
株式会社LUCRISが、フリマアプリなどの二次流通事業者向けに、成約価格データを自動収集・分析する相場捕捉ツール「SOUBA」を開発したことを発表しました。本ツールは、フリマサイトの成約履歴を継続的に収集し、適正価格の算出や相場推移の可視化を実現することで、データに基づいた仕入れ・販売戦略をサポートするものです。先行導入企業では、1商品あたりのリサーチ時間を平均30分から5分へと約83%削減し、利益率の改善に成功しているとのことです。
この記事の目次
二次流通市場における「見えない損失」という課題
フリマアプリを活用した二次流通市場は年々拡大を続けていますが、多くの事業者が抱える共通の課題があるとされています。それは、仕入れや価格設定を個人の「勘」や「経験」に依存しているという現状です。
売り手が設定する「出品価格」と、実際に取引が成立した「成約価格」の間には大きな開きがあることが少なくありません。しかし、この価格差を正確に把握できていないことが、「高値掴みによる在庫リスク」や「安売りによる機会損失」といった見えない損失を生み出しているとのことです。
さらに深刻な問題として、フリマサイト上の成約データは一定期間が経過すると削除されてしまうため、過去の相場推移を正確に追跡することができないとされています。この状況は、トレンドの読み誤りリスクを常に抱えることを意味しているとしています。
株式会社LUCRISは、こうした二次流通事業者が直面する課題を解決し、事業者がデータドリブンで意思決定できる環境を創出することを目指して、相場捕捉ツール「SOUBA」を開発したとのことです。
相場捕捉ツール「SOUBA」のサービス概要
「SOUBA」は、フリマサイトにおける膨大な取引履歴の中から「成約価格(SOLDデータ)」のみを継続的に自動収集し、独自のデータベースを構築するサービスです。
これにより、過去に削除されてしまったデータを含む相場の長期的な推移や、需給のトレンドを正確に可視化することが可能となります。事業者は感覚に頼ることなく、客観的なデータに基づいた戦略的な判断を行うことができるようになるとしています。
「SOUBA」の主要機能について
「SOUBA」には、二次流通事業者の業務効率化と利益最大化を支援する5つの主要機能が搭載されています。
SOLDデータの自動収集機能
特定のキーワードに該当する商品の成約データを24時間体制で自動収集します。この機能により、手動でのリサーチ作業が完全に不要となり、調査の手間をゼロにすることができるとのことです。
平均価格と適正レンジの算出機能
収集したデータから成約価格の平均値や中央値を自動的に計算します。これにより、感覚に頼ることなく、データに基づいた仕入れ上限額と販売価格を即座に判断することが可能になるとしています。
価格推移と取引数推移のグラフ表示
「いくらで売れたか」という情報だけでなく、「どのくらいのペースで売れているか」という取引頻度もグラフで可視化します。需要のピークや価格下落トレンドを一目で把握できるため、最適な仕入れタイミングを見極めることができるとのことです。
データアーカイブ機能
過去の成約データを永続的に保存する機能です。数ヶ月前、場合によっては数年前の相場とも比較することができるため、季節性の分析や長期的なトレンドの把握が可能になるとされています。
相場アラート機能
注目している商品の相場が設定した価格から変動した際に、自動で通知を受け取ることができます。価格暴落のリスク回避や、高騰時のビジネスチャンスを逃すことがなくなるとのことです。
導入による具体的な効果
「SOUBA」を先行導入した企業からは、既に顕著な成果が報告されています。1商品あたりのリサーチ時間が平均30分から5分へと約83%も削減され、業務効率が大幅に向上したとのことです。
これまで感覚や経験に頼っていた仕入れ判断や価格設定を、データに基づいて実施できるようになったことで、値付けミスによる損失を大幅に削減することに成功しているとされています。その結果、利益率の改善という具体的な成果にも繋がっているとのことです。
株式会社LUCRISの企業情報
株式会社LUCRISは、「人と技術が、力を発揮できる環境を。」をミッションに掲げ、AI、自動化、Web、システムといった領域で中小企業の課題解決を支援する総合パートナー企業です。同社は、技術が存分に力を発揮できる社会の実現を目指して、様々なソリューションの開発・提供を行っています。
出典元:株式会社LUCRIS プレスリリース












