
EC自動出荷システム「LOGILESS」を提供する株式会社ロジレス(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:足立直之)は、EC事業者のさらなる業務効率化と販売促進を支援する3つの新機能「オファー機能」「ブラックリスト機能」「日次在庫表機能」の提供を開始したことを発表しました。これらの機能は「LOGILESS」利用企業が追加で活用できるもので、EC事業者が日々直面する様々な課題を解決し、事業成長を後押しすることを目的としています。
この記事の目次
EC事業運営を最適化し、利用者の事業成長を支援
近年のEC市場拡大に伴い、EC事業者は日々の受注処理や顧客対応、在庫管理だけでなく、売上向上のためのプロモーション施策や不正注文への対応など、多岐にわたる業務課題を抱えています。株式会社ロジレスはこれらの課題に対応し、EC事業者がより本質的な業務に集中できる環境を提供するため、「LOGILESS」に新たな3つの機能を追加開発しました。
これらの機能は、EC事業者の業務効率化を実現するとともに、売上向上やリスク低減、データに基づいた経営判断をサポートします。それぞれの機能について詳しくご紹介します。
追加された3つの新機能の詳細
1. オファー機能:プロモーション施策を自動化し、売上向上と業務効率化を両立
オファー機能は、受注伝票に対して特定の条件を設定し、その条件に合致した場合に自動的に明細行を追加する機能です。例えば「商品を2つ購入するごとに1つノベルティをプレゼント」といったプロモーションの処理を自動化することができます。
この機能によって、これまで手作業で行っていたプロモーション対応が不要になるため、業務効率が大幅に向上します。同時に、様々な販売施策を柔軟に展開することが可能になるため、EC事業者は創意工夫を凝らしたプロモーションを容易に実施できるようになります。
具体的な活用例として、以下のようなケースが考えられます:
- 一定金額以上の購入でおまけ商品を自動追加
- 特定商品の購入数に応じたサンプル品の自動付与
- 季節限定キャンペーンの特典商品の自動追加
2. ブラックリスト機能:不正注文を未然に防ぎ、トラブルリスクを低減
ブラックリスト機能では、過去に問題があった購入者や配送先をあらかじめシステムに登録しておくことで、該当する受注伝票を自動的に「確認待ち」のステータスに設定することができます。
この機能により、不正注文を自動で検知して担当者の確認を促すことができるため、確認作業の工数を削減しながらトラブルを未然に防ぐことが可能になります。EC事業を運営する上で避けられない不正注文の問題に効率的に対処することで、業務負担の軽減とリスク管理の強化を同時に実現します。
ブラックリスト機能の主なメリットは以下の通りです:
- 過去のトラブル事例を活かした不正注文の自動検知
- 担当者の確認作業の効率化
- 商品発送前の事前チェックによる損失防止
- トラブル対応にかかる時間と労力の削減
3. 日次在庫表機能:正確な在庫把握で会計・棚卸・意思決定を迅速化
日次在庫表機能は、日々の在庫数を自動で記録し、在庫推移や変動をスムーズに確認できる機能です。過去の特定時点の在庫数を商品ごとに一覧検索でき、月初や月末などの指定した時点の在庫データを抽出して確認することができます。
この機能により、棚卸作業や仕入れの意思決定に必要なデータを簡単に取得することが可能になります。また、いつでも過去に遡って在庫数を確認できるため、トラブル発生時や監査時にも安心して対応できます。正確な在庫データに基づいた迅速な意思決定をサポートする機能として、EC事業者の経営判断をバックアップします。
日次在庫表機能の主な活用シーンとしては以下が挙げられます:
- 月次・四半期・年次の棚卸業務の効率化
- 在庫推移の分析による適正在庫量の把握
- 季節変動を考慮した仕入れ計画の立案
- 会計処理や税務申告に必要なデータの迅速な取得
- 在庫関連のトラブル調査時の履歴確認
新機能導入によるEC事業者のメリット
今回追加された3つの機能により、「LOGILESS」を利用するEC事業者は以下のようなメリットを得ることができます:
- 業務効率の大幅な向上
プロモーション対応や不正注文確認、在庫管理といった日常業務の自動化・効率化により、人的リソースを本来注力すべき業務に集中させることができます。 - リスク管理の強化
不正注文の事前検知や在庫データの正確な記録により、トラブルを未然に防ぎ、万が一の際にも迅速な対応が可能になります。 - データに基づいた経営判断の実現
在庫推移や販売実績などのデータを簡単に取得・分析できることで、より正確な経営判断が可能になります。 - 顧客満足度の向上
プロモーション施策の柔軟な実施や迅速な出荷対応により、顧客満足度の向上につなげることができます。
これらの新機能は、EC事業者が日々直面する様々な課題を解決するだけでなく、事業の成長を加速させるための強力なツールとなることが期待されます。
今後の展望
株式会社ロジレスは、今回の新機能追加に留まらず、今後もEC事業者の利便性を高める機能や、経営の一助となるような機能の開発に尽力していく方針です。EC市場の拡大と共に変化する事業者のニーズに応え、より効率的で競争力のあるEC運営を支援していくことを目指しています。
「LOGILESS」は単なる出荷システムにとどまらず、EC事業者の業務効率化、販売促進、リスク管理、そして経営判断をトータルでサポートする総合的なプラットフォームとして、さらなる進化を続けていくことでしょう。
当メディアでは、このようなEC事業者向けの革新的なソリューションについて、今後も注目して情報をお届けしてまいります。
(出典:株式会社ロジレス)