
AI CROSS株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:原田典子)は、AI来客数予測サービス「Deep Predictor」のシンプルプランをアップグレードし、飲食業・サービス業・アパレル業など多様な業種に対応した新バージョンを2025年8月20日より提供開始したことを発表しました。
このプランは、過去の売上データや専門知識がなくても、候補物件の情報を入力するだけでAIが商圏データを自動取得し、月間来客数および売上金額を高精度に予測するサービスです。平均精度83%、企業特性を加味した補正により最大98%の精度を実現し、出店判断のスピードと確度を大幅に向上させることが可能になるとのことです。
この記事の目次
予測は"数クリック"ーー現場に強いAIがさらに進化
「Deep Predictor シンプルプラン」は、Excelフォームに入力した候補物件情報をWeb画面にアップロードするだけで、AIが自動で商圏データを収集し、予測を実行します。結果はCSV形式で出力でき、最大月5000件まで予測を行うことが可能です。
今回のアップグレードでは、これまで小売業を中心としていた予測モデルを再設計し、飲食業やサービス業、アパレル業など、さまざまな業種への対応範囲を拡大しました。また、来客数の予測機能にも対応したことで、特に新規出店時の集客ポテンシャルを把握しやすくなり、より実態に即した出店判断や収支検討が可能になったとのことです。

高精度予測で実績多数、ついに正式公開へ
同社によると、本プランは当初より限定的に提供していたものの、業種や企業ごとのブランド力といった、立地データだけでは捉えきれない要素への対応が課題だったため、正式な広報は控えていたそうです。
その後、企業ごとのブランド力・業態コンセプト・営業力などの影響を補正する処理を導入することで、来客数予測に基づく売上予測精度は最大98%を記録。現在では多くの企業に導入され、実際の出店計画に活用されているとのことです。
導入事例の一部として、以下のような実績が公開されています。
飲食チェーン様:正答率95.0%、売上規模約30億円、約40店舗
食品小売チェーン様:正答率89.3%、売上規模約120億円、約15店舗
アパレルチェーン様:正答率89.6%、売上規模約100億円、約10店舗
特長:高精度・簡単・多用途。"人の勘"に依存しない出店判断を支援
「Deep Predictor シンプルプラン」の主な特長は以下の5点です。
① 対象業種の拡大
小売業にとどまらず、飲食業・サービス業・アパレル業など幅広く対応。あらゆる出店戦略に活用することができます。
② 来客数×客単価で売上をシミュレーション
来客数の予測に対応し、客単価を掛け合わせることでリアルな売上予測が可能になりました。
③ 誰でも簡単に。操作はたったの数クリック
住所や面積などをExcelで入力し、Webにアップロードするだけです。住所から多様な商圏データをAIが自動で取得するため、過去の出店実績が少ない企業でもすぐに導入し活用できるという特徴があります。
④ 月5000件まで対応。コストもスリム
初期費用ゼロ、月額5万円(税別)〜で、月間延べ5000件まで予測可能です。(1回の予測で最大50件、月間100回の予測が可能)
⑤ 圧倒的な精度と実績
平均精度83%、企業特性を加味した補正により最大98%を実現。すでに多くの業態で活用実績があるとのことです。

今後の展望
AI CROSS株式会社は今後も、業種・業界を問わずあらゆる出店・開業判断において「使えるAI」を提供すべく、モデルの進化と対応領域の拡大を続けていくとしています。
既存業種にとどまらず、他業界への応用可能性も見据えながら、さらなる技術開発と導入支援の強化に取り組んでいく方針だと発表しています。
Deep Predictorとは
「Deep Predictor」は、専門知識がなくても保有データを活用し、高精度な予測と意思決定を支援するノーコード型のAI予測分析サービスです。
単なる予測にとどまらず、業務に直結するアウトプットを生成できる点が特長で、現場ですぐに活用ができるよう設計されているとのことです。

AI CROSS株式会社
AI CROSS株式会社は、法人向けのメッセージングサービスとAIを活用したソリューションを提供する企業です。主力サービスには、SMS配信サービス「絶対リーチ!SMS」、RCS配信プラットフォーム「絶対リーチ!RCS」およびAIを活用した様々なデータ分析サービス「Deep Predictor」などがあり、企業の業務効率化と顧客との円滑なコミュニケーションを支援しています。
出典元:AI CROSS株式会社 プレスリリース