Sprocketが生成AIを活用した新機能「ペルソナトーク 2.0」を2025年1月9日から提供開始

顧客体験(CX)の向上を目指す企業、株式会社Sprocket(東京都品川区、代表取締役:深田 浩嗣)は、生成AIを活用した新機能「ペルソナトーク 2.0」を2025年1月9日より提供することを発表しました。この新機能によって、特定のセグメントに基づいたペルソナとのリアルタイム対話が実現することが期待されています。

開発の背景

Sprocketは顧客のウェブサイト上での行動を「行動データ」としてリアルタイムに収集しています。このデータを分析し、顧客の思考や行動パターンを再現するペルソナを生成し、顧客とのリアルタイムな対話を可能とする「ペルソナトーク」が開発されました。

この「ペルソナトーク」は、特定の顧客(n=1)に焦点を当て、行動履歴や購買パターンから個人特有の特徴を深く理解することを目的としています。これにより、「なぜこの顧客が特定の行動を取ったのか」といったニーズに対する独自の解明が可能となりました。

一方で、ユーザーからは「特定のセグメントに向けて使用したい」という声が寄せられています。マーケティング施策の計画や実施に際しては、個々の顧客だけでなく、セグメント単位での理解が求められるためです。

セグメント単位での理解を促進

マーケティング施策を考える上で、個人の偏りから解放され、セグメント単位の顧客理解が重要です。そこで新たに登場する「ペルソナトーク 2.0」では、二つの重要な機能が実装されました。

一つ目は、企業や商品などの基本情報を事前に入力できる機能です。二つ目は、相談したいペルソナを「セグメント条件」で柔軟に指定できる機能です。

これにより、新商品の開発段階において「環境意識の高い30代女性の反応はどうか」「最近の購入者に共通する特徴は何か」といった具体的な対話が可能になります。

生成されたペルソナは、「私だったらこう考えます」といった形で、関係するセグメントに基づいた意見を提示します。

ペルソナになりきってアイデアを提供
ペルソナになりきってアイデアを提供

「ペルソナトーク 2.0」の主な特徴

1. セグメント単位でのペルソナ生成

  • Web行動データ、アンケート回答、会員情報など、幅広いデータを活用
  • 個人の特異性に左右されない、一般的な顧客像の把握

2. 豊富な事前情報による高い精度の対話

  • 企業情報や商品・サービスの特性を事前に登録することが可能
  • ペルソナの特徴を画面上で随時確認できるため、対話がより実践的で具体的になります。
  • 具体的で実践的なフィードバックを実現します。
実際の画面イメージ
実際の画面イメージ

期待される成果

  • 企画の立案から実行までの迅速なプロセスの実現
  • より正確なターゲットの理解に基づいた施策の立案
  • チーム内での顧客理解の共有を促進
  • 顧客調査にかかるコストの最適化

提供方法

「ペルソナトーク 2.0」は、Sprocketが提供するBIプロダクト「Sprocket Insights」のβ版機能として位置づけられ、既存のユーザーには追加費用が発生しません。また、従来の「ペルソナトーク」機能も引き続き利用可能です。

CX改善プラットフォーム「Sprocket」について

Sprocketは、MA・CDP・BI等の機能を持ち、複数のプロダクトからなるCX改善プラットフォームとしてデータを活用し、顧客理解を深め、個々のニーズに応じたコミュニケーションを行い、CXの最適化を図ります。

株式会社Sprocketについて

株式会社Sprocketについて

株式会社Sprocketは「テクノロジーによる人と企業の関係強化」をミッションに掲げ、企業のマーケティング活動を支援し、顧客接点の全体最適化ニーズに応えるプラットフォームを構築し、PDCAサイクルを確実に回すためのサポートを提供しています。

出典元:株式会社Sprocket プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ