
くふう生活者総合研究所は、全国の生活者5,967名を対象として、2026年のバレンタインデーに関する意識調査を実施しました。
記録的なカカオ価格の高騰、いわゆる「カカオショック」の影響により、チョコレートが「高級品化」している2026年。今回の調査結果では、従来の"義理チョコ"を配る慣習は減少傾向にある一方、高価格化したからこそ「本当に大切な相手(本命)」や「自分自身」には妥協しないという、消費行動における二極化・厳選化の傾向が明確になったということです。バレンタインデーは現在、"高騰したチョコレートを言い訳に自分自身を労う日"へと、その意味合いを変化させていることが明らかとなっています。
この記事の目次
調査結果のポイント
・バレンタインデーに贈り物をする人は約半数となっており、「本命チョコ」が7割を超えています。チョコレート価格の上昇やコロナ禍を経た手作り離れも影響しているとのことです
・義理チョコの文化は「衰退した」と感じている人が7割にも達しています
・4割を超える人が「自分用チョコ」を購入しており、その購入理由は7割を超える人が「自分へのご褒美・プチ贅沢」と回答しています
調査の概要
調査テーマ:2026年のバレンタインデーについて
調査エリア:全国
調査対象者:家計簿サービス「くふう Zaim」ユーザー、チラシ・買い物情報サービス「くふう トクバイ」ユーザー計5,967名
調査期間:2026年1月23日(金)〜1月26日(月)
調査方法:インターネットによる調査
バレンタインで贈り物をする人は約半数、本命チョコが7割超に

今年(2026年)のバレンタインデーにチョコレートやプレゼントを贈る予定があると回答した人は約半数(48.4%)となりました。
贈りたい相手としては、「恋人・パートナー・配偶者・想いを寄せる人」といった、いわゆる"本命チョコ"が7割を超えて(72.6%)最も多い結果になりました。次いで「子ども・孫」(37.6%)や「親・祖父母」(16.9%)など、親族や子どもに贈る人が多い傾向が見られました。

バレンタインデーの贈り物における予算(出費総額)については、「1,000円~2,000円未満」の価格帯が24.9%で最も多い結果となっています。
チョコレートが高額化したことにより、バレンタインデーに贈るハードルが上がったと感じている声が多数寄せられており、贈る相手を厳選するようになっていることが分かります。また、通常であれば市販品を購入するよりも手作りする方が出費を抑えられますが、コロナ禍を経験したことで衛生面への配慮から手作りチョコレートを渡しにくくなったという意見も散見されました。
チョコレートは高級品化、コロナ禍を経て手作り離れの傾向も
アンケートに寄せられた声より
・チョコレートが高級品化したため、大切な人にしか贈ることができなくなりました(50代女性)
・チョコレートの値段が高騰し、なかなか手が出しにくい状況になりました(40代女性)
・高級なものが多くなり、贈る単価も上がってしまい、気軽にチョコを渡すことができなくなりました(60代女性)
・以前は手作り等を送っていたものの、コロナ以降は購入した物を渡すように変化しています(50代女性)
・原材料価格の高騰や衛生面上の理由により、手作りチョコレートを配る人がとても少なくなりました(30代女性)
義理チョコ文化は衰退したと感じる人が7割も

職場などでお世話になっている人に感謝や義理の気持ちから贈る「義理チョコ」に関しては、自身や周囲において「完全になくなった」と感じている人が半数近く(45.8%)おり、「縮小した」という回答も2割を超える結果(21.7%)となりました。その理由については、贈る側・もらう側双方の負担を考慮してという声が多く、義理チョコが求められていない「職場・学校などの雰囲気」(36.0%)も3人に1人が理由として挙げています。
義理チョコから解放されて純粋にチョコを楽しめる面も
アンケートに寄せられた声より
・義理チョコがなくなってきたことで、職場で悩む女性が減少し、男性ももらって気を遣うこともなくなって良いと思います(40代女性)
・義理感が減少し、チョコが好きな人が楽しんでいるイベントとして良いです(40代女性)
・職場から公式に義理チョコ禁止のアナウンスが出る企業が増えたように思います(40代男性)
・義理チョコの文化が減少し(なくなり)、本当にあげたい家族や友人、自分へのご褒美などになって良かったのではないかと感じます(60代女性)
・値段が上がってしまい、職場用に配るチョコの出費が大きいです(40代女性)
・以前は義理チョコも大変でしたが、結構楽しかったです。今はそういうのもなくなる風潮で淋しく感じます(60代女性)
義理チョコを贈る風潮が減少していることに対しては、「ストレスが減った」「イベントとして楽しめる」など好意的な意見が多いようです。義理チョコの慣習が職場で続いているという人からは「出費が大きくて困る」という切実な声も寄せられています。
4割を超える人が購入する自分用チョコ、理由は7割超が自分へのご褒美

バレンタインデーのチョコレートを自分用に購入するという人は4割を超えて(42.9%)いました。購入する理由については「自分へのご褒美・プチ贅沢」(72.2%)と回答した人が多い結果となっています。
コメントでも自分用のチョコレートについては肯定的な意見が大半を占めており、バレンタインデーというイベントの捉え方が変化してきていることがうかがえます。バレンタインデーを"好意・感謝を伝える日"だけでなく、"自分をチョコレートで労う日"として楽しんでいる人も少なくないようです。
自分用チョコで贈るからご褒美へと変化
アンケートに寄せられた声より
・バレンタインデーは自分チョコ(ご褒美チョコ)が主流になっています(20代女性)
・自分へのご褒美として買う人が増えているように感じて、自分用に買いやすくなりました(20代女性)
・若い頃のバレンタインとは様変わりしていると感じています。ほとんどがお友達や自分用が多く、好意を示すバレンタインデーではなくなっているように思います(50代女性)
・自分のためのお疲れさまと労うチョコとイベントになりつつあります(40代女性)
・普段はあまりチョコを買いませんが、年に一度、贅沢なチョコを買う良いきっかけになっていると思っています(50代女性)
・プレゼントではなく自分用にちょっとお高めのチョコを買う人が増えているように思います(40代女性)
チョコレートの価格高騰により、単に買い控えるだけではなく、自分を含む"本当に大切な人"にだけ贈るという、消費における質的変化が見られる調査結果となりました。
出典元:くふう生活者総合研究所(株式会社くふうカンパニーホールディングス)プレスリリース













