
グローバルデジタルソリューションを展開するLingble Pte.Ltd.(本社:シンガポール/CEO:原田 真帆人)が、競争が激化するアパレル業界に向けて、グローバルEC展開の支援を2026年3月から強化すると発表しました。
同社は、代表の原田氏が創業したプロスペクトフィールド株式会社が運営する日本製デニムの海外販売ECサイト「デニミオ(DENIMIO)」での実績をベースに設立された企業です。デニミオは、Lingbleが現在提供するグローバルECプラットフォーム『Lingble Link』の前身となるソリューション導入後、年平均成長率(CAGR)約31%、売上高約15倍(2014年~2025年の9年間)を実現しています。
この記事の目次
デニミオの成長を支えた独自の運営体制
デニミオの成長要因は、海外販売における課題を自社で解決できるプラットフォームの構築と、人的サポートを組み合わせた独自の運営体制にあります。Lingbleは、デニミオの運営を通じてあらゆる障壁を自ら乗り越えてきた実体験を活かし、アパレル企業のブランド価値を保護しながら世界市場での成功を支援するパートナーとして、より強力なサポートを提供していく方針です。
デニミオ誕生の背景と成長の軌跡
プロスペクトフィールドは、「日本のデニムを、どこでも、誰にでも、お手ごろな価格で。」という理念のもと、2009年にLingble代表の原田氏によって設立されました。同社は日本製デニムを海外に販売するグローバルECサイト「デニミオ」の運営を行っています。設立当初は日本製デニムの店舗展開からスタートし、その後、展開国ごとに複数のECプラットフォームを活用した海外販売に挑戦しました。
しかしながら、ローカル決済手段の不足、不正決済の問題、海外からのアクセス遅延、商標や個人情報保護法への対応など、越境EC特有の課題が継続的に発生し、既存サービスでは十分な運用ができない状況が続いていました。そこで2014年、自社でグローバルECプラットフォーム『Lingble link』の前身となるソリューションを構築し、本格的なEC運営をスタートさせました。
シングルドメインで展開するD2CのグローバルEC基盤として、多言語表示(13言語)、多言語ライブチャット、主要地域への短期配送、追加費用が発生しないオペレーション設計などを整備し、越境ECの不安要素を最小化する取り組みを継続してきました。その成果として、デニムの出荷国は170カ国を超え、認知度の低かった「ジャパンデニム」の価値を世界に浸透させることに成功しています。
システムと人的サポートの一体化がもたらした成功
デニミオの成長を支えた最大の要因は、システムと人的サポートを一体的に設計し、海外販売のあらゆる課題に継続的に対応できる体制を構築した点にあります。一般的にシステム開発とEC運営支援は分断されがちですが、デニミオのグローバルECでは両領域をシームレスに実行し、海外展開の成功を実現してきました。
こうした実績とノウハウを他社にも展開すべく、2019年に「Lingble」が誕生しました。現在、Lingbleは世界34カ国にスタッフを配置し、マーケティング、法律、ロジスティクスなど海外展開に不可欠な領域を包括的にサポートできる体制を整えています。前身のソリューションの最適化を継続的に図りながら『Lingble link』として進化を続けています。
アパレル業界におけるグローバルECの現状と課題
近年、ECを活用したアパレル業界における海外展開は、市場の拡大に伴い競争が激化しています。特に、運営や販売を代理店に一任するケースが多く、ブランドコントロールが困難な現状があります。その結果、販売価格や訴求内容が統一されず、ブランドイメージの毀損や顧客離れにつながる事例も少なくありません。
商品自体は優れているにもかかわらず、海外の代理店がブランドの理念やメッセージを十分に理解していないため、現地での情報発信が迷走するケースも見受けられます。また、海外展開のリスクを懸念して躊躇する企業も多数存在します。
一方で、自社で越境ECを立ち上げて海外展開を試みた企業の中にも、従来型(多言語サイト構築+自社対応中心)の手法では、運営に必要なコストやリソースに対して十分な成果が出ず、運用や顧客対応に苦戦している企業が増加しています。このように、アパレル業界では「ブランドを守りながら海外で成功する」ための仕組み構築が大きな課題となっています。
グローバルECプラットフォーム『Lingble link』がアパレル業界で選ばれる理由
Lingbleが提供するグローバルECプラットフォーム『Lingble link』は、現在アパレル業界を中心に国内外の多様なブランドに導入されています。Lingbleは、顧客ブランドの理念や世界観を理解した上で、戦略立案から実行までを伴走するグローバルD2Cパートナーです。
海外販売プラットフォームの提供にとどまらず、カスタマーサポート・マーケティング・法務・規制対応・ロジスティクスなどを包括的に支援します。アパレル特有の購入前のサイズ問い合わせや返品対応なども専門チームが担当し、企業が自社リソースを拡張することなくグローバル展開を実現できます。
これらテクノロジーと人的サポートの一体化は他社にない強みであり、Lingbleが多くのアパレル企業に選ばれる理由となっています。2019年の会社設立以降、売上数十億円から数百億円規模のアパレル業界(自社ブランドを持つ企業、セレクトショップ等)のブランド45社にサービスを提供しています。
今後の展開について
Lingbleは、日本のアパレルブランドが持つ独自性やストーリーを世界へ届ける「架け橋」でありたいと考えています。品質やデザイン、思想において世界屈指の強みを持つ日本のアパレル業界ですが、その魅力が海外に十分に伝わっていないのが現状です。
同社は、単にシステムを提供する立場にとどまらず、同じ目線で課題に向き合い、ともに試行錯誤するパートナーとして、ブランド認知の拡大と持続的な成長を支援していく方針です。日本のアパレル業界の未来が、より広い世界へとつながる一助となるべく、引き続き取り組んでいきます。
プロスペクトフィールド株式会社について
会社名:プロスペクトフィールド株式会社
設立:2009年
所在地:神奈川県横浜市保土ケ谷区宮田町2-181-7
事業内容:デニミオのサイトおよび店舗運営
Lingbleについて
同社は、グローバルECの戦略策定、D2Cに特化したストアの構築、各国最適な決済手段、グローバルマーケティング、多言語でのカスタマーサポート、国際配送手段と税関手続きなど、グローバルECの構築から運用、売上拡大に必要なトータルソリューションを提供するプラットフォーム「Lingble」を運営しています。
すでに、文具・家具メーカーのコクヨ株式会社や日本発のプレミアムスポーツブランドを展開する株式会社デサント、子ども服を展開する株式会社ナルミヤ・インターナショナルなど、国内外の売上数億から数兆円規模の複数の企業にソリューションを提供し、導入後の売上高平均5倍増を達成しています。
会社名:Lingble Pte.Ltd.
設立:2019年5月
所在地:78 Shenton Way, #20-03, Singapore 079120
代表:CEO 原田真帆人
事業内容:グローバルECに関連したテクノロジー、流通およびマーケティングやブランディング等のトータルソリューションを提供するプラットフォーム「Lingble」の運営
出典元:Lingble Pte.Ltd.












