マーケティングDX事業を営むナイル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:高橋飛翔、
以下、ナイル)は、全国の男女2204名を対象に、ChatGPTと検索エンジン使用時の検索行動に
関するアンケート調査を実施しました。
■調査結果の概要
- 検索を目的に「ChatGPT」を利用したことがある人は約2割
- ChatGPTの回答に対し「検索エンジンで調べ直した」人は約8割
- ChatGPTと検索エンジンの検索目的に差
- 回答を得られるまでの検索回数:ChatGPT「2~3回」検索エンジン「1回」が最多
- ChatGPTと検索エンジンそれぞれの入力キーワードを抜粋
■調査概要
| 調査期間:2023年5月1日~2023年5月8日 調査方法:インターネット調査 調査対象:全国の20代~40代男女2204人 年齢:20~29歳35.1%、30~39歳40%、40~49歳25% 職業:公務員4.3%、会社員56.3%、自営業2.9%、自由業2%、専業主婦(主夫)10.5%、パートアルバイト・パート17%、学生6.1% 出典元:ナイルのマーケティング相談室調べ |
- 検索を目的に「ChatGPT」を利用したことがある人は約2割
全国男女2204人のうち、16.6%が何か調べたいときに「ChatGPT」を利用したことがあると回答しました。

- ChatGPTの回答に対し「検索エンジンで調べ直した」人は約8割
検索時にChatGPTを利用したことがある男女433人のうち、ChatGPTで得た回答に対して「検索
エンジン」を利用したことがある人は79.7%、利用したことがない人は20.3%でした。

- ChatGPTと検索エンジンの検索目的に差
ChatGPTと検索エンジン、それぞれの利用目的をヒアリングした結果、どちらも1位は「趣味に関
すること」、次いで「仕事、勉強の情報収集」でした。
一方で3位以降の順位に差があり、ChatGPTと検索エンジンの利用目的に差があることがわか
りました。

ChatGPTの3位は「プログラミング(37.3%)」、ついで「歴史(28%)」「悩み(27.3%)」。検索エン
ジンの3位は「ニュース(41.1%)」、ついで「知らない言葉、人物(40.7%)」「料理のレシピ(39.2
%)」でした。
- 回答を得られるまでの検索回数:ChatGPT「2~3回」検索エンジン「1回」が最多
ChatGPTと検索エンジン、それぞれの検索、質問を入力したあとの行動として、ChatGPTは「2~3回質問を続けた(47.7%)」、検索エンジンは「1回の質問で答えがでた(39.1%)」との回答が最多でした。

- ChatGPTと検索エンジンそれぞれの入力キーワード
続いて、直近でChatGPTを利用し、入力したことを覚えていると回答した189人に、実際に入力し
た言葉を聞きました。
| ・太陽を撮影した画像があるんだけど、太陽の位置を画像の中心にして一定サイズでトリミン グし、保存するwindows用のソフトを作って。 ・業務効率を上げる方法を教えて ・検索歴の高い、データ量の多い論文上位3つを教えてください。 ・Googleスプレットシートを他のスプレットシートとリンクさせるには ・春なのに肌寒い陽気だけどそんな日にぴったりな夜ご飯のメニューを教えて ・当たりやすいロト6の番号を教えて ・(HTMLで書かれたコードを入力)~もっと見栄えのいいホームページを作って ・モテってどうしたら実践できる? ・子供のおむつがなかなかはずれないときは? ・神田明神の男坂について聖地巡礼の観点でオススメポイントを教えてください ・aiは人間を追い抜く可能性はありますか?我々に対してなにか一言! |
※一部抜粋
直近で検索エンジンを利用し、入力したことを覚えていると回答した167人に、実際に入力した検
索キーワードを聞きました。
| ・龍神日本 男子 メンバー ・家計 管理方法 ・ナイキ ダンク パンダ 再販 ・ムーミン 好きな芸能人 ・夏の涼しさ ・興奮時の頭痛について ・スタバアールグレイ ・インターネットバンキング やり方 ・頑張ります ・アスパラ ソテー 柔らかく ・蓄電池の補助金 ・グループとチームの違い ・python gdal インストール エラー ・外がカリッとして、中がしっとりしたカレーパン ・羽津警察署 免許更新 |
※一部抜粋
- まとめ
今回は、話題の生成AI「ChatGPT」と「検索エンジン」の検索行動について調査を実施しました。その結果、検索を目的にChatGPTを利用する人は約2割で、またその回答に対して検索エンジンで調べ直す人は、約8割であることがわかりました。
一方で、ChatGPTと検索エンジンで異なる検索目的を持っていることもわかりました。Googleは、検索に生成AIを導入した新たな仕組みである「Search Generative Experience(SGE)」を発表しました。ChatGPTのように質問から質問へと連続したやりとりから、Webコンテンツや画像、動画を紹介し答えを探索していくような、新しい検索体験ができるようになるかもしれません。ナイルのマーケティング相談室では、今後もユーザーの検索行動を調査していきます。
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