
株式会社CALLOSUMは、同社が提供する「Web広告レポート自動化ツール」において、Anthropic社の対話型AI「Claude(クロード)」を活用した自然言語によるデータ分析機能の提供を開始したことを発表しました。
この新機能の導入により、マーケティング担当者はSQLといった専門的な技術知識がなくても、日常的な言葉でAIに質問を投げかけるだけで、33種類を超える広告媒体における複雑なパフォーマンスの分析を即座に実施できるようになるとのことです。
全体サマリ
予算アロケーション
開発の背景とサービスの概要
従来、複数の広告媒体にわたるデータの詳細分析を行うには、データの統合作業やSQLを使用したデータベース操作など、高い技術的スキルと莫大な作業時間を要していました。
今回提供される本サービスでは、Anthropic社が開発したMCP(Model Context Protocol)を採用し、Claudeと同社が構築した広告データ基盤であるBigQueryを直接接続します。これにより、利用者は広告アカウントの「閲覧権限」を同社に付与するだけで、日々蓄積される広告データをClaude上で安全かつ直感的に分析し、質問できる環境を最短1営業日で整えることができるということです。
3つの強力な特長
1. SQL不要で高度なデータ分析を実現
「先週CPAが高かったキャンペーンはどれか」「CVRが改善傾向にあるキーワードを抽出して」といった日本語での質問のみで、ClaudeがBigQuery内の最新データを参照し、適切な回答やインサイトを提供します。
2. 権限付与のみで最短1営業日での導入が可能
複雑な技術的設定や自社でのデータ基盤(BigQuery)の準備は一切必要ありません。広告アカウントの閲覧権限を同社に付与するだけで、データ収集から環境構築まで全てを同社が代行します。
3. セキュアなデータ管理体制(読み取り専用)
データは同社が管理する強固なセキュリティ環境下で保管されます。本サービスはデータの「読み取り・分析」に特化した設計となっており、AIが広告の配信設定や予算を変更することは技術的に不可能な仕組みとなっているため、安全に利用できるとのことです。
活用シーン例
AIとの対話により、以下のような意思決定の迅速化が実現します。
- 日次のパフォーマンスチェック:「今日のGoogle広告の消化額とCPAをまとめて」
- 要因分析:「直近7日間でCPCが急上昇しているキーワードと、その要因の仮説を教えて」
- 予算最適化:「各媒体のCPAとCV数を比較して、来月の最適な予算アロケーション案を出して」
- レポーティング:「今月のキャンペーン別実績を、クライアント報告用に要約して」
ご利用の流れ
簡単な4つのステップで利用を開始できます。
- お申し込み:Web広告レポート自動化ツール(Standardプラン以上)を契約
- 権限付与(約10分):対象となる広告アカウントの閲覧権限を同社へ付与
- 環境構築(最短1営業日):同社によるデータ基盤構築後、オンラインミーティングにてClaudeとの連携設定をサポート
- ご利用開始:claude.aiまたはClaude Desktopから、すぐに分析を開始
対象の広告媒体
33種類以上の広告媒体に標準対応しています。Google広告、Yahoo!広告、Meta広告、X広告、LINE広告、TikTok広告、Microsoft広告などの主要プラットフォームをはじめ、Criteo、SmartNews広告などのDSP・アドネットワーク、各種アプリ広告・アフィリエイトまで、国内トップクラスの網羅性を実現しています。なお、対象外の媒体についてもCSVアップロード機能で追加することが可能とのことです。
料金プランについて
本機能は、「Web広告レポート自動化ツール」Standardプランの利用者に提供されます。
- 対象プラン:Standardプラン
- 月額料金:14,800円(税込)/ 10アカウントまで
- 追加アカウント:5アカウントごとに +7,400円(税込)
- データ基盤費用:BigQueryの利用料金は同社が全額負担
なお、本機能の利用には、別途Anthropic社「claude.ai」のPro/Team/Enterprise/Maxいずれかの有料プラン契約が必要となります。
よくあるご質問
Q. GitHub等で公開されている「Claude Ads」とは異なるサービスですか?
目的と機能が異なります。個人開発の「Claude Ads」はアカウントの設定内容(190項目)をチェックする監査ツールです。一方、同社のサービスは「実際の広告パフォーマンスデータ(表示回数、クリック数、費用、CVなど)」をリアルタイムで分析・可視化するためのBIツールとしての役割を果たします。
Q. 開発不要の一般的なMCPサービスとは何が違うのですか?
「広告運用の実務に完全に最適化されているか」が最大の違いとなります。汎用的なサービスでは各媒体の個別連携や、独自のCV定義、代理店向けの手数料(グロス)計算などを自社で開発・設定する必要があります。同社のサービスは3,000社以上の運用ノウハウをベースに、33媒体のクロスチャネル統合や細かなカスタマイズがすでに完了した状態で提供されるため、導入したその日から実務に直結します。
Q. AIが誤って広告の設定を変更し、費用が急増するリスクはありませんか?
そのリスクは一切ありません。本サービスはデータベースに対する「読み取り専用(Read-only)」の権限のみで動作します。入札単価の変更、キャンペーンのオン/オフ、予算の増減など、広告媒体側への「書き込み(設定変更)」は技術的に行えないセキュアな設計となっています。
Q. 既存のLooker Studioレポートと、今回のAI分析機能でアカウント数はどうカウントされますか?
それぞれ別々にカウントされます。例えば、A社のMeta広告を「Looker Studioでのレポート化」と「ClaudeでのAI分析」の両方で利用する場合、レポート用に1アカウント、AI分析用に1アカウントの合計2アカウントとして計算されます。
Q. Gemini(Google)やChatGPT(OpenAI)でも同じように直接分析できますか?
データベース(BigQuery)との直接対話(MCP連携)機能については、現時点ではClaudeのみの対応となります。なお、既存機能であるLooker Studioで作成したPDFレポートを、Gemini等に読み込ませて要約・分析させる機能は引き続き利用可能です。
会社概要
会社名:株式会社CALLOSUM
所在地:東京都渋谷区
代表者:代表取締役 小林浩之
設立:2018年3月
事業内容:Looker Studioテンプレート販売、Web広告レポート自動化ツール提供
出典元:株式会社CALLOSUM プレスリリース












