【調査結果】Z世代のハロウィン消費行動：33.5%が「楽しむ気持ち増加」、商品選びは「デザイン・SNS映え」重視が39.2%

2025年10月23日 2025年10月23日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

2025年のハロウィンシーズンを迎える前に、街やSNSではコスプレやハロウィン商品、装飾品など様々な楽しみ方が広がっています。「なんとなく意識はするけれど、何もしていない」という層も半数近く存在し、ブランドがどのように消費者に寄り添うかによって参加・消費行動が大きく変わる時期となっています。

株式会社Reaplus（本社：東京都渋谷区、代表取締役：松元詞音）は、消費者の"今"を可視化する次世代型インサイトマーケティングサービス「Youth Now!」を活用して、全国の15〜29歳の男女489名を対象とした「ハロウィンにおける参加/消費行動調査」を実施しました。

この調査では、Z世代を中心とした若年層が"どのようにハロウィンを捉え、どんな価値基準で商品を選んでいるか"を明らかにしており、企業のマーケティングや商品開発、キャンペーン設計において「若年層のインサイトを起点に次の一手を考える」ための実践的データとして活用できる内容となっています。

この記事の目次

1 調査概要
2 調査サマリー（一部抜粋）
3 資料例
4 分析｜Z世代の消費構造3つの変化
5 企業・ブランドへの示唆
6 株式会社Reaplus 会社概要

調査概要

調査名：【Youth Now! トレンド調査】ハロウィンにおける若年層の参加/消費意識

実施主体：株式会社Reaplus

実施期間：2025年10月8日〜15日

調査手法：定量アンケート（選択式＋一部自由記述）

調査対象：全国の15～29歳男女（N=489）

男性：269名 / 女性：220名

調査サマリー（一部抜粋）

【意識変化・トレンド動向】昨年と比べて、今年はハロウィンを楽しもうという気持ちの変化について、「楽しむ気持ちが増えた」と回答した人が33.5%とポジティブな変化が見られています。半数以上は変化なし、減少は11.9%に留まるため、自分ゴトがしやすいSNS発信や体験型企画を提供することで、参加意欲を高められる可能性があることが示唆されています。
【購買動機】ハロウィン関連の商品を選ぶとき、最も重視するポイントとして「デザイン・SNS映え」が39.2%と最多で、「手軽さ」24.8%、「価格」22.2%を上回っています。見栄えの優先度が高いため、特に若年層に対しては、写真映えやシェア欲求を刺激するデザイン設計やプロモーションが必須であることがわかります。
【情報収集行動／SNS利用傾向】コスプレの参考にする情報源としては、「Instagram」（55.9%）、「X（旧Twitter）」（41.8%）、「TikTok」（36.2%）が上位を占めています。また、コスプレ写真の投稿先でも「X（旧Twitter）」（37.1%）、「Instagram」（31.9%）、「TikTok」（30.5%）が上位となっており、SNS上の発信が消費者の購買・参加意欲を刺激していることが明確に示されています。このことから、ハロウィン関連の発信やキャンペーン施策は、「Instagram」「X」「TikTok」を中心に展開することで最も高い波及効果が期待できることがわかります。

同社の調査は以下の3つの軸で構成されています。

消費・購買行動軸
支出額・選定理由・購買チャネルなど、購買意思決定の実態を可視化しています。
情報・発信行動軸
情報源・SNS投稿・ブランド投稿への反応など、SNS時代の購買ドライバーを把握する内容です。
文化・参加意識軸
イベントへの心理的距離や体験志向、共感・没入型の行動傾向を測定しています。

※本記事では一部の結果のみを抜粋してご紹介しています。

資料例

Q5. ハロウィン関連の商品を選ぶとき、最も重視するのは何ですか？（N=306）

価格：22.2%

デザイン/SNS映え：39.2%

手軽さ（購入しやすさ・即入手できるか）：24.8%

品質・安全性：9.2%

ブランドイメージ：4.6%

分析｜Z世代の消費構造3つの変化

軸	これまで	現在のZ代
①参加意識	盛り上がり前提	"自分のペースで関わる"選択型
②購買動機	商品の機能・価格	"誰かに共感される" デザイン・ストーリー
③体験価値	イベントの非日常	日常を少し特別にする "マイルド体験"