
株式会社Hakuhodo DY ONE(本社:東京都港区、代表取締役会長:田中雄三、代表取締役社長:小坂洋人、以下 Hakuhodo DY ONE)と株式会社ARROVA(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:荒井浩介、以下 ARROVA)は、日本の人気マンガやアニメの公式作品と提携したメタバース向けデジタルアイテムを提供する新たなプラットフォーム「TOKYO AVATAR GATE」(トウキョウ アバターゲート)について、ベータ版テストへの参加ユーザーの募集を開始しました。このプラットフォームのグランドオープンは2025年6月が予定されています。
「TOKYO AVATAR GATE」の背景
デジタルファッションとは、インターネット上でデザインおよび表現されるファッション全般を指し、特にSNSやゲーム、メタバース内で使用されるアバターの衣服やアイテムに関連しています。AR(拡張現実)技術を利用したバーチャル試着や、NFT資産としての活用が期待されており、2023年のデジタルファッション市場は約150億ドルに達し、2030年までには1,071億ドルに成長すると予測されています(出典:360iResearch「Metaverse in Fashion Market」)。
また、VRChatなどのソーシャルVRプラットフォームや、Fortniteなどのゲーミングメタバースでは、日本のマンガやアニメ作品に基づいたデジタルファッションアイテムの販売が行われており、国内外で成功を収めています。これにより、日本のマンガやアニメの人気がデジタルファッション市場でも顕著であることが証明されています。
こうした背景の中、Hakuhodo DY ONEとARROVAは、2024年12月に同時接続者数が10万人を超えるVRChatを基盤とした「TOKYO AVATAR GATE」を立ち上げることを決定しました。日本のマンガやアニメと連携したデジタルファッションを提供し、世界的に愛される作品とデジタルファッションの結びつきを強化し、各作品やキャラクターの世界観を反映したユニークな公式アイテムを展開することを目指します。
ARROVAは、ゲーム空間に溶け込むインゲーム広告の実績があり、CGI・AR・ブランドゲームを活用したバーチャル空間とリアル空間の融合に注力しています。この知見をもとに、バーチャル空間での自己表現を支援するデジタルファッションマーケットプレイスを新たな事業の柱として位置付け、事業の加速を図っています。
「TOKYO AVATAR GATE」の概要
事業概要 | デジタルファッションアイテムの製造・販売およびマーケットプレイスの運営 |
スケジュール | 2025年2月18日:β版の事前登録期間としてサイトを公開 2025年3月:β版での一部商品の販売をスタート 2025年6月:グランドオープン |
展開エリア | 日本(将来的に海外展開を予定) |
今後の展望
「TOKYO AVATAR GATE」のグランドオープンは2025年6月を予定しており、オープン時にはVRChat用のデジタルファッションアイテムの販売を開始します。さらに、出版社やアニメ制作会社との連携も進めていく方針です。
マンガやアニメ作品を新しい形で楽しめるようになるとともに、バーチャル空間で自由にアクセスできる「ゲートウェイ」となることを目指しています。

出典元: 株式会社Hakuhodo DY ONE プレスリリース