
引っ越しにかかる費用は「見積りで把握できる」と考えられがちですが、実際にはその後の暮らしの中で発生する"見えにくい支出"が家計に大きな負担を与えていることが明らかになりました。特に20代から40代の世代では、家具や家電の新規購入や買い替え、通信環境の構築、ライフスタイルの変化による出費が次々と発生し、「引っ越しが終わってからの方がお金が減っていく」と実感するケースが多く見られるとのことです。
Song合同会社は、直近2年以内に引っ越しを経験した20代から40代の男女300名を対象として、「引っ越し後に発生するコスト連鎖」についての調査を実施しました。この調査によって、見積り以外で発生する追加費用や、引っ越し後30日間の支出状況、さらには二重払いなどの"固定費スリップ"の実態が浮き彫りになっています。
この記事の目次
調査概要
| 発信主体 | Song合同会社 |
|---|---|
| 調査対象 | 20〜40代全国男女(直近2年以内に引っ越し経験あり) |
| 有効回答数 | 300人 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査期間 | 2026年3月10日〜3月20日 |
引っ越し費用の表と裏、見積りでは見えない追加支出の実態

引っ越し費用は基本料金のみで完結することは少なく、当日の状況や事前の条件次第で追加費用が発生するケースが数多く確認されたとのことです。
- 追加料金を経験した人の割合は62%
- 平均追加金額は28,400円
- 中央値は18,000円
特に多く発生した追加費用の内訳は以下のようになっています。
- 階段作業・エレベーターなしによる追加料金は41%
- 時間指定料金は36%
- 当日の荷物増加による追加は33%
- 梱包オプション料金は29%
単身者では平均21,000円、カップルでは36,000円という差が見られ、繁忙期である3月から4月は通常期と比較して約1.4倍の追加費用が発生していることが明らかになりました。
利用者のコメント
- R.K.さん、30歳、営業職は「見積り時点では安かったのですが、当日追加で30,000円以上増えてしまいました」とコメントしています
- M.S.さん、35歳、事務職は「エレベーターなしで一気に料金が跳ね上がりました」と述べています
- T.Y.さん、28歳、IT職は「荷物が増えた分の追加が想像以上の金額でした」と語っています
新生活コスト連鎖の本丸、引っ越し後30日で発生する支出

引っ越しを終えてから30日間で発生する支出を時系列で見ると、段階的に増加していく傾向が確認されました。
時系列での支出状況
- 引っ越し当日は家具・家電・照明などで平均84,000円
- 1週間以内は日用品・収納用品などで平均26,000円
- 1か月以内は外食・宅配・交通費増加で平均38,000円
想定外だった費目のランキング
- 外食・宅配の増加は58%
- カーテン・照明の購入は52%
- 通信開通待ちの代替費用は47%
- 収納・家具の追加購入は44%
- 交通費の増加は39%
30日間のコスト合計
- 平均は132,000円
- 中央値は110,000円
- 第1四分位は72,000円
- 第3四分位は168,000円
モデルシミュレーション
- 単身での引っ越しは118,000円/30日
- カップルでの引っ越しは186,000円/30日
利用者のコメント
- K.H.さん、32歳、デザイナーは「ネットが使えずテザリングで8,000円以上使ってしまいました」とコメントしています
- A.N.さん、29歳、販売職は「外食が増えて食費が一気に上がってしまいました」と述べています
- Y.T.さん、38歳、会社員は「カーテンと照明で想定外の出費になりました」と語っています
二重払い・手続き漏れが痛い、固定費のスリップと回避策

引っ越しに伴って発生する固定費の二重払いについては、45%の人が経験しており、平均損失額は19,200円という結果になりました。
- 家賃の二重払いは28%
- 通信契約の重複は34%
- サブスクリプションの重複は31%
- 住所変更の漏れは22%
やってよかった節約行動のランキング
- 相見積もりは61%
- 荷物の削減は54%
- フリマでの売却は48%
- レンタルの活用は39%
- チェックリストでの管理は36%
節約効果について
- 平均節約金額は42,000円
- 削減率は約23%
利用者のコメント
- S.M.さん、40歳、管理職は「旧居のWi-Fi解約を忘れて無駄に支払ってしまいました」とコメントしています
- H.K.さん、33歳、エンジニアは「サブスクが重複していたことに後から気づきました」と述べています
- N.O.さん、27歳、フリーランスは「チェックリストを作っておけば防げたと思います」と語っています
まとめ
今回の調査により、引っ越し費用における本当の負担は「見積り金額」ではなく、その後に続いていく"コスト連鎖"にあることが明確になりました。特に、追加料金・新生活初期の支出・固定費のスリップが重なることによって、30日間で10万円以上の想定外の支出が発生するケースも多いことがわかりました。
今後は「引っ越し費用」だけではなく、「引っ越し後30日間の支出設計」まで含めたトータルでの家計管理が重要になってくるといえます。
出典元:Song合同会社












