CCCマーケティング株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:田代誠)にて、『生活者の皆さまと共に歩み、共に考えるシンクタンク』として生活者の意識把握に努めるCCCマーケティング総合研究所(所長:新橋実、以下「CCCマーケティング総研」)は、2022年6月23日(木)~6月30日(木)に「年代別意識調査」を実施しましたので、その結果を発表いたします。

CCCマーケティング総研では、生活価値観や購買に関する意識調査を実施し、世代や年代ごとの意識の把握に努めています。このたび実施した「年代別意識調査」の結果より、「収入」と「購買行動・意識」に関して、男女16~84歳までの性年代別に意識の違いをご紹介いたします。
- 調査結果概要
●収入についてはほとんどの年代で不安が期待を上回り、特に30~50代で不安に思う割合が高い
●若年層では趣味や好きなものに対する消費、周りやランキングを参考にした購買が特徴的
●シニア層では周りに左右されず自分の良いと思ったものを購入する傾向
- 収入についてはほとんどの年代で不安が期待を上回る
将来の収入に対する期待と不安を尋ねたところ、「期待」(「楽しみだ・期待している」と「どちらかというと楽しみだ・期待している」の合計)が「不安」(「不安だ」と「どちらかというと不安だ」の合計)を上回ったのは男性16~19歳のみで、他は不安に思う方が多いことが分かりました。性年代別で見ていくと、男女ともに「期待」は16~19歳・20代の若年層で高め、「不安」は30~50代で高めであることがわかります。また、女性は16~19歳・20代の若年層で男性の同年代よりも不安を感じる方の割合が特に高い結果となりました。

- 年代で違いが見られる購買行動と価値観
購買行動と価値観については、男女16~19歳・20代の若年層を見ると「趣味や好きなものに対しては、糸目をつけずにお金を使う」「将来のことは意識せず、いまを楽しむためにお金を使いたい」「購入時はみんなが持っているものやランキングを参考にする」が他の年代と比べて高く、娯楽やコミュニケーションのための購買行動・意識が見られました。
男女70代・80~84歳のシニア層は「購入時はみんなが持っているものやランキングを参考にする」が低く、「他人の意見に左右されず自分が良いと思ったものを購入する」との回答が高くなっています。男女40代・50代のミドル層は「多少価格が高くても品質の良いものを買う」が他の年代より低いという特徴が見られました。

■調査データ概要
年代別意識調査(2022年6月)
調査地域 :全国
調査対象者:男女16~84歳のT会員
有効回答数:11,033サンプル
調査期間 :2022年6月23日(木)~2022年6月30日(木)
実査機関 :CCCマーケティング株式会社
調査方法:インターネット調査(Tリサーチ)
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