株式会社ZOZO、ファッションプラットフォームLystの全株式取得を発表

株式会社ZOZO（本社：千葉県千葉市、代表取締役社長兼CEO：澤田 宏太郎）が、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」の運営に加え、海外市場への進出を強化することを発表しました。具体的な取り組みとして、欧米で人気のファッションショッピングプラットフォーム「Lyst」を運営するLYST LTD（本社：イギリス・ロンドン、CEO：Emma McFerran、以下「LYST」）の全株式を取得し、完全子会社化することを決定しました（※1）。

海外市場への進出強化の背景

ZOZOは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、持続的な成長を目指し、海外市場での展開を進めています。LYSTをグループに迎え入れることで、グローバル市場での成長をさらに促進する新たな試みが始まります。この取り組みは、同社の経営戦略「MORE FASHION × FASHION TECH ～ ワクワクできる『似合う』を届ける ～」の一環として、ファッションとテクノロジーの強みを活かすものです。

LYSTは2010年に設立され、年間利用者数はなんと1.6億人を超え、グローバルに展開するファッションショッピングプラットフォームです。独自のアセットライトモデルを採用し、27,000以上のラグジュアリーブランドや小売業者と提携することで、優れたショッピング体験を提供しています。また、AIを用いたレコメンデーション機能によって、個々の利用者に寄り添った高い利便性のある購入体験を実現し、欧米市場で着実な事業成長を続けています。

ZOZOは、国内市場で培った知識や技術をもとに、海外市場への進出を推進しています。「ZOZOFIT」（※2）や「ZOZOMETRY」（※3）などのテクノロジーを活用したサービスを展開しており、2023年には中長期的な収益拡大を目指す方針のもと、「テクノロジーの収益化」にも力を注いでいます。LYSTを加えたことで、グローバル市場でのさらなる成長が期待され、同社はLYSTが目指す成長戦略を支援し、AI技術を活用してユーザー体験の向上に努める予定です。

株式取得の完了は2025年4月末を予定しており、LYSTは引き受け後もEmma McFerranがCEOとしてロンドンを拠点に独立した形で事業運営を続けることになります。

今後もZOZOはM&Aを通じた海外市場の拡大を視野に入れ、グローバルプレゼンスの向上を目指します。多様な事業展開を通じてファッションの楽しみ方を再定義し、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念の実現に引き続き取り組んでいく方針です。