株式会社Cellestが中国・杭州でライブコマース市場視察を実施、現地商品を販売する配信企画も展開

2025年12月25日 2025年12月25日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

日本国内でライブコマースのインフラ化を推進する株式会社Cellest(本社所在地:大阪府大阪市、代表取締役CEO:佐々木宏志)が、2025年10月27日(月)から30日(木)の期間において、中国・杭州にてライブコマース市場の現地リサーチを実施したことを発表しました。

今回の取り組みは、世界において最も発展を遂げているライブコマース市場を持つ中国の現況を学習し、得られた情報を日本市場へ応用展開することを狙いとした、同社における事業開発と人材育成の施策の一環として実施されたものとなります。

さらに、2025年12月15日(月)から17日(水)にかけては、中国現地にて調達を行った商品を日本の消費者向けにライブコマースで販売する配信プロジェクトが実行されました。同社が運営を手がけるライブコマースチャンネル「ぞうねこちゃんねる」を活用し、現地視察によって獲得した知見を基盤として、中国市場特有の商流構造や商品特性について実践的な検証が行われました。

この記事の目次

1 中国・杭州における現地視察の実施について
- 1.1 視察を実施した企業・マーケット
2 中国現地からのライブコマース配信の実施について
- 2.1 ライブコマース企画の概要
3 ライブコマース専門事務所「トキバナ」について
4 「ぞうねこちゃんねる」について
5 「日本におけるライブコマースのインフラ化を目指す」株式会社Cellestについて
- 5.1 会社概要

中国・杭州における現地視察の実施について

中国のライブコマース市場は、2019年以降、急激な成長を継続しています。2025年には約6.9兆元(日本円に換算すると約150兆円規模)に到達するとされており、短い期間でEC全体を支える重要な市場へと発展を遂げています。今後も成長傾向は続き、2026年には約8.2兆元に達する見込みであり、高い水準での安定成長フェーズへの移行が見られます。(出典:専門家インタビュー、公開資料、iResearchコンサルティング研究院による自主研究および作図)

同社においては、このような市場構造を机上の情報だけではなく現地で体感し、事業への還元を行うことを目的として、中国・杭州においてライブコマース関連企業や卸売市場の訪問が実施されました。

視察を通じて得られた知見として、

・ライブコマースと商品流通が統合された市場構造

・トレンドが誕生してから販売に至るまでのスピード感

・インフルエンサーや配信者を起点にしたブランド構築

といった点を現地で確認することができ、同社が日本国内で推進している事業の方向性や課題について多角的に検証する好機となったということです。