【調査】20代~50代の8割以上が「記憶に残るプロモーションはない」と回答、信頼できるプロモーション手法は「長年続く商品」が1位

株式会社レイクルー(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:藤本 太樹、営業部 部長:佐々木 一磨)は、20代~50代の男女を対象に「消費者のプロモーション」に対する意識調査を実施しました。この調査結果から、現代の消費者がプロモーションに対してどのような意識を持っているかが明らかになりました。

調査の背景

近年、企業のプロモーション活動は多様化が進んでおり、特にWEBやSNSを中心とした様々な手法が活用されています。一方で、消費者側もプロモーションに対するリテラシーが向上し、「売り込み感」の強い広告に対して敏感になり、宣伝色の強いプロモーションに嫌悪感を示すケースが増えているようです。

このような状況を踏まえ、株式会社レイクルーでは、現代の消費者がプロモーションに対してどのような意識を持っているのかを明らかにするために、詳細な調査を実施したとのことです。

調査のサマリー

  • 20代~50代の男女の8割以上が、直近3ヶ月以内に見た商品・サービスのプロモーションで、「記憶に残ったものはない」と回答
  • プロモーションが記憶に残った主な理由は、「おもしろかったから」や「好きなタレントが出演していたから」
  • 20代~50代の男女の4割以上が、「信頼できる」と感じるプロモーション手法はないと回答
  • プロモーションを見て信頼できると感じる際のポイントのトップ3は、1位「長年続いている商品やサービスであること」、2位「企業自体に信頼感があること」、3位「信頼できる媒体(メディア)に掲載されていること」
  • 信頼できるプロモーションを見た後の行動で最も多いのは、「機会があれば使ってみたいと思うこと」

調査概要

  • 調査期間:2025年5月8日~5月12日
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:20代~50代の男女
  • 調査人数:330名
  • モニター提供元:RCリサーチデータ

直近3ヶ月以内に見た商品・サービスのプロモーションで「記憶に残ったものはない」との回答が8割以上

調査では、まず「直近3ヶ月以内に見た商品・サービスのプロモーションで、記憶に残ったものはあるか」という質問が行われました。その結果、「ない」と回答した人が82.7%、「ある」と回答した人が17.3%という結果になったとのことです。この結果から、現代の消費者の大多数にとって、企業のプロモーション活動は記憶に残りにくいものとなっていることが分かります。

プロモーションの記憶に関する調査結果グラフ

プロモーションが記憶に残った主な理由は、「おもしろかったから」や「好きなタレントが出演していたから」

プロモーションが記憶に残ったと回答した人に対して、その理由を尋ねたところ、最も多かったのは「おもしろかったから」で26.7%、次いで「その他」が22.7%、3位は「好きなタレントが出演していたから」で19.4%という結果になりました。この結果は、消費者の心に残るプロモーションには、エンターテイメント性やパーソナルな関心が重要な要素であることを示唆しています。

プロモーションが記憶に残った理由のグラフ

「信頼できる」と感じるプロモーション手法はないとの回答が4割以上

「最も『信頼できる』と感じるプロモーション手法は何か」という質問に対しては、43.3%が「信頼できるプロモーション手法はない」と回答し、最多となったそうです。2位は「マス広告(テレビ、新聞、ラジオ、雑誌等)」で18.8%、3位は「その他」で11.7%でした。この結果から、現代の消費者の多くがプロモーション自体に対して懐疑的な姿勢を持っていることが明らかになりました。

信頼できるプロモーション手法に関する調査結果グラフ

プロモーションを見て信頼できると感じる際のポイントのトップ3

プロモーションに対する信頼感を醸成する要素について尋ねたところ、「長年続いている商品やサービスである」が27.6%で最も多く、次いで「企業自体に信頼感がある」が26.1%、「信頼できる媒体(メディア)に掲載されている」が17.0%という結果になりました。これらの結果は、消費者が商品やサービス自体の実績や、企業の信頼性を重視していることを示しています。

プロモーションの信頼ポイントに関する調査結果グラフ

信頼できるプロモーションを見た後の行動で最も多いのは、「機会があれば使ってみたいと思うこと」

最後に、「過去に信頼できるプロモーションを見た後、どのような行動をとったか」を尋ねたとのことです。その結果、「特に影響はない」が26.1%で最も多く、次いで「信頼できるプロモーションを見たことがない」が22.4%、「機会があれば使ってみたいと思った」が19.4%という結果になりました。信頼できるプロモーションを見た消費者の行動として最も多いのは「機会があれば使ってみたいと思う」ことであり、これは企業にとって重要な示唆を含んでいます。

プロモーションを見た後の行動に関する調査結果グラフ

調査結果のまとめ

今回の調査結果から、以下のような現代の消費者意識が明らかになりました。

  • 現代の消費者の8割以上は、日々接するプロモーションに対して記憶に残らないと感じています
  • 記憶に残るプロモーションの要素として「面白さ」や「好きなタレントの起用」が重要です
  • 4割以上の消費者は、どのようなプロモーション手法も「信頼できる」とは感じていません
  • 消費者がプロモーションを信頼する要素として、商品やサービスの歴史、企業の信頼性、メディアの信頼性が重要です
  • 信頼できるプロモーションは、消費者に「使ってみたい」という行動意欲を喚起します

これらの結果は、企業のプロモーション戦略において、単なる認知拡大だけでなく、信頼性の構築が極めて重要であることを示唆しています。長期的な商品・サービス展開や企業ブランディングの重要性が、改めて確認される結果となったようです。

株式会社レイクルーのロゴ

出典元: 株式会社レイクルー プレスリリース

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