電通総研が「AI開発センター」を2026年2月に新設、国内電通グループのAIソリューション開発を集約

株式会社電通総研(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩本 浩久)は、2026年2月1日付で国内電通グループにおけるAIソリューション開発の中核となる専門組織「AI開発センター」を立ち上げると発表しました。テクノロジーを活用して企業と社会の進化を推進する同社が、AI分野における体制を強化します。

新設される同センターでは、2025年7月に立ち上げられた「dentsu Japan AIセンター」においてAIソリューションの開発を中心的に担ってきた専門メンバーが集結し、国内電通グループ全社に向けたAIソリューションの開発と活用を先導していくとのことです。企業向けの多様なAI製品開発を効率的かつ迅速に進めることをミッションとしています。

同社は長期経営ビジョン「Vision 2030」のもと、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」の3つの強みを有機的に連携させることで、企業と社会が抱える課題の発見・改革提言からテクノロジーを活用した解決策の実装まで、一気通貫で対応できる事業基盤を築いてきました。

2025年2月に公表した中期経営計画「社会進化実装 2027」においては、「強みとなるケイパビリティを強化・活用して企業などの活動を支援し、社会の進化を実装する」というスローガンを掲げています。今回の「AI開発センター」設立を通じて、企業のバリューチェーン変革を支援するとともに、それに伴う社会への新しい価値提供を実現していく方針です。

「AI開発センター」設立の背景と狙い

昨今、生成AIをはじめとする最先端テクノロジーが急速に普及・進化しており、企業や社会に大きなインパクトを与えています。それに伴い、AI活用に対するニーズも急激に拡大している状況です。人々の日常生活においてもAIの活用は当たり前のものとなりつつあり、今後AIは社会の前提条件や基盤として成長していくことが見込まれています。

こうした状況を受けて、電通総研は「AI開発センター」を設立することを決定しました。国内電通グループの各所に分散していたAIエンジニアやプロダクトマネジャー、コンサルタントといった高度専門人材、さらにはノウハウや知見を一箇所に集約することで、品質が高く競争力のあるAIソリューション開発を加速させるとしています。次世代を見据えて、いち早く企業や社会へAIを実装することを目指すとともに、国内電通グループに向けたAIソリューション開発やAI活用の推進についても主導的な役割を果たしていく計画です。

「AI開発センター」の特徴と担う役割

新設される「AI開発センター」は、以下の5つの特徴的な役割を担います。

1. マーケティング領域向け企業AIソリューションの企画・開発

広告・マーケティング領域に限らず、CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)システムやコンタクトセンターといった顧客接点領域を含む、広い意味でのマーケティング領域を支援するAIソリューションの企画・開発を行います。

2. 事業領域向け企業AIソリューションの企画・開発

製造業、金融業、公共分野などの事業活動、さらにはバリューチェーン全体において企業の持続的な成長に寄与するAIソリューションの企画・開発を実施します。

3. コーポレート領域向け企業AIソリューションの企画・開発

人事や会計といった企業のコーポレート領域を支援するためのAIソリューションの企画・開発を推進します。

4. 国内電通グループ向けAIソリューション開発基盤の整備

AI開発に携わる人材と開発プロセスを集約・統合することで、機動的なアジャイル開発体制を整備し、スピーディーなソリューション開発と堅牢性の両立を図ります。また、開発・運用基盤のアーキテクチャを統合することなどにより、AIソリューション運用の安定化と継続的な品質向上を実現していくとのことです。

5. 国内電通グループにおけるAI開発・活用のガバナンス強化と人材育成

グループ全体でのAI開発および活用におけるガバナンス体制を強化するとともに、人材育成にも取り組んでいきます。

「AI開発センター」の概要

新設される組織の詳細は以下の通りです。

名称:AI開発センター(技術統括本部 クロスイノベーション本部内に設立)

設立日:2026年2月1日(日)

所在地:株式会社電通総研 本社

体制:電通総研の社員に加えて、株式会社電通、株式会社電通デジタル、イグニション・ポイント株式会社を中心に、国内電通グループ各社からの出向者で構成されます。新設時は24名体制でスタートする予定です。

今後、「AI開発センター」は国内電通グループにおけるAIソリューション開発および活用の中核拠点として、グループ各社とのシナジーを発揮することに注力します。同時に、企業や社会へのAI実装と持続的な発展を支援していく役割を担います。

参考情報

2025年7月7日には、国内電通グループが「dentsu Japan AIセンター」を発足させており、今回の「AI開発センター」新設はその取り組みをさらに進化・発展させるものとなります。

電通総研について

電通総研は、「HUMANOLOGY for the future~人とテクノロジーで、その先をつくる。~」という企業ビジョンを掲げ、「システムインテグレーション」「コンサルティング」「シンクタンク」という3つの機能を連携させることで、企業・官庁・自治体や生活者を含めた「社会」全体と真摯に向き合っています。課題の提言からテクノロジーによる解決までの循環を生み出し、より良い社会への進化を支援・実装することを目指しています。

同社はテクノロジーや業界、企業、地域の枠組みを超えた「X Innovation(クロスイノベーション)」を推進しており、人とテクノロジーの力で未来を切り拓き、新しい価値を創出し続けることを使命としています。

出典元:株式会社電通総研 プレスリリース

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