株式会社IVRy、AIインターネットFAX「IVRy AI FAX」正式版の提供開始 - 紙への一時自動出力機能を追加

2025年5月26日 2025年5月26日

コマースピック編集部　プレス配信チーム

対話型音声AI SaaS「IVRy（アイブリー）」を提供する株式会社IVRy（本社：東京都港区、代表取締役/CEO：奥西亮賀）は、2024年11月にβ版として提供を開始したAIインターネットFAX「IVRy AI FAX」について、2025年5月26日より正式版として提供開始することを発表しました。

同サービスは、従来紙で送受信していたFAX業務をパソコンやスマートフォン上で完結させ、AIによる自動文字起こし機能で転記作業を不要にするなど、FAX業務全体の効率化を実現します。β版提供から約6ヶ月間で150社以上に導入され、顧客からの要望が多かった「紙への一時自動出力」機能を追加した正式版がリリースされました。

この記事の目次

1 β版から正式版へ：顧客の声を反映したサービス進化
2 「IVRy AI FAX」の主な特徴
3 新機能：顧客の声から生まれた「紙への一時自動出力」
4 利用料金・申込方法
5 導入企業の声：ゲルブ・ジャパン株式会社代表取締役榎本祐司氏
6 株式会社IVRy 代表取締役/CEO 奥西亮賀氏のコメント
7 対話型音声AI SaaS「IVRy（アイブリー）」について
- 7.1 IVRy利用イメージ動画
- 7.2 株式会社IVRy 会社概要

β版から正式版へ：顧客の声を反映したサービス進化

株式会社IVRyが2024年11月から提供していたAIインターネットFAX「IVRy AI FAX（β版）」は、約6ヶ月という短期間で150社を超える企業に導入されました。この期間中、実際の業務における効果や改善に関する貴重なフィードバックが多数寄せられ、特に顧客から要望の多かった「紙への一時自動出力」機能を追加し、この度正式リリースとなりました。

日本のビジネスシーンでは依然としてFAXによる書類のやり取りが根強く残っている一方で、「リモートワーク下で確認できない」「紙の管理が煩雑」「手入力による転記作業が発生する」などの課題が存在していました。「IVRy AI FAX」はこれらの課題に対し、場所を選ばない送受信、AIによる文字起こしと内容の検索、ペーパーレス化といった機能で解決策を提供しています。

「IVRy AI FAX」の主な特徴

初期費用0円、工事不要、既存電話番号をそのまま利用可能
これまでFAX機器からしか送受信できなかったFAXが、送信者の既存のFAX送信フローを変えることなく、即日からデジタル化できます。従来のOCRシステムのように読み取る書類を事前に1枚ごとに設定する作業は自動化されており、不要となっています。
FAXはパソコンやスマホで利用できるアプリで受け取ることができるため、インターネット環境さえあれば、場所や時間を問わず複数人でFAXの内容を確認することが可能です。
受信内容を全てAIでテキスト化/データ化し、FAX対応の手間とミスを解消
FAX内容は全てAIで自動文字起こしされるため、パソコンやスマホでテキストのコピーが可能になります。これにより、従来のようにFAX内容を都度打ち直す必要がなくなります。
これまで高価な複合機での利用や個別カスタマイズが必要だったAI OCR機能を、より多くの企業が安価に利用できるようになっています。
FAXを管理・保管する工数の削減や印刷用紙、トナーのコストが0に
FAXデータはサーバー上に保管されるため、いつでもどこでもFAX内容の確認・送受信が可能になり、管理・保管・過去データの検索も容易になります。また、印刷するための紙やトナーが不要なため、コスト削減などのサステナブルな取り組みにもつながります。

新機能：顧客の声から生まれた「紙への一時自動出力」

β版を利用していた顧客から、「FAX業務のデジタル化を進めたいものの、一気に完全ペーパーレス化することには不安がある」「移行期間中は一部紙での確認作業も継続したい」といった要望が多数寄せられました。株式会社IVRyはこれらの声に応えるため、「紙への一時自動出力」機能を追加し、正式版として公開しました。

この機能を利用することで、受信したFAXを一時的に紙へ自動出力する設定が可能になります。これにより、FAXの完全デジタル化に抵抗がある場合でも、従来の業務フローを一部維持しながら段階的に移行を進めることができ、各企業のペースに合わせた無理のないデジタル化を実現できます。

利用料金・申込方法

初期費用：0円
月額料金：2,980円（税抜）
送受信料金：15円/枚（税抜）

導入企業の声：ゲルブ・ジャパン株式会社代表取締役榎本祐司氏

ゲルブ・ジャパンでは正式リリースされた「IVRy AI FAX」のβ版から活用しているとのことです。榎本氏によると、リモートワークを推進する中で、FAXで送られてくる図面や技術資料などをスムーズに共有したいというニーズがあり、「IVRy AI FAX」のAIによる文字起こし機能のおかげで、FAXの内容をデータで手軽に確認できるようになり、大きなメリットを感じているそうです。

以前は、FAXの内容を確認するためにオフィスに戻ったり、紙で出力してからスキャンをする手間があったとのことですが、「IVRy AI FAX」導入後は、PCやスマートフォンで受信内容をすぐに把握できるため、場所を選ばずに情報にアクセスできるようになったと評価されています。

株式会社IVRy 代表取締役/CEO 奥西亮賀氏のコメント

奥西氏は、昨年11月に「IVRy AI FAX」のβ版を提供開始して以来、予想を上回る企業から反響をいただき、短期間で150社以上に利用されたことを大変嬉しく思うとコメントされています。

β版の提供を通じて、場所を選ばない送受信やAIによる自動文字起こしといった機能が、顧客の課題解決に直接貢献できることを実感したといいます。今回の正式リリースにあたり、ユーザーからいただいた「急なペーパーレス化には不安を感じる」という声を反映し、段階を踏んでデジタル移行を支援する「紙への一時自動出力」機能を新たに搭載しました。これにより、より多くの企業が安心してFAX業務のデジタル化に着手できるようになったと考えているとのことです。

「私たちは、今後もAIを活用したプロダクトを提供することで、日本の生産性向上を一層推進してまいります」と奥西氏は述べられています。

対話型音声AI SaaS「IVRy（アイブリー）」について

「IVRy（アイブリー）」は、月額2,980円から誰でも利用できる対話型音声AI SaaSです。電話応答の分岐を自由に設定でき、AIによる自動応答・予約代行や、録音、文字起こし・AI要約、SMS送信、顧客管理（CRM）、LINEやチャットツールへの着電通知など、豊富な機能を利用できます。また、企業等が取得した「03」等から始まる固定電話番号での受発信が可能で、その番号で外出先での受発信もできます。

導入企業は、大企業から中小企業まで、規模や業種を問わず幅広く、2025年4月末時点で47都道府県・96業界以上・累計30,000件以上のアカウントを発行し、累計着電数4,000万件を超えています。

現在は「電話」を起点としたプロダクトを展開していますが、将来的にはAI技術の活用領域を拡大し、多角的にソリューションを提供することで、人材不足やカスハラ（カスタマーハラスメント）等の問題の解決に寄与し、日本の生産性向上、業務効率化を推進していくとのことです。