株式会社システムリサーチ（本社：愛知県名古屋市）が運営する「創作品モールあるる」（以下、あるるモール）は、全国の20代～50代の男女200名を対象とした「ご褒美消費」に関する意識調査を実施し、その結果を発表しています。
この調査では、物価高により高額な買い物を控える傾向が広がる中、「ちょっとしたご褒美」でさえも慎重に選ぶ姿勢が鮮明になっており、消費者の購買判断がより厳格になっている実態が浮き彫りになっています。
この記事の目次
調査結果
物価高で"プチ贅沢消費"も伸びず、慎重姿勢が浮き彫りに
一般的に高額消費は「なくても困らない娯楽領域」に位置づけられるため、物価高騰時にはまず最初に削減される傾向があります。
しかし今回の調査結果によると、わずか500～2,000円程度の「プチ贅沢」についても控えるという消費者が4割近く存在していることが判明しています。
この背景には、継続的な生活費の上昇により「少額でも積み重なれば家計負担となる」という意識が強くなっていることが考えられます。
その結果、プチ贅沢に対しても「本当に購入する必要性があるか」をこれまで以上に厳密に検討する姿勢が広がっており、慎重な消費行動が定着しつつある状況が見て取れます。
プチ贅沢が"増えた派"の理由は「心の回復」が中心
物価高による「我慢」が増加する一方で、日常のストレスや疲労感の高まりにより、"ご褒美を増やす層"は主に「心を緩める時間」や「瞬間的な満足感」を求めて購入する傾向が明らかになっています。
日々のストレスや疲労の蓄積により、ご褒美の役割が単なる娯楽から、「メンタルヘルスのための身近な手段」へと変化しつつあります。
経済状況に影響されながらも、「心の支えとしてのご褒美」は一部の消費者にとって欠かせない存在になっていると言えるでしょう。
プチ贅沢として選ばれるのは「スイーツ」が圧倒的
本調査において、"ご褒美カテゴリ"として最も高い支持を集めたのはスイーツでした。
スイーツは短時間で幸福感を得られることから、「最も効率的に満足感を獲得できるご褒美」として選択されやすい傾向にあります。
ストレス解消や気分転換との相性が良く、メンタルケアへの需要の高まりがカテゴリ選択に反映されていると考えられます。
"プチ贅沢さえ選別される時代"へ― 消費者の購買行動は「目的重視」にシフト
今回実施された調査を総合的に分析すると、物価高の影響は高額消費だけでなく、「ちょっとしたご褒美」にまで及んでいることが明らかになっています。
これまで「気軽に購入できる」というイメージが強かったプチ贅沢でさえも、現在では目的や満足度を慎重に見極めて選択する対象へと変化しつつあります。
消費者が真に求めているのは、価格ではなく「心が満たされるかどうか」という点です。
プチ贅沢における価値基準が大きく変わりつつあることを示す調査結果となっています。
調査概要
調査対象： 20歳～59歳の男女
調査期間： 2025年12月2日
調査機関： クラウドソーシングサイト
調査方法： 各質問項目の回答割合を算出
有効回答数： 249名
創作品モールあるるについて
「あるる」は商品やサービスの魅力だけではなく、『誰から買うか』を大切にしており、ショップの歴史、生産者の想い、職人の人となりを伝えるコンテンツが豊富に用意されています。その想いを知った上で気に入った商品と出会うことができる場となっています。同社は今後も「人（店舗）と人（お客さま）」が集い、繋がる場所を目指して努力を続けていくとしています。
会社概要
社名：株式会社システムリサーチ
本社所在地：〒453-0861愛知県名古屋市中村区岩塚本通二丁目12番
代表取締役社長：平山 宏
出典元： 株式会社システムリサーチ プレスリリース
