SNSマーケティングは今や多くの企業にとって欠かせない戦略となっていますが、企業内でのSNSの活用方法やその効果についての具体的なデータはまだ十分に明らかにされていない状況です。では、企業はどのような目的でSNSマーケティングを行い、課題やメリットはどういうところにあるのでしょう。

これらの疑問を解消するため、株式会社リンクアンドパートナーズは、SNSを活用している企業のマーケティング担当者の方を対象に、「企業のSNSマーケティングに関する調査」に関する調査を実施しました。

  • 調査サマリー
  • SNSを活用している目的は、「ブランド認知度の向上」が過半数を占める結果に。

「Q2:SNSを活用している目的について教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「ブランド認知度の向上」が52.4%、次いで「リード獲得のため」が42.9%、「顧客エンゲージメントの強化」が40.0%という回答になりました。

・ブランド認知度の向上 52.4%
・リード獲得のため 42.9%
・顧客エンゲージメントの強化 40.0%
・特定のターゲット市場へのリーチのため 33.3%
・カスタマーサポートの改善(顧客への迅速な対応のため) 25.7%
・コミュニティ構築のため 21.9%
・競合分析のため 6.7%
・その他 0.0%

  • SNSを活用するメリットは、「多様なコンテンツ形式の活用(画像、動画、ストーリー等)」が最多を占める結果に。

「Q6:SNSを活用する上でのメリットについて教えてください(複数回答可)」では、上位から「多様なコンテンツ形式の活用 (画像、動画、ストーリー等)」が44.8%、次いで「コスト効率が良い」が35.2%、「市場動向の把握」が34.3%という回答になりました。

・多様なコンテンツ形式の活用 (画像、動画、ストーリー等) 44.8%
・コスト効率が良い 35.2%
・市場動向の把握 34.3%
・他のブランドやインフルエンサーとのコラボレーション 32.4%
・リアルタイムでのコミュニケーション 31.4%
・ターゲット市場への精密なリーチ 27.6%
・コンテンツの拡散 11.4%
・その他 0.0%

  • SNSマーケティングは、活用した方がいいと「思う」が94.3%を占める結果に。

「Q8:企業のマーケティング活動において、SNSは活用した方がいいと思いますか?」と質問したところ、「とても思う」が41.9%、「やや思う」が52.4%、「あまり思わない」が5.7%、「全く思わない」が0.0%という回答になりました。

・とても思う 41.9%
・やや思う 52.4%
・あまり思わない 5.7%
・全く思わない 0.0%

  • まとめ

今回はSNSを活用している企業のマーケティング担当者の方105名を対象に、「企業のSNSマーケティングに関する調査」を実施しました。 

上記の調査結果から、企業におけるSNSの利用は、主にブランド認知度の向上(52.4%)、リード獲得(42.9%)、顧客エンゲージメントの強化(40.0%)を目的としており、そのメリットとしては多様なコンテンツ形式の活用(44.8%)、コスト効率の良さ(35.2%)、市場動向の把握(34.3%)が挙げられています。

また、9割以上の担当者が企業のマーケティング活動においてSNSの活用を肯定しており(「とても思う」41.9%、「やや思う」52.4%)、これらの結果からは、現代のマーケティング戦略におけるSNSの重要性と、その効果的な利用が企業成長に不可欠であることが示されました。

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