
推し活文化がますます広がりを見せる中、株式会社CDG(東京都千代田区、代表取締役社長:小西秀央)と、推し活関連の物販及びメディア運営を展開する株式会社Oshicoco(東京都渋谷区、代表取締役社長:多田夏帆)は、2025年1月に第二回「推し活実態アンケート調査」を実施予定であり、その結果を推し活総研の公式noteにて公開することを発表しました。
前回の調査から1年が経過し、推し活文化がどのように発展したかが注目されています。詳細な結果はぜひ公式noteにてご覧ください。
<アンケート調査の概要>
調査名称:第二回 推し活実態アンケート調査
対象者:15~69歳の日本在住男女
回答人数:23,069人(総務省の人口推計2025年1月報を基に性年代ウェイトバック集計)
調査期間:2025年1月16日~23日
【サマリ】第二回 推し活実態アンケート調査の主なポイント
【1】推し活人口は約1384万人、前年より250万人の増加。特に30代前半の女性に顕著な成長。
今回の調査では、「推し活を実施している」との回答が全体で16.7%となり、前年から2.6ポイント増加しました。これにより、推し活人口は1384万人に達し、前回の1136万人から約250万人の増加が見られます。特に、30代前半の女性の推し活率は8.2ポイント増の30.4%となるなど、新たな層の拡大が顕著です。
【2】推し活に関連する出費は広範囲にわたり増加傾向。
今回の調査では、9つのカテゴリーにおいて推し活に関する出費が確認されました。特に「公式グッズ」「チケット」「CD」など推しに直結する支出に加え、「遠征」にも多くのお金が使われていることが明らかになりました。また、「1年前に比べて支出が増えたか」という問いには、80%以上の回答者が全カテゴリーで「増えた」と答え、特に「遠征」と「公式グッズ」では90%以上が前年よりかけるようになったとしています。

【3】推し活への年間出費は約25万円。日本全体で推し活にかかる費用は約3.5兆円。
推し活にかける年間平均金額は255,035円との結果が出ました。この金額は、日本の15歳から69歳の男女の推し活人口を基に算出されたもので、推し活にかけられる総費用は約3.5兆円に上るとされています。これにより、推し活が経済に与える影響が浮き彫りとなりました。

調査結果に関する所感 推し活総研 多田夏帆所長
推し活は決して若年層の文化だけではありません。
調査の結果、推し活が日本社会に深く浸透し、様々な世代や性別に広がっていることが明らかになりました。昨年よりも250万人の増加が見られ、特に30代前半の男女での顕著な成長は、ライフステージの変化に伴う新たな価値や楽しみ方が生まれていることを示しています。
また、推し活にかかる年間出費が約3.5兆円に達しており、公式グッズやチケット、遠征などの消費行動が経済に与える影響も包括的に考察する必要があります。この成長は、推し活がただの趣味を超えた文化的かつ経済的な現象として位置づけられつつあることを示しています。
推し活総研では今後も、様々なデータや推し活を実践している方々の声をもとに、推し活文化の可能性や社会的影響を探求し続けていく所存です。

出典元:株式会社CDG プレスリリース