共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を提供する株式会社ロイヤリティ マーケティング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:長谷川 剛、以下「LM」)は、「備蓄食品に関する調査」(実施期間:2024年9月9日~9月13日)の結果を発表しました。
【調査結果】
・TOPICS①
約6割が「主に日常で使用し、災害時にも使用できる食品」を備蓄しています。
ローリングストックの実践率は64.8%です。
・TOPICS②
備蓄食品のランキングでは、1位が「カップヌードル」、2位が「サバ缶」、3位が「ツナ缶」です。
・TOPICS③
「南海トラフ地震臨時情報」の発表後、備蓄行動に変更があったのは約3割です。
特に20代と30代の若い世代に備蓄意識の向上が見られました。
【調査結果詳細】
TOPICS①
約6割が「主に日常で使用し、災害時にも使える食品」を備蓄。ローリングストック実践率は64.8%
食料品の備蓄に関する調査によれば、「日常的に使用し、災害時にも利用できる食品を備えています」と回答した人は約6割で、一方「非常食」を主に備えているのは約3割にとどまりました。ローリングストックを実践している割合は、全体の中で「定期的に実践している」(25.3%)と「時々実践している」(39.5%)を合計して64.8%となります。年代別では、60代の方ではおよそ8割が実践しており、他の年代と比べ最も高い実践率を示しています。
実際に備蓄している食品の中で特に多かったのが「飲料水」で、その割合は80.6%でトップを占めています。続いて「レトルト食品」、「缶詰」、「カップ麺や袋麺」がそれぞれ約6割となっています。また、備蓄量については、「食品」では「3日分以下」が約5割、「飲料水」では「3日分以下」と「約1週間分」がそれぞれ約4割を占めています。
▼食品の備蓄について

▼ローリングストック実践率 (%) (n=1,018)

▼備蓄している食品の種類 ※複数回答 (%) (n=1,018)

▼備蓄量

TOPICS②
備蓄食品ランキングでは、1位「カップヌードル」、2位「サバ缶」、3位「ツナ缶」
調査対象者に備蓄している食品をカテゴリー別に尋ねたところ、カップ麺や袋麺では「カップラーメン」、缶詰では魚の缶詰(サバ、ツナ等)、レトルト食品では「カレー」がそれぞれトップに立ちました。自由回答では、「カップヌードル(日清食品)」が156票を獲得し1位となり、次いで「サバ缶」が132票、「ツナ缶」が129票で続いています。自由回答で最も多かったカテゴリーは「魚の缶詰」で300票を超えました。
▼備蓄しているカップ麺や袋麺 ※複数回答 (%) (n=583)
(TOPICS① 備蓄している食品の種類の設問で「カップ麺や袋麺」を選んだ人に答えてもらいました)

▼【カップラーメン】のランキング ※自由回答 カッコ書きは企業名(以降も同様)

▼備蓄している缶詰 ※複数回答 (%) (n=594)
(TOPICS① 備蓄している食品の種類の設問で「缶詰食品」を選択した人に答えてもらいました)

▼【魚の缶詰】のランキング ※自由回答

▼備蓄しているレトルト食品 ※複数回答 (%) (n=629)
(TOPICS① 備蓄している食品の種類の設問で「レトルト食品」を選択した人に答えてもらいました)

▼【レトルトカレー】のランキング ※自由回答

TOPICS③
「南海トラフ地震臨時情報」の発表により、備蓄行動に影響を受けたのは約3割。特に20代、30代の若年層に備蓄意識の高まりが見られました。
2024年8月に気象庁が発表した南海トラフ地震に関する臨時情報(巨大地震注意)を受けて、飲料水や食品の備蓄を始めた、または備蓄量を増やしたかどうかを尋ねたところ、全体の約3割が「備蓄を始めた」「備蓄量を増やした」と回答し、臨時情報が影響を与えたことが分かりました。特に20代では約半数、30代では約4割がこのことに対して意欲を示し、備蓄に対する関心が高まっています。
▼2024年8月の南海トラフ地震に関する臨時情報を受けて、水や食品の備蓄を始めた、または備蓄量を増やしたか

出典元: 株式会社ロイヤリティ マーケティング