他のプラットフォームにはない独自の優位性となっています。
2026年1月には、Flybridge主導でa16z speedrunに参加し、1,000万ドル(約15億円)のシード資金調達を実施しています。これはAlleyWatchおよびBusiness Insiderでも報道されました。
独自技術としてのCDN統合によるプロンプト逆算予測
Limyが持つ技術的優位性は、ブランドのCDNにインフラレイヤーで直接統合するというアプローチにあります。
AI検索エンジンのボット(ChatGPTやGemini等のクローラー)がブランドサイトを訪問してコンテンツを取得する際、LimyはどのURLやどのコンテンツがフェッチされたかをリアルタイムで検出・記録します。取得されたコンテンツをベクトル化し、リバースエンジニアリングによって「どのユーザープロンプトがそのボット訪問を引き起こしたのか」を高精度で予測することが可能です。
ChatGPTやGeminiはユーザーのプロンプト情報を外部に公開していませんが、Limyは20名のエンジニアチーム(その大半がAIリサーチャー)が構築した専用モデルを活用することで、非公開のユーザー検索意図を推定する独自技術を確立しています。
Limyプラットフォームの機能概要
Agentic Commerce(エージェンティックコマース)
AI検索エンジン全体における製品レベルでのアトリビューションと分析機能を提供します。どのプロンプトが製品の可視性を生み出し、それがどのようにサイト訪問や購入につながっているかを追跡することで、AI駆動型のコマースファネルを最適化できます。
Agentic Ads(エージェンティック広告)
AIを活用した広告リサーチとパフォーマンス支援の機能です。ターゲットとなるオーディエンスがAI検索エンジンで検索しているプロンプトを特定し、そのインサイトをキャンペーンのターゲティングやメッセージング改善に活用することができます。
Analytics(分析)
競合インテリジェンスと戦略的インサイトを提供します。競合、センチメント、ソースを分析し、ソーシャル、PR、ブログ、コンテンツ、テクニカルの5つの軸で実行可能なレコメンデーションを提供しながら、コンテンツの生成と最適化を支援します。
Monitoring & Attribution(監視と紐づけ)
ユーザーおよびAIエージェントのトラフィックをリアルタイムで監視します。独自のピクセルを用いることで、AI検索による発見からサイト訪問、コンバージョン、収益までを接続し、プロンプトからビジネスインパクトまでの明確な紐づけを実現します。
グローバルでの導入実績
Limyは新興企業でありながら、すでにAmerican Express、AstraZeneca、L'Oreal、Havas、Samsung、KIAといった世界的な大手ブランドへの導入実績を有しています。
Limy Inc. COO Ido Zabarskyのコメント
「ChatGPT、Perplexity、GeminiといったAIプラットフォームは、ブランド発見における新たな玄関口となりつつあります。しかしながら、ほとんどの企業はAI検索上で自社がどのように表示されているかを把握できていないのが現状です。Limyはまさにこの課題を解決するために開発されました。グローバルブランドがAI環境全体において自社のプレゼンスを可視化し、最適化するためのツールを提供しています。日本は世界で最も洗練され、イノベーション志向の高い企業市場の一つであり、あらゆる産業においてAI導入が急速に加速しています。ギャプライズとの提携により、まさに最適なタイミングで日本のブランドにエージェンティックWeb最適化をお届けするための理想的な基盤を得ることができました。」とコメントしています。
株式会社ギャプライズ CEO 甲斐亮之のコメント
「AIの進化により、企業と顧客の接点は大きく変わろうとしています。これまでの検索や広告、ECのあり方に加え、AIエージェントが商品やブランドとの出会いを仲介する時代が本格的に始まりました。こうした変化の中で、企業には"人に選ばれるための最適化"だけでなく、"AIに正しく理解され、推奨されるための最適化"が求められています。Limyは、AI検索上でのブランド可視性を可視化するだけでなく、その先の収益へのつながりまで捉えられる、非常に先進的なプラットフォームです。私たちはこれまで、世界の最先端テクノロジーを日本市場に届け、導入から活用まで伴走してきました。今回の提携を通じて、日本企業がAI検索時代において新たな競争優位を築けるよう、Limyの導入と活用を力強く支援してまいります。」とコメントしています。
株式会社ギャプライズの概要
株式会社ギャプライズは、海外の先進テクノロジーを発掘し、日本市場への導入支援および活用支援を行う"海外SaaS商社"として事業を展開しています。2005年の設立以降、グローバルで注目されるテクノロジー企業とのアライアンスを通じて、デジタルマーケティング、顧客体験最適化、コンテンツ管理、プロジェクト管理、AI活用など、幅広い領域において企業の成長を支援してきました。
近年においては、Googleオプティマイズ終了を契機に、公式推奨されるABテストツール群の国内提供や、サイトスピード改善ソリューションの展開など、特定の製品にとどまらず、顧客課題に応じた最適な選択肢を届ける支援体制を強化しています。市場や技術の変化が加速する中において、ギャプライズは先進テクノロジーの目利き力と伴走力を強みに、企業の事業成長を支えています。
日本のエンタープライズIT市場は30兆円規模に達すると見込まれており、SaaS市場も今後さらなる拡大が予測されています。こうした成長市場において、ギャプライズは今後も世界の先進的なテクノロジーと日本企業をつなぐ架け橋として、新たな価値創出に取り組んでいくとしています。
会社概要
社名:株式会社ギャプライズ
設立:2005年1月27日
代表者:代表取締役CEO 甲斐亮之
資本金:2,000万円
所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE WeWork 11F
出典元:株式会社ギャプライズ プレスリリース












