Z世代のファッショントレンド意識調査、スタイルアリーナが表参道で街頭インタビューを実施

一般財団法人日本ファッション協会が運営するファッション情報サイト「スタイルアリーナ(style-arena.jp)」が、おしゃれなZ世代を対象に、トレンドの取り入れ方、情報収集の方法、購買行動のスピードについて調査を実施しました。調査は街頭でのインタビュー形式で行われました。

「トレンドはそこまで意識していない」という言葉の裏側

今回の調査では20名にインタビューが実施されましたが、その半数以上が「トレンドはそこまで意識していないです」という言葉を口にしたとのことです。

しかし、その後の会話を詳しく聞いていくと、ある傾向が見えてきたといいます。

彼ら彼女たちは"トレンド"という単語を使わないだけで、実際には以下のような行動をしていることが明らかになりました。

  • 日々どこから情報を受け取っているのか
  • どのように自分なりに解釈しているのか
  • どのタイミングで購入に至っているのか

同じ表参道エリアで声をかけた、おしゃれなZ世代の若者たち。属性は近い状況にあっても、これら3つのポイントはそれぞれで大きく異なっていることが判明しました。

今回は、情報をキャッチする起点が異なる3名のケースが紹介されています。

  1. SNSを"リサーチの場"として活用している人
  2. 海外コレクションを、先のトレンドとして参考にしている人
  3. 街と古着屋を歩いて身体で見つけ出す人

情報の入口が違えばトレンドの解釈も変わり、消費が動くタイミングも変わってきます。

アーリーアダプターである彼ら彼女たちの声の先に見えるのは、これからのトレンドを読み解くヒントだったとのことです。

調査概要

調査時期:2026年2月
調査手法:街頭インタビュー調査
調査地点:表参道エリア
調査対象:おしゃれなZ世代 男女20名
調査項目:
・この冬に買ったアイテムはなんですか
・その情報源と知ったタイミング、買ったタイミングはいつですか
・あなたが買ったアイテムが周りと被り始めたときに、あなたはどうしますか
・この春に狙っているアイテムは?など
調査実施機関:スタイルアリーナ(style-arena.jp)

タイプ① SNSで情報を拾い、買い時を「待つ」タイプ

26歳・エステ業、DJ26歳・エステ業、DJ



情報キャッチ

普段の情報収集はInstagramを中心に行っているとのことです。特定のブランドにこだわることなく、自分の感性のままにセレクトショップからインフルエンサーまで幅広く流し見しながら、気になるものを保存していく方法をとっているといいます。

トレンドの取り入れ方

自分の好みに刺さったものだけを選び取る、部分的な取り入れ方をしています。この冬手に入れたのは、原宿の古着屋で偶然出会い一目惚れした「Pelle Pelle(ペレペレ)のトラックジャケット」です。「あまり見たことがない1着」という希少感が、決め手になったと話しているそうです。

知ってから買うまで

気に入ったアイテムでも、すぐには購入しないとのことです。

「今季、見ていたものがセールになったタイミングとか、買い時を検討しています」という言葉から、情報収集は広く行い、判断は慎重にするタイプであることがわかります。こだわりがあるからこそ、吟味してから手に入れるスタイルを持っているようです。

タイプ② コレクションで「次」を先読みし、会いに行くタイプ

28歳・フリーランスデザイナー28歳・フリーランスデザイナー



情報キャッチ

海外コレクションと展示会が情報の主な入口となっているそうです。

「トレンドの分析やその先の予測といった情報は早めに得ている方だと思うので、それも加味したセレクットをするようにしています」と語っており、情報感度の高さがうかがえます。

トレンドの取り入れ方

コレクションで見たスタイリングを、自分のコーディネートへと翻訳していく方法をとっているとのことです。この春に挑戦したいスタイルも、すでに「海外のコレクションなどで増えてきているスタイリング」として認識済みだといいます。

知ってから買うまで

この冬に買ったSATORU SASAKI(サトルササキ)は、展示会で見て一目惚れし、購入は店頭に並んだ「即日」だったそうです。情報の入口が展示会という分、出会った時点でアイテムへの解像度はすでに高いため、購入の動きが速いのが特徴です。

タイプ③ 街を歩いて、直感で見つけ出すタイプ

22歳・学生22歳・学生



情報キャッチ

SNSのタイムラインより先に、街と音楽が彼女のスタイルを更新していくといいます。

「実際に三軒茶屋とか下北沢の街を歩いていて、お店に入った時に『あ、これ可愛い!』って直感で決めることが多いです」と話しており、リアルな体験を重視していることがわかります。

ファッションへの興味は、好きなミュージシャンのスタイルと地続きになっているそうです。

トレンドの取り入れ方

トレンドはほとんど意識していないとのことです。自分の好きな音楽やカルチャーの文脈が、アイテム選びの軸になっています。今季のアイテムを買う場合も、「古着っぽいヴィンテージライクな感じかどうか」が基準となっているそうです。

知ってから買うまで

この冬買ったアウターとマフラーは、どちらも三軒茶屋の古着屋で発見し手に入れたものです。出会いが購入の起点になるため、知ってから買うまでの時間はほとんどないのが特徴となっています。

おしゃれなZ世代こそが、アーリーアダプター

表に現れたトレンドを追うだけでは、常に後手に回ってしまいます。

必要なのは、"広がる前"の予兆を捉える視点です。20名のローデータには、アーリーアダプターのインサイトが記録されているとのことです。

実際の発言を読み解くことで、"おしゃれなZ世代"という曖昧な言葉の中身が見えてくるといいます。

スタイルアリーナ(日本ファッション協会)について

日本ファッション協会は、1990年4月4日、通商産業大臣の設立許可を受け、企業、団体をはじめ各地商工会議所などの幅広い支援のもと、財団法人として発足しました。

スタイルアリーナ(style-arena.jp)は、「東京のストリートファッション」をテーマに2002年6月よりスタートしたファッション情報サイトです。日本の躍動的なファッション、すなわち生活文化を、アジアをはじめ広く世界に向けて発信していくことを目的とし、一般財団法人日本ファッション協会が企画・運営しています。

出典元:一般財団法人日本ファッション協会 スタイルアリーナ

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