株式会社トドオナダ(代表取締役社長 松本泰行)は、2024年4月1日〜30日までの「2024年問題」に関するウェブニュースについて調査・分析いたしました。4,000以上のWEBメディアをモニタリングできるPR効果測定サービス「Qlipper」(https://qlipper.jp/)のデータに基づいた調査結果です。

■サマリー■
- トラック・バスもAT免許で運転可能に 運転手不足対策
- ローソンとファミマ、ライバルが組んで共同配送
- ヤマト「置き配」本格開始
- 「2024年問題」のQlipper記事推移
・全記事数:10,928(前月 +5%)
・PV(※):129,884,539(前月 -12.6%)
・プレスリリース:226(前月 +3.7%)
・見出しに「2024年問題」を含む記事数:2,692(前月 -16.6%)
※PV=仮想PV:Qlipperが取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出した数字(https://qlipper.jp/virtualpv.html)
【記事数の推移】
青色は「2024年問題」を見出しまたは本文中に含む記事、緑色は同ワードを見出しに含む記事の推移
「2024年問題」の語を含む記事の推移
【PVの推移】
「2024年問題」の語を含む記事のPV推移
- PV・記事ツイート数が多かった記事
・最も仮想PV数が高かった記事
4月8日付け『47NEWS』(共同通信)の記事が転載された『Yahoo!トピックス』が高いPVを得ました。内容は後述するローソンとファミリーマートの共同配送開始を報じたものです。
・最もツイートされた記事
『プレジデントオンライン』掲載の、元トラックドライバーのライター・橋本愛喜さんによる4月1日付けの記事。高速道路で大型トラックに適用される法定速度の引き上げは、2024年問題への対策としては「百害あって一利なし」と批判する内容です。
- 「2024年問題」Qlipperトレンドワードランキング
2024年問題 4月のトレンドワードランキング
※単純な記事数ではなく、時間軸なども踏まえてQlipperのAIが判断
■トラック・バスもAT免許で運転可能に 運転手不足対策
2位の関連ワードは、警察庁がトラックやバスなどの大型車についてオートマチック車限定の運転免許を導入する方針を決めたというニュースによるもの。大型免許のハードルを下げてドライバーを確保しようという2024年問題対策の一環です。
■ローソンとファミマ、ライバルが組んで共同配送
3位の「ローソン」は競合であるファミリーマートとの商品共同配送を発表。4月11日から、宮城、岩手、秋田の東北3県で冷凍食品の共同配送を行うという内容でした。大手コンビニ同士の本格的な共同配送は初であり、「2024年問題」はライバル同士が手を組むほど深刻な問題であるという受け止め方をされています。
新聞・通信社、テレビを中心に一斉に報じられ、高いPVを得ています。
■ヤマト「置き配」本格開始
ヤマト運輸が8日、宅急便を「置き配」で受け取れるサービスを6月に本格的に始めると発表。これまではEC事業者を対象としていた置き配を、個人向けサービスでも利用可能とします。『Yahoo!トピックス』への掲載が複数あり、飛び抜けてPVが高かった話題です。
続いて、JALグループが運航するヤマトホールディングスの貨物専用機が就航しました。こちらも2024年問題への積極的な対応として、新聞・通信社やテレビ、乗り物や物流業界の専門ニュースサイトで幅広く取り上げられています。
■調査概要
調査期間:2024年4月1日〜30日
(Qlipperの記事確認日時)
調査機関:自社調査
調査対象:本文または見出しに「2024年問題」の語を含む記事。
調査方法:Qlipperが調査期間中に収集した国内主要ニュースサイトのウェブニュースの内、調査対象の記事数、仮想PV数、記事がツイートされた数を集計。
※仮想PV:国内4,000媒体以上のWEBメディアをモニタリングしているQlipperが、取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出しています。(特許第7098122号)












