インアゴーラとナルミヤ・インターナショナルが提携、中国市場向け子ども服販売を本格展開へ―SNSマーケティングや多様な販売チャネルを活用

中国消費者向け日本商品特化型越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)」を運営するインアゴーラ株式会社(代表取締役CEO:翁 永飆、所在地:東京都港区)が、株式会社ナルミヤ・インターナショナル(代表取締役執行役員社長:國京 紘宇、所在地:東京都港区)と提携し、0歳(新生児)から15歳前後のお子様を持つ世代のユーザー向けに子ども服の販売を正式に開始したことが発表されました。

2024年4月からの取り組み開始以降、19の新規ブランドの販売を順次展開し、SNSやライブコマースを通じたブランド訴求により一定の成果を収めたとのことです。この実績を踏まえ、テストマーケティング段階から中国での本格展開へと移行し、さらなる販売拡大とブランド認知向上を目指していくとしています。

インアゴーラ株式会社とナルミヤ・インターナショナルは、2024年4月からの協業開始以降、19もの新規ブランドの販売を順次開始してきました。これまでSNSやライブコマースなどを通じてブランドの訴求を行い、一定の成果を上げてきたとのことです。この度、これらの実績を基に、中国消費者のニーズや購買動向を把握するためのテストマーケティング段階から、中国市場での本格展開へと移行することを決定したと発表されています。今後はさらなる販売拡大とブランド認知向上を目指していくとのことです。

現在取り扱っているブランドは、and D.petit main・baby cheer・b.ROOM・by LOVEiT・kladskap・KP・Love & Peace & Money・Lovetoxic・Lycee mine・mezzo piano・mezzo piano junior・minimal・petit main ・pom ponette AMI・pom ponette junior・Pupil House・SENSE OF WONDER・TOYウエアの計19ブランドとなっています。

ナルミヤ・インターナショナルは、1995年に設立された日本を代表する子ども服メーカーです。新生児から中高生までの幅広い年齢層を対象に、多様なテイストのファッションブランドを展開し、日本国内で高い支持を得ています。「子どもたちの個性や夢をファッションで表現する」というコンセプトのもと、かわいらしさ、上品さ、トレンド感を兼ね備えたアイテムを提供しています。また、機能性や着心地にもこだわり、成長期の子どもたちが快適に自分らしく過ごせるファッションを追求しています。

一方、インアゴーラは、中国独自のSNSマーケティング(WeChat・RED・Douyin)や中国市場特有の販売手法であるライブコマースなどに強みを持ち、中国消費者の購買行動を熟知しています。さらに、中国の様々なチャンネルにおける販売ノウハウを有しており、多くの日本ブランドの売上拡大とファン獲得を実現してきたとされています。

今回の本格展開フェーズでは、対象ブランドのラインアップ拡充や販売チャネルの多様化を進めるとともに、中国消費者との接点を強化し、さらなる売上成長とブランド価値向上を図る計画とのことです。

ナルミヤ・インターナショナルとの取組み:SNSマーケティングによる認知度拡大

WeChatユーザーグループ運営による認知拡大

中国で最も普及しているソーシャルメディアアプリ「WeChat」内で共通の趣味や興味を持つ人々が集まるコミュニティのユーザーグループを複数活用し、ユーザーグループの運営を行っているとのことです。日々様々なトピックや商品情報の情報交換を行うことで、認知拡大を図っています。

WeChatユーザーグループ運営をすることにより、ユーザーとの直接的なコミュニケーションを図ることができ、ユーザーとの関係を深めることが可能になると説明されています。

ナルミヤ・インターナショナルとの取組み:複数の販売チャンネルでの販路拡大

① 自社で運営する越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」

中国消費者向け日本商品特化型越境ECアプリとして2015年8月にリリースされました。サービス開始以降、多岐にわたるカテゴリーの商品を取り揃え、中国消費者の中で「豌豆(ワンドウ)は、日本の本物を取り扱っているアプリ」という一定の認知が定着しているとのことです。

この自社アプリ「豌豆公主(ワンドウ)」内にナルミヤ・インターナショナルのコーナーを設け、商品販売を行っています。

② WeChatミニプログラム

中国で最も普及しているソーシャルメディアアプリ「WeChat」内で簡易版のアプリプログラムが利用できるミニプログラムの「日淘便利go」は、累計ユーザー数が約20万人で、日本のファッションブランドや日用品など幅広いアイテムを取り扱っているそうです。

このミニプログラム内にもナルミヤ・インターナショナルのコーナーを設け、商品販売を行っています。

③ 小紅書(Rednote)

中国を代表するライフスタイル共有型SNSアプリの小紅書(Rednote)の自社アカウント「豌豆(ワンドウ)」は、フォロワーが約11万人おり、投稿いいね数が5.6万を獲得しているアカウントだということです。

このアカウントで記事配信やKOL(キー・オピニオン・リーダー)によるライブコマースを実施し、ナルミヤ・インターナショナルの商品販売を行っています。

④ Tmall国際

アリババグループが運営する中国最大の越境ECプラットフォーム「Tmall国際」でも商品を購入することができます。

消費力ある若い世代のユーザーにフォーカス

中国の若者は経済の不透明感を背景に、以前のような「爆買い」から変化し、より合理的でパーソナルな価値観に基づいた消費行動を取る傾向にあるとのことです。中国市場においては、「95後(1995年から1999年生まれ)」と「00後(2000年代生まれ)」が徐々に消費の中心層となり、消費の新たな変革を引き起こしています。

こうした中国の若者の消費傾向として特徴的なのは、「低欲望」時代でも「自分のため」にはお金を使うという点です。お小遣いという限られた範囲の中で、自分の満足度を最大限に高めるための消費を追求しています。全体的な消費マインドが減退している中でも、中国の若者は自己満足や生活の質を高めるための消費には積極的とされています。スキンケア、フィットネス用品、趣味(アニメ、ゲームなど)、旅行、ヘルスケアなど、自分を楽しませたり、ストレスを解消したりする商品やサービスへの支出が顕著になっているようです。

インアゴーラは、今後もより多くの日本商品を海外のお客様に紹介し、日本の商品とライフスタイルを楽しんでいただく場を提供していく方針だとしています。

■株式会社 ナルミヤ・インターナショナル 概要

本社所在地    :東京都港区芝公園2-4-1 芝パークビルB館9階

会社設立     :2016年6月(1995年8月設立の旧ナルミヤ・インターナショナルを前身とする)

代表取締役社長 :國京 紘宇

事業内容    :ベビー・子ども服の企画販売事業

    オリジナル、ライセンスブランドの展開による、子ども服および、関連製品の製造加工販売

■Inagora株式会社 概要

本社所在地   :東京都港区芝四丁目1番28号PMO田町IIIビル 2F

会社設立    :2014年12月15日

代表取締役 CEO :翁 永飆

「ショッピングに国境はない」をスローガンに、日本の優れた商品やサービスをインターネットを通じて中国向けに展開する越境EC事業、および上記に伴うコンテンツ制作、物流、海外マーケティングなど複合的な付帯事業を行っているとのことです。

インアゴーラは、日本企業が海外進出を検討する際に必ず課題となる「情報の越境」「物流の越境」「決済の越境」のすべてを解決する、ワンストップソリューション型のB to B to C越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営しています。商品の翻訳、物流、決済、マーケティング、顧客対応、他チャンネル展開などの全工程を担うことで、日本企業と中国消費者間の文化的ギャップを吸収し、日本企業の中国進出をサポートしています。日本の企業はインアゴーラの日本国内倉庫に商品を配送するだけで、国内ECショップを1店舗追加するよりも簡単に、巨大な中国市場に進出することが可能となっているとのことです。

「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」イメージ

出典元:インアゴーラ株式会社

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