
楽天グループ傘下のリンクシェア・ジャパン株式会社は、2025年12月22日より、ベンジー株式会社と共同で開発・提供しているSEO(検索エンジン最適化)・AIO(AI検索最適化)・GEO(生成AIエンジン最適化)の統合分析ツール「LinkSurge」(リンクサージ)において、4つの新機能の提供を開始したと発表しました。
今回追加された新機能は、Google検索結果の最上部に表示されるAI生成の要約である「AI Overviews」や生成AIチャットといったAIプラットフォームにおける分析機能を大幅に拡充したものとなっています。
この記事の目次
追加された4つの新機能について
今回提供が開始された4つの機能は、次のような内容となっています。
1つ目は「GEOドメイン分析」です。この機能では、分析対象となるドメインがAIプラットフォームにおいて引用されているかどうかをページ単位で詳細に分析することができます。
2つ目は「GEO競合比較分析」です。複数のキーワードおよびドメインがAIプラットフォームで引用されているかについて、一括で比較分析することが可能となります。
3つ目は「GEOモニタリング」です。最大50のプロンプトを設定することで、自社や競合ブランド名などのキーワードとドメインがAIプラットフォームで引用されているかを定点観測し、日々の数値変化を可視化することができます。
4つ目は「GEOブランドメンション」です。指定したキーワードがAIプラットフォームでどのように質問され引用されたかを分析し、検索ボリュームや引用数(メンション数)を取得できる機能となっています。
AI検索時代のブランド露出最大化を実現
これまでの機能では、「AI Overviews」や生成AIチャットに引用されやすいサイト構造を構築するための分析や改善提案が中心でした。しかし、今回の機能拡充により、AIプラットフォーム上でのキーワードやドメインの引用状況を定量的に分析することが実現しました。これにより、「LinkSurge」はAI検索時代におけるブランド露出を最大化するための分析や改善提案ツールとして、さらなる進化を遂げたといえます。
ユーザーの声を反映した機能開発
「LinkSurge」は2024年11月にウェブサイトやECサイトの運営者向けに提供が開始されて以降、個人事業主から企業まで幅広い層に導入されています。また、利用者からAIOやGEOに関する課題意識や対策について数多くのフィードバックが寄せられる中で、AIOやGEOの分析作業においては、自社ブランドの引用状況を1件ずつ手動で計測したり、複数の競合サービスとのドメインやキーワードの比較に膨大な時間を費やしたりするなど、非常に煩雑な作業が発生していることが明らかになりました。
今回の新機能は、こうした手間のかかる定点観測や複数のキーワードまたはドメインの比較分析を自動化し、AI検索時代における市場の実態をより手軽に、かつ正確に分析できるツールとして開発されたものです。
新機能の詳細情報
新機能の提供開始日は2025年12月22日(月)となっています。
各機能の詳細は以下の通りです。
「GEOドメイン分析」は、「AI Overviews」や生成AIチャットなどにおいて、指定のドメインやキーワードがどの程度引用・言及されているかを分析する機能となっています。

「GEO競合比較分析」は、複数のキーワードやドメインが「AI Overviews」や生成AIチャットでどの程度引用・言及されているかを一括で比較分析できる機能です。

「GEOモニタリング」は、生成AIチャットなどのAIプラットフォームにおけるブランド引用を、最大50のプロンプトを設定して定点観測する機能です。

「GEOブランドメンション」は、指定したキーワードを含むAIへの質問・AIの回答・AIが引用や参照したURLを分析し、検索ボリュームや引用数(メンション数)を取得する機能です。

ベンジー株式会社について
ベンジー株式会社は、「AIツールとメディア運営事業を通じて、お客様のビジネスを支援する」という理念を掲げている企業です。主要なサービスとして、AIを活用した商品レコメンドツール「ベストアイテムAI」などを提供しています。さらに、自社メディア「ベストアイテム」や動画コンテンツ「ベストアイテムムービー」の運営を通じて、お客様の多様なニーズに対応するソリューションを提供しています。
リンクシェア・ジャパン株式会社について
楽天グループのデジタルマーケティング企業であるリンクシェア・ジャパン株式会社は、成果報酬型のアフィリエイト広告を中心に、楽天が蓄積してきた消費行動分析データとAIを活用したディスプレイ広告やリスティング広告、インフルエンサーサービスなど、幅広いデジタルマーケティングソリューションを提供しています。特に、ECサイトや金融業界向けのマーケティング支援に強みを持ち、広告主の課題解決をサポートしています。
同社は、マーケティングパフォーマンス最大化に貢献するため、今後も楽天グループが保有する膨大なデータ・ナレッジと世界中のアドテクノロジーを組み合わせた最先端の取り組みやサービスを提供していくとしています。
出典元:リンクシェア・ジャパン株式会社 プレスリリース












