「ITによりビジネスをより簡単に」をミッションに掲げる株式会社コマースロボティクス(東京都港区、代表者 伊藤彰弘)は、クラウドですべての物流業務を依頼できる「サイバーロジ(Cyber Logi)」の物流パートナーとして、2023年10月2日、SBSグループ(東京都新宿、代表者 鎌田 正彦)と業務提携致しました。

この業務提携により、サイバーロジのシステム提供は株式会社コマースロボティクス、物流サービス提供はSBSグループという座組で高品質で安定した物流サービスの提供を行っていきます。両社は、自動出荷というキーワードでサービスを開始、自動化レベル向上に継続的に取り組みEC物流革命にチャレンジしていきます。

また、今回の業務提携で「物流費などの価格」で競合会社よりもコストメリットを顧客にご提供していくことも合意しています。

  • SBS×コマースロボティクス「Cyber Logi(サイバーロジ)」事業協業の狙い

EC業界にもクラウド化、自動化の波が押し寄せています。すでに大手モールを中心にフルフィルメントサービス(物流プラットフォーム)の時代に入っておりますが、マルチチャネルといわれる複数モール出店やD2C、定期通販、冷凍・冷蔵通販などにフィットしたEC全般に対応した独立系の本格的な「物流プラットフォーム」はありませんでした。

今回の2社の協業で、大手モールのフルフィルメントサービスと同等レベルの本格的な完全自動型の物流プラットフォームの提供を目指します。

物流事業は、倉庫インフラと作業員が必要なビジネスモデルです。中小倉庫の空きスペースを倉庫シェアリングで束ねるという考え方もありますが、「物流品質の担保」「安定した送料タリフ確保」「スペース・人員の拡張性」の視点から、大手物流との業務提携がベストと判断しました。

  • 「Cyber Logi(サイバーロジ)」のポジショニングとは?

物流事業を拡大するには、物流センターインフラの作業員の確保がかかせません。サイバーロジは、国内外に700か所以上あるSBSホールディングスの物流拠点を活用できるため、FBAやRSLに匹敵する規模の拡大が可能となります。また、SBSグループが24年春に開設する約33,000平方メートルにも及ぶEC専用物流倉庫とも連携する予定です。大手モール系物流プラットフォームがカバーできない顧客領域に対して、高品質な物流サービスを提供していきます。

  • コマースロボティクス×SBSグループ「サイバーロジ協業」 3つの特徴

①自動出荷でECの非戦略業務からEC事業者を開放

API連携はもちろん、販売可能在庫の自動共有、倉庫への入荷在庫値のカート在庫への自動反映、RPAによる自動受注処理、出荷完了メール自動送信など圧倒的な自動化機能をご提供します。

②大手物流会社の利用で高品質物流サービスをEC事業者に提供

EC物流専用倉庫のみを活用するので、物流品質レベルはご安心いただけます。また、EC事業者の事業成長しても倉庫スペースの拡張性も問題ありません。仮に大規模に事業が拡大した場合でも、3PL契約への移行も可能です。

③倉庫と直接コンタクトで安心運用をEC事業者に提供

ECの商品は、倉庫運営会社が責任を持って保管します。

サイバーロジは、荷主であるEC事業者と倉庫運営会社との直接契約なので、大手企業などのお客様も安心してご利用いただけます。物流業務に関するお問合せは、倉庫会社とダイレクトに連絡を取っていただくことが可能となります。

  • EC事業者の業務の各成長フェーズで最適化いたします

①スタートアップフェーズ

「受注処理」から「物流業務」までのアウトソーシングすることで、非戦略業務に社員の工数をかけずに最小の人数でEC事業の立ち上げが可能となり、EC事業失敗の確率を低減することが可能となります。さらに「コールセンターアウトソーシング」を活用すれば、より戦略的業務に集中が可能となります。

②事業拡大フェーズ

このフェーズでは、PLの改善だけでなく、BSやキャッシュフローの改善が必要となります。

BSやキャッシュフローには、適正在庫管理などのSCM理論の実践が不可欠となります。しかしながら、EC事業者にとって難解なSCM理論の習得にかけられる時間は限られます。そこでサイバーロジは、「EOSサービスオプション」を準備いたしました。このサービスを活用することで、 BSやキャッシュフローの改善だけでなく発注業務の工数を大幅に削減することが可能となります。発注理論を活用して、在庫最適化によりBSやキャッシュフロー改善を可能とします。

  • 小規模の物流案件も技術で対応可能にしました

一般的に3PL企業(倉庫運営会社)は、これまで小規模荷主の物流案件を引き受けることができませんでした。理由は、小規模荷主は物流効率、採算性が悪いからです。サイバーロジは、テクノロジーを活用して、小規模物流案件の物流生産性の向上に成功しました。

この技術により、従来引き受けが不可能であった小規模物流案件の受託が可能となりました。

①仮想荷主グルーピング

小規模荷主を1つの仮想荷主にグルーピングする技術です。小規模荷主は、入出荷作業や帳票印刷の段取り替えの手間などで生産効率が著しく低くなり受託が難しくっておりました。複数を荷主を仮想1荷主にグルーピングすることで、中規模の荷主に変更して作業が可能となります。この技術により、これまで不可能であった小規模荷主の物流業務の受託が可能となります。

②帳票印刷の完全自動化

物流現場の帳票印刷業務は、属人的な事務処理業務で、現場の生産性低下の原因となっていました。帳票印刷を自動化することで、事務処理工数が少なくなり、同時に現場作業員の待ち時間もなくなります。「オートプリント」という技術を開発することで、帳票印刷の完全自動化に成功しました。この技術の確立により、小規模荷主への対応が可能となりました。

③Billingによる物流費請求の自動化

物流費の請求業務は、物流現場を最も悩ませる属人的な作業です。それゆえ、多数の小規模荷主の物流業務を受託できない理由の一つとなっておりました。Billingと電子請求書発行システム「DX請求」の開発で、請求業務の自動化に成功しました。さらに電子請求システムは、電帳法およびインボイス制度に対応いたします。

▼CyberLogi(サイバーロジ)  
【URL】https://www.cyber-logi.com

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