ラクス、「メールディーラー」と「配配メール」を「楽楽クラウド」ブランドへ統合 2025年10月から順次対応

株式会社ラクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中村崇則)が、問い合わせ管理システム「メールディーラー」と、メールマーケティングサービス「配配メール」の名称を変更し、「楽楽クラウド」へブランド統合することを発表しました。このブランド統合は2025年10月23日(木)から順次進められる予定です。

今回の名称変更では、「メールディーラー」は「楽楽自動応対」に、「配配メール」は「楽楽メールマーケティング」にそれぞれ名称が変わります。これまで「楽楽クラウド」ブランドはバックオフィス領域に特化して展開されてきましたが、今後はフロントオフィス領域にも対象を広げていく方針です。この統合により、企業の多様な業務課題への対応力を高め、さらなる顧客体験の向上を目指すとしています。

生成AIで進化する「楽楽クラウド」の提供価値

生成AIの進展をはじめとする市場環境の変化により、企業が直面する業務課題への解決方法は大きく変化しています。「メールディーラー」や「配配メール」もAI技術の活用によって、顧客対応やマーケティングを高度化する機能を拡張し、従来のメールの枠を超えた価値提供が可能になっています。

同社はこうした変化をチャンスと捉え、両サービスを「楽楽クラウド」へブランド統合することで、従来の提供価値をさらに進化させるとともに、生成AIを積極的に取り入れた新たなソリューションを提供していく方針を決定しました。

例えば、「楽楽自動応対」に搭載されている自動生成機能はその取り組みの一例であり、今後は「楽楽メールマーケティング」をはじめとする各種サービスにも生成AI技術を順次取り入れ、業務効率化と質の高い顧客体験の実現を目指していくとのことです。

「楽楽クラウド」とは

「楽楽クラウド」は、ラクスが展開する業務支援クラウドサービスの統合ブランドです。これまでは経理、総務、人事といったバックオフィス業務を対象に「楽楽精算」「楽楽明細」などの複数サービスを展開していましたが、今後は営業・マーケティングといったフロントオフィス業務領域も対象に加え、より広い顧客の業務課題解決に取り組むブランドを目指しています。

バックオフィスからフロントオフィスまでを包括的に支援することで、業務効率化だけでなく顧客接点の強化も実現し、持続的な企業成長に貢献していくとのことです。

「楽楽自動応対」(旧名称:メールディーラー)

「楽楽自動応対(旧名称:メールディーラー)」は、累計導入社数9,000社を超える実績を持つ問い合わせ自動応対システムです。

名称変更の背景と今後の展望

旧「メールディーラー」は、メールの共有・管理を効率化するサービスとして提供されてきました。しかし生成AIが台頭する現在、顧客の要望に応えるためAI機能を積極的に実装し、従来の「メール共有・管理」という枠組みを超えて、サービスの提供価値を拡大してきたとのことです。

こうしたサービスの実態や提供価値の拡大に合わせ、「楽楽自動応対」へと名称変更されます。「楽楽自動応対」に蓄積された過去の応対履歴というナレッジと生成AIなどの最新技術を活用し、顧客応対における様々な業務課題の解決支援を強化していくとしています。

サービス詳細

「楽楽自動応対」は、AI機能を活用して過去の応対履歴をもとに自動で問い合わせに答える問い合わせ自動応対システムです。過去の応対履歴をもとにした返信文の生成や、メール内容を踏まえた優先順位付けを行うリスク検知機能によりメール応対業務を自動化します。さらに、応対状況の見える化によって、属人化や対応漏れ・遅れといった課題を解消し、問い合わせ応対業務の効率化を実現します。

「楽楽メールマーケティング」(旧名称:配配メール)

「楽楽メールマーケティング(旧名称:配配メール)」は、累計導入社数10,000社を超える実績を持つメールマーケティングサービスです。独自ノウハウを詰め込んだメールマーケティング機能と、運用に寄り添う継続的なサポートを通じて、ステークホルダーとの関係構築と事業成長を支援します。

名称変更の背景と今後の展望

旧「配配メール」は、「メールの一斉配信」ができるサービスとして提供されてきました。しかし、顧客の本来の目的はメールによってエンドユーザーの行動を促し、成果(商談・購入)につなげる「メールマーケティング」であるため、戦略的な「マーケティング機能」の実装が進められてきたとのことです。

その結果、旧「配配メール」が提供する価値は「メールを活用した情報周知・業務効率化」から「メールマーケティングによる成果創出」まで拡大したため、「楽楽メールマーケティング」へと名称変更することになりました。この名称変更により、楽楽クラウドとのブランドシナジーを最大化するだけでなく、BtoB企業の営業課題解決支援にも注力していくとしています。

サービス詳細

「楽楽メールマーケティング」は、10,000社以上の導入実績から得た実践的ノウハウを詰め込んだ、メールマーケティングに必要な機能を搭載したサービスです。マーケティングの専門知識がなくても、直感的な操作でセグメント配信やステップメールなどの高度な機能を誰でも簡単に使いこなせることが特徴です。

さらに、配信案の提案や添削といった成果を出すための「運用」を共に構築する継続的なサポートで、費用対効果に優れた効果的なメールマーケティングを支援しています。

なお、ラクスによると、「楽楽自動応対」「楽楽メールマーケティング」ともに名称変更に伴う契約条件や料金体系の変更は一切なく、現在利用中の顧客は引き続き安心してサービスを利用できるとのことです。

株式会社ラクス 会社概要

会社名 株式会社ラクス
本社所在地 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27番5号 リンクスクエア新宿
代表者 代表取締役 中村崇則
設立 2000年11月1日
資本金 3億7,837万8千円
事業内容 クラウドサービス事業

出典元: 株式会社ラクス プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ