
Speria株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:仲田 真)は、美容・サロン業界向けの顧客対応支援ツール「Speria AIカルテ」において、公式LINEと連携したステップ配信機能の提供を開始したと発表しました。
今回追加された機能を活用することで、施術や接客後のフォローアップにおける「時間的余裕がない」「体系化が困難」といった現場が抱える課題に対し、来店後の日数経過に合わせたフォローアップメッセージの自動生成と自動配信が可能になります。実施されたPoC(実証実験、4店舗)では、初回来店後にリピートが途絶えやすい顧客へのフォロー施策を体系化した結果、初回来店客の再来店率が約35%から5割強(50%超)へと向上しました。さらに、全体のリピート率についても平均17%の改善を達成し、店舗運営における継続率向上に貢献する効果が確認されています。
この記事の目次
開発背景:フォローアップ業務の属人化が再来店を阻害
美容・サロン業界においては、初回来店後の顧客が「2回目」「3回目」へと継続するかどうかが、売上およびLTV(顧客生涯価値)に大きな影響を及ぼします。しかし、現場では以下のような課題が頻繁に発生しています。
- 施術や接客業務に追われ、フォロー施策の設計や配信作業が後回しになってしまう
- 個別の連絡対応は可能でも、継続的な運用が困難で属人化が進みやすい
- LINE配信を実施していても、一斉配信が中心となり"最適なタイミング"での配信を逃しやすい
同社がPoCの際に実施した店舗ヒアリングでは、初回来店客の再来店率が約35%程度に留まっているケースも確認され、改善の余地が大きいことが明らかになりました。そこで、来店後のフォローアップを「担当者個人の努力」ではなく「組織的な仕組み」として機能させるため、公式LINE連携によるステップ配信機能が開発されました。
新機能の詳細:公式LINEで最適タイミングのステップ配信を実現
今回提供が開始されたステップ配信機能は、公式LINEと連携し、初回来店や施術後などを起点として、経過日数に応じて自動的にメッセージを作成・配信する仕組みとなっています。
主な特長について
- 公式LINE連携による配信までの一貫した対応
顧客とのコミュニケーションチャネルを公式LINEに統一することで、運用にかかる負荷を軽減します。 - 来店後の経過状況に応じたステップ配信の実施
例として、来店当日のお礼メッセージ、数週間後のケア提案、3カ月来店がない顧客への再来店促進メッセージなどが挙げられます。 - メッセージ文面の自動作成機能
施術内容や接客内容、顧客情報(店舗の運用ルールに合わせた入力項目)に基づいて、現場で使いやすい文章を自動で生成することができます。 - フォローアップが苦手でも「仕組み」で漏れなく継続可能
個人の努力に依存することなく、店舗として再現性の高い再来店施策を構築することができます。
PoC結果:初回来店客の再来店率が「約35%から50%超」へ向上
本機能の提供開始に先立ち、同社は複数の店舗でPoCを実施しました。初回来店後、一定期間来店のない顧客に対して、経過状況に応じたフォローアップメッセージを公式LINEでステップ配信した結果、初回来店客の再来店率が約35%から5割強(50%超)へと改善されました。
また、店舗全体のリピート率についても平均17%の改善が確認され、再来店促進の取り組みとして有効性が実証されました。なお、テストクライアントにおいては、再来店増加により売上面でも改善が確認され、増分として月あたり約11万円の上振れが確認されたケースも存在します。
※初回来店客の再来店率は「フォローメッセージ送信から30日以内の再来店」を定義として算出されています。PoCは4店舗で実施され、データは平均値となっています。
代表取締役 仲田 真氏のコメント
「サロンの現場では"実施すべきフォロー"が明確に分かっていても、時間的余裕が足りないという状況があります。再来店率を35%から50%超へ改善できたことは、努力ではなく仕組みによって実現できることを示しています。今後も現場の声を起点として、継続率の改善を支援してまいります。」と、同氏はコメントしています。
PoC参加店舗(匿名)からのコメント
「配信が"継続する仕組み"として確立されたことで、繁忙期であってもフォローアップが途切れることがなくなりました。Speriaの担当者の方にしっかりと伴走していただき、仕組みを構築することができて本当に良かったと感じています。」という声が寄せられています。
特に効果が期待される店舗:高額かつ定期メンテナンス型のサービス
同社では、以下のような「定期的なメンテナンスが求められるサービス・商材」を扱う業態において、特に高い効果が見込まれるとしています。
例:美容皮膚科・エステ、脱毛、整体・接骨など
※業態に応じたシナリオ設計の支援も提供可能とのことです。
今後の展望:VoCを起点とした一貫経営の最適化を推進
Speria株式会社はこれまで、様々な業界向けに「お客様の声(VoC:Voice of Consumer)」を活用したVoC経営を推進してきました。実際の顧客の生の声を、接客、教育、マーケティング、ブランディングなど幅広い観点で活用し、お客様の声をベースにした一貫した経営を促進しています。今後も、お客様の声を起点として、接客から教育、マーケティング、ブランディングまでを一気通貫で最適化していく方針です。
ステップ配信機能の提供開始日
2026年2月(提供開始済み)
料金および導入について
「Speria AIカルテ」を導入している店舗は、本機能を無料で利用することが可能です。
PoC(試験導入)や、各店舗に合わせたステップ配信シナリオの設計支援も提供されています。
会社概要
会社名:Speria株式会社
代表者:代表取締役 仲田 真
事業内容:接客データを活用したVoC経営AI(AIカルテ、AIメッセージ配信、AI教育、AIマーケティング等)の開発・提供
所在地:東京都港区
出典元:PR TIMES













