CCCMKホールディングスとLivels、マイクロアドと提携しTikTok Shop参入・販促支援サービスを開始

CCCMKホールディングス株式会社とその子会社である株式会社Livelsが、株式会社マイクロアドおよびTikTok Shop総合支援の専門子会社である株式会社UNIVERSE PULSEと業務提携契約を締結したことが発表されました。この提携により、動画配信プラットフォーム「TikTok」の次世代型EC機能「TikTok Shop」における企業の参入・販促支援サービスの提供が開始されるとのことです。

神奈川県横浜市に本社を置くCCCMKホールディングス株式会社(代表取締役社長兼CEO:髙橋 誉則、以下「CCCMKHD」)と、同社の子会社でインフルエンサーマーケティング事業を展開する株式会社Livels(代表取締役:強谷 武史、以下「Livels」)は、東京都渋谷区に本社を構える株式会社マイクロアド(代表取締役社長執行役員:渡辺 健太郎、以下「マイクロアド」)および、TikTok Shop総合支援の専門子会社である株式会社UNIVERSE PULSE(以下「UNIVERSE PULSE」)との間で業務提携契約を締結しました。この提携を通じて、両社のリソースを活用した「TikTok Shop」における企業の参入・販促支援を開始することになります。

「TikTok Shop」とは - 次世代型EC機能の概要

「TikTok Shop」は、動画配信プラットフォーム「TikTok」のショート動画やLIVE配信を通じて、視聴者がその場で商品を購入できる次世代型EC機能です。現在、アジアや欧米、ヨーロッパを中心に約15カ国で展開されており、日本国内では2025年夏~秋頃のサービス開始が予定されています。

従来の検索主導型ECとは一線を画す「TikTok Shop」の最大の特徴は、ユーザーが好みに合った動画視聴を楽しみながら、動画コンテンツから直接商品を購入できる点にあります。コンテンツの魅力を通じた商品との自然な出会いにより、ニーズが顕在化する前の潜在層にもアプローチできることが大きな強みとなっています。

CCCMKHDとLivelsによる「TikTok Shop」支援サービスの概要

今回の業務提携に基づき、CCCMKHDとLivelsは、UNIVERSE PULSEと連携し、日本国内での「TikTok Shop」開始に合わせて企業の参入・販促支援サービスを提供していきます。企業が効果的な購買のきっかけを創出するためには、企業アカウントによる情報発信、トレンドを捉えたクリエイターコンテンツやショートドラマ、LIVE配信などを含む多岐にわたるコンテンツ展開が重要とされています。

本サービスでは、以下の3つの強みを組み合わせたプロモーション支援が実施されます:

  1. マイクロアドのデータプラットフォーム「UNIVERSE」に蓄積された、約210社以上の第三者企業から提供を受ける多様な消費行動データの活用
  2. Livelsが保有する1,000以上のインフルエンサーとの連携
  3. CCCグループが展開する実店舗やVポイントを活用した販促施策およびデータ分析

これらの強みを活かすことで、出店企業の商品やブランドの認知拡大および、TikTok上での話題化を総合的に支援していくとのことです。

CCCMKHDとLivelsは、UNIVERSE PULSEとともにさまざまなメディアを通じて企業の「TikTok Shop」における早期参入を支援することで、SNSとリアル店舗を融合した新たな購買体験の創出に挑戦し、企業のマーケティング活動の革新を支援していくことを目指しているとのことです。

「TikTok Shop」プロモーション支援の具体的内容

1. TikTokerのリクルーティングとマッチング支援

Livelsは1,000人を超えるインフルエンサーネットワークを有しており、このネットワークを活用して広告主の多様なニーズに対応したプロモーションを展開しています。本サービスでは、商品の特性やターゲット層に最適なTikTokerを選定し、ブランドとのマッチングを実施します。さらに、投稿内容の企画から撮影、公開後のマーケティングまで一気通貫でサポートすることが可能です。

インフルエンサーマーケティングの専門知識と経験を活かし、「TikTok Shop」の特性を最大限に引き出すコンテンツ制作を支援することで、商品の魅力を効果的に伝え、購買意欲の向上につなげていくとしています。

2. 実店舗と連動したコミュニケーション設計

CCCグループが運営するTSUTAYA・蔦屋書店など約800店舗ある実店舗との連携により、「TikTok Shop」上で話題となった商品やコンテンツに関連したPOPUPコーナーの設置、展示販売、サンプリング配布、限定イベントの開催などを実施していく予定だそうです。

オンラインでの「TikTok Shop」体験とリアル店舗での体験を連動させることで、オンライン・オフラインの相互送客を実現し、さらには購買へとつながる一貫したユーザー体験を提供します。この取り組みにより、デジタルとリアルの両方の接点を持つ新しい購買体験の創出が期待されています。

3. Vポイントを活用した販促活動

1.58億人(有効ID数)が利用するVポイントを活用し、ポイントギフトやキャンペーンなど、実購買につながるようなプロモーションを実施していく予定とのことです。このようなポイントインセンティブにより、ユーザーの購買意欲を高め、「TikTok Shop」での販売促進を強化していきます。

CCCグループが持つポイントサービスのインフラと、TikTokの高いエンゲージメント率を組み合わせることで、ユーザーにとって魅力的な購買体験を提供し、企業の売上向上に貢献することを目指しているようです。

「TikTok Shop」がもたらす新たな購買体験の可能性

「TikTok Shop」は、エンターテインメント性の高いコンテンツを通じて商品との出会いを創出するという、従来のECとは異なるアプローチで注目を集めています。視聴者が動画を楽しむ中で自然と商品に興味を持ち、その場で購入できる仕組みは、特に若年層を中心に新たな購買行動を生み出す可能性を秘めています。

CCCMKHDとLivelsが提供する支援サービスは、この新しいEC体験をさらに拡張し、デジタルとリアルを融合させた独自の購買体験を創出することを目指しています。インフルエンサーの発信力、実店舗との連携、そしてポイントサービスを組み合わせることで、単なるオンラインショッピングを超えた、総合的なブランド体験を提供することが可能になるとのことです。

今後の展開と期待される効果

日本国内での「TikTok Shop」開始が2025年夏~秋頃に予定される中、CCCMKHDとLivelsは早期から企業の参入準備をサポートすることで、サービス開始時からスムーズな運用と効果的なプロモーションを実現することを目指しています。

今回の業務提携によるサービス提供により、「TikTok Shop」に参入する企業は、TikTokのエンゲージメントの高いプラットフォーム特性を活かしながら、リアル店舗との連携や豊富なインフルエンサーネットワークを通じた多角的なプロモーションが可能になります。また、データ分析に基づいた効果的なマーケティング戦略の立案も支援され、デジタルとリアルを融合した新たな購買体験の創出に貢献することが期待されています。

特に、従来のECでは届きにくかった潜在顧客層へのアプローチや、コンテンツを通じた商品との自然な出会いの創出など、「TikTok Shop」ならではの特性を最大限に活かした販促活動を展開することで、企業のマーケティング活動に新たな可能性をもたらすことを目指していることが伝えられています。

CCCMKHDとLivelsは、UNIVERSE PULSEとの協力のもと、企業の早期参入をサポートし、新しいECの形を広めていくことでユーザーと企業の双方にとって価値あるサービスの提供に取り組んでいくとのことです。

出典元: CCCMKホールディングス株式会社 プレスリリース

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