株式会社高速オフセット（代表取締役社長：島田 智、本社：大阪市西区）は、2021年より提供している海外配送伝票発行サービス「ハコボウヤ」において、株式会社スマレジのクラウドPOSレジ「スマレジ」との連携機能をリリースしました。この連携により、商品情報のリアルタイム連携や商品名の自動英訳などが可能となり、海外へお土産を配送する際の利便性が大幅に向上します。
「ハコボウヤ」は訪日観光客向けに海外配送をサポートするサービスで、スマートフォンを使って簡単に海外配送伝票を発行できるシステムです。今回のスマレジとの連携により、小売店舗における海外向け販売の業務効率化が実現します。
この記事の目次
スマレジとの連携でできること
①商品情報のリアルタイム連携
スマレジに登録されている商品情報がハコボウヤシステムにリアルタイムで連携されるようになりました。連携する際には、どのカテゴリの商品をハコボウヤに取り込むかを選択することも可能です。これにより、店舗で扱う商品の管理と海外配送の準備をシームレスに行うことができます。
②商品名の自動英訳
スマレジから連携された日本語の商品名を自動的に英訳し、輸出用の商品名として変換できる機能が実装されました。これにより、海外配送時に必要な英語表記を手動で入力する手間が省け、業務効率の向上につながります。
③HSコード（６桁）が自動付与
貨物を輸出入する際に必須となる世界共通の分類コード「HSコード」が自動で付与されるようになりました。海外配送には欠かせないこのコードの自動付与により、配送手続きがよりスムーズになります。
④注文情報のリアルタイム連携
ハコボウヤで受け付けた注文情報（商品金額、自動計算された配送料、配送手数料など）をスマレジにリアルタイムで連携できるようになりました。この機能により、ハコボウヤで計算された配送料をスマレジで決済することが可能となり、会計業務の効率化が実現します。
ハコボウヤが目指す目標
株式会社高速オフセットは、「ハコボウヤ」を通じて海外配送の利便性を高めることで、訪日観光客の購入機会を創出し、日本製品の販売拡大につなげることを目指しています。これにより、日本の地域産業が世界中で愛され、活性化し、次世代へと継承されていく社会の創出に貢献していくとのことです。
海外からの訪問者が日本で購入した商品を簡単に自国へ送ることができるようになれば、購買行動にも変化が生まれます。「ハコボウヤ」はそうした購買体験の向上と、日本の商品の海外普及を同時に実現するサービスとして注目されています。
株式会社高速オフセット 会社概要
株式会社高速オフセットは、1986年に設立されました。設立以降、同社は地方自治体の広報物制作（取材／デザイン／印刷）などを主に手掛けてきました。
2014年には大阪観光局公式キャラクター「Osaka Bob」を発表し、現在ではXで1.5万人、Instagramで2.6万人のフォロワーを獲得する人気キャラクターに成長しています。
2016年には大阪を海外に紹介するフリーマガジン「Falling in love with Osaka」を発行。2018年にはその名称を「MAIDO。」に変更し、海外向け情報発信を強化してきました。
2019年には大阪の観光や穴場スポットを紹介するウェブサイト「MAIDO。」を公開。日本語、英語、簡体字、韓国語の4言語対応で、幅広い海外ユーザーに大阪の魅力を伝えています。
2021年からはインバウンド向け事業総合サービス「HAKO-BU.net」をスタート。海外伝票発行サービス「ハコボウヤ」のAndroid版をリリースしました。同時に、東南アジア向けの「Kodawari Times」、台湾向けの「日本Go！日本購」、中国向けの「醉日本」といった海外向けメディアも公開し、多角的な情報発信を行っています。
2024年には大阪・関西万博PRサプライヤーとして認定され、「ハコボウヤ」のiOS版およびDHL版をリリース。同サービスは「KANSAI DX AWARD 2024」において金賞を受賞するという快挙も達成しています。
2025年には大阪DX推進プロジェクトに「ハコボウヤ」が事例として掲載されるなど、DX推進事例としても注目を集めています。
このように株式会社高速オフセットは、インバウンド観光客向けサービスの開発や地域の魅力発信を通じて、日本と海外をつなぐ架け橋としての役割を果たしています。今回のスマレジとの連携は、そうした取り組みをさらに強化するものといえるでしょう。
本社所在地：大阪市西区北堀江2丁目5番24号 KOUSOKU堀江ビル
出典元：株式会社高速オフセット プレスリリース
