Temuが世界的認証機関DEKRAと提携、製品安全・品質管理体制を強化へ

グローバルECプラットフォームを展開するTemu(テム)は、2026年2月11日、世界的な試験・検査・認証機関として知られるDEKRA(デクラ)との提携を発表しました。この提携により、マーケットプレイス全体における製品の安全性やコンプライアンス、さらには品質保証の仕組みを一層強化していく方針です。

今回の取り組みでは、Temuのマーケットプレイスに出品される電子製品の一部カテゴリー(自動車用電子機器や家庭用電子製品、その関連製品など)を対象として、DEKRAによる独立した試験サービスが提供されることになります。このサービスは、Temuのセラーセンターからアクセスできるようになっており、出店者はプラットフォーム内で直接、試験や認証に関する支援サービスを受けられる仕組みとなっています。

Temuでは従来より、玩具や高電圧電気製品、暖房機器といった特定のカテゴリーに関しては、出品する前段階で国際的に認められた主要な試験・検査・認証(TIC)機関が発行するコンプライアンス試験に関する書類の提出を義務化してきました。今回発表されたDEKRAとの協業は、Temuが推し進める製品の安全性およびコンプライアンス強化に向けた包括的な施策の一つとして位置付けられています。

製品安全と品質管理に約1億ドルを投資

Temuは2025年において、コンプライアンスや製品の安全性、そして品質管理体制の強化を目的として、世界全体で約1億ドル規模の投資を実施しました。さらに2026年には、この投資額を2倍に拡大する計画を明らかにしています。

これまでにTemuは、今回提携を発表したDEKRAをはじめとして、20社を超える国際的に認知された試験・検査・認証(TIC)機関とパートナーシップを結んでいます。国内における取り組みとしては、2026年1月30日にオンラインマーケットプレイスにおける製品安全基準の強化を目指し、消費者庁が主導する自主的な取り組みである「日本製品安全誓約」に署名を行いました。この誓約は、現行の法令を補完し、さらに強化する枠組みとして期待が寄せられています。

Temuは今後においても、関係する各機関との連携を深めながら、製品の安全性とコンプライアンス体制の継続的な強化を図っていく姿勢を示しています。

Temuのサービス概要

Temuは、世界中の消費者と数百万に及ぶ販売事業者、メーカー、各種ブランドを結びつけるオンラインマーケットプレイスとして展開されています。現在90以上の市場で事業を行っており、手頃な価格で高品質な製品を提供することにより、人々の生活をより豊かなものにすることを目標に掲げています。

2022年9月に米国でサービスの提供を開始して以降、消費者と販売事業者がそれぞれの夢を実現できるよう、手の届く価格帯で質の高い商品を提供することに力を注いできました。日本国内では2023年7月にサービスを開始しており、効率的なサプライチェーンの構築によって実現した豊富な品揃えと価格の手頃さが、消費者から高い評価を獲得しています。

DEKRAについて

DEKRAは、100年という長きにわたり安全分野において信頼を築き上げてきた企業として知られています。1925年に車両検査を通じた道路安全の向上を目的として設立された経緯があり、現在では試験・検査・認証の分野において世界最大級の独立系かつ非上場の専門機関へと成長を遂げています。

今回の提携により、Temuは製品の安全性と品質に対するさらなる信頼性の向上を目指しており、消費者がより安心して利用できるマーケットプレイス環境の構築を推進していきます。両社の協力関係は、オンラインショッピングにおける製品安全基準の新たなスタンダードを確立する取り組みとして注目されています。

出典元:Temuプレスリリース

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